「胡蝶の誘惑」Unit Vanilla
<あらすじ>
アーサーズ・ガーディアンシリーズ 第3弾
「あなたはこの幸運を受け入れた方がいい。ほんの数時間で苦しみから開放される」製薬会社ヨーゼアに勤める叶野史生は、妄想癖のある熱心な研究員だ。ある秋の夜、いきなり見知らぬ外国人が家を訪ねてきた。
褐色の肌に端整な容貌の彼、グレッグ・メイヤーは、初対面にもかかわらず、叶野の持病を自分に治療させるよう主張してきた。
いったいどうして?わけがわからず怯える叶野をグレッグはなんとか説得しようとするのだが、叶野が偶然つくりだしたある薬のせいで自事態は思いがけない展開になり・・・!?傷つきやすい大人たちが手に入れた真実の愛とは!?
<コメント>
木原音瀬先生、和泉桂先生、ひちわゆか先生、岩本薫先生の四人でのユニット、Unit Vanilla第二段アーサーズガーディアンです。
やっとよみおわりました。
ふざけているとか、とんでも本だと噂を聞いていたのですが、前回のSASRAとはちがってなんだかのびのびと作家さんも楽しんでいられる感じが伝わってきて、楽しかったです。
SASRAのときは、わざと作風を隠したり、他の作家さんの作風を真似たりと誰がどの部分を担当したのかわざとわかりにくくしてあったのですが・・
今回は、あとがきをみたら、それぞれの作風を隠すことなくのびのびと書いたとありました。
みなさま、どの作品をどの作家さんが担当されたのかわかりましたか?
はるは・・「硝子の騎士」=ひちわ先生、「密林の覇者」=和泉先生、「胡蝶の誘惑」=木原先生、「追憶の獅子」=岩本先生と推察したのですが。。いかがかな?
なかでも、木原先生がかいたと確信したこの「胡蝶の誘惑」は、はじけてました!
痔に悩む妄想癖のある主人公と、痔の手術を依頼されたアーサーズガーディアンというカップリングには、びっくりさせられました。
さまざまなジャンルの広がるBL業界広しといえ、痔疾になやむ主人公とは。。
蝶がまい、褐色の肌のグレッグが、おしげもなく肌をさらしている美しい表紙ですが、実は、主人公の叶野がどう座ったら痛くないか悩んでいる図なのでしょうか。。。。(≧m≦)
しかも新薬を狙う製薬会社からの逃避行のすえ、新薬の副作用で妄想と現実が区別できない終盤のHシーンには、大爆笑です。
「硝子の騎士」でも、電波系の主人公が出てきましたがその比ではなかったですね・・
どの巻もそれぞれおもしろかったのですが、「胡蝶の誘惑」はずば抜けてました。
ありふれた設定にちょっと飽きたかなと思っている読者のかたには、お勧めの一冊です。
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