「キスの温度」久我有加
<あらすじ>
忘年会の夜、アルコールの酔いに流されるように麻生直孝(あそうなおたか)と寝てしまった岡田智里(おかださとり)。それ以来、毎日のように部屋に来てはキスだけをくり返す麻生に、智里は戸惑いつつも抗えずにいた。ところがある日、麻生に女がいるという噂を耳にする。麻生は何で俺にキスするんやろ、何で俺は拒めへんのやろ―?改めて自分に問いかける智里の出した答えは?大量書き下ろし「もっと強く抱きしめて」も収録。
<コメント>
久我ファンの冬子さんからお借りしました。
気になっていたのですが、はるにしては珍しく蔵王先生のこゆいイラストが苦手で読んだことがなかったのですが、、
冬子さんがお好きだというだけあって、はるもすんごいツボでした。
冬子さん、感謝いたしますです。ありが㌧♪(・ω・)ノ
大きな殺人事件も、どろどろとした人間模様もないです。大学生が、毎日大学に通っているありきたりな風景ですが・・・
主人公智里(さとり)は、酔った勢いで麻生と寝てしまいます。実は麻生はずっと智里のことがすきだったと後ででてきますが、智里には、そんな気配を感じたこともなく、突然どうして自分なんかとキスをするのだと、戸惑いばかりが大きくなります。
毎日のようにキスをする麻生に、どうして麻生とキスすると気持ちいいんだろう、どうして拒まないんだろうと・・・
麻生を好きだという気持ちを認められなくて、でもキス以上のことをして欲しいというなんともじれったいけどそこが、初々しい恋愛模様で、とてもいい作品でした。
お相手の麻生も、智里が自分を選ぶ決心が付くまでキスだけで待てができるという、こちらも初恋のドキドキで・・
関西弁ののり突っ込みが時々入りますが、ベースはシリアスです。
漫才っぽいセリフに見えますが、けっしてふざけた態度ではないですから、もし久我作品の関西弁が気になるかたも是非読んでみてください。関西弁でささやかれる甘いセリフが、くせになってきますから!
初めての恋のドキドキ感に、読者も頬が熱くなります。
自分の気持ちを固め、歩き出した二人がいいですねえ。。
そして、「光の地図-キスの温度2-」ですが・・こちらは、キスの温度にでてきた同級生カプ仲本洋介と藤崎大地のお話。
私、どちらかというと、、2の方が好きです。( ^ω^ )
麻生岡田カプが出来上がって、自分たちの関係にあせりが出て仲本がぐるぐるするところ好きです。
仲本が藤崎の家族に自分たちのことを許してほしいと土下座するところ、キューンでした。胸が痛くて、切なくて。
土下座する洋介を見て、『そんなことさせんといて、洋介を傷つけんといて』と藤崎が仲本を守ろうとすがりつくシーン。
涙でそうになりました。セリフの迫力にめちゃ、感激しました。
地の言葉のもつ迫力というか、言葉のもつ力を感じさせます。
しかし、北海道の柴おじさん。。何故にあんたまで大阪弁・・北海道でくらしてんでしょうという突っ込みを、冬子さんしませんでしたか?ψ(`∇´)ψ
いい作品をご紹介くださって、ありがとうございました・・ヽ(´ー`)ノ
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