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た 橘 紅緒

「唇で壊される。」橘紅緒

51pb6vlktcl__ss500_ 「唇で壊される。」橘紅緒

<あらすじ>

かつて年上の男との恋愛に傷ついた神流柚槻(カンナユヅキ)は、以来本気で誰かを好きになることができなくなっていた。キスまではいい。でもそれ以上は許さない。そんな柚槻の周囲には何人もの遊び相手がいた。けれど、丘智周(オカトモチカ、通称チカ)と出会ったときから、なにかが変わり始めた。誰にでも優しく接し、相手をその気にさせる智周に恋人が途切れることはない。そんな男に本気になってはいけない。そうわかっていても、惹かれる心は止められなかった。つきあい始めたふたりだが、好きになるほど不安と寂しさは深まっていき…!?

<コメント>

友人にこれよかったよと感想を聞かされながら、同梱のおかげで手に入ったのがこんなに遅くなりました・・。・゚・(ノд`)・゚・。

ずっと発売延期になっていた作品です。当初10月下旬発売で、仮のタイトルは「CIRCUS」でした。読んだ方はわかりますね。。チカのバイト先で、柚槻(ゆずき)の昔の恋人が出入りしている思い出の店です。

でも、サーカスにしなくて正解かも・・

「唇で壊される。」の不安感ただようタイトルは、揺れる柚槻の気持ちがよく表れているのではないでしょうか。

チカの持っていた煙草の火でやけどした肩に、口づけされチカにぐずぐずになったそれは、まさに唇で壊された柚槻でしょう。

今回、前半の心理状況と後半の心理状況がかわっていく、そこがすごく丁寧かつセンシティブに描かれていて非常に、おもしろかったです。。

前半、昔の男との恋愛を引きずる柚槻の心の揺れ、そして後半は、誰にでもやさしいチカの本気が見えず追いつめられる柚槻の戸惑いです。

駆け引きの上手な遊び人を装う柚槻ですが、実は過去の男との辛い恋から、恋愛恐怖症気味の柚槻。

本気を出したいけど、本気になると飽きて捨てられるんじゃないかと、チカに本気だからこそおびえます。

くーいいですね。神経質な主人公・・自分の気持ちをもてあましながらも、徐々にチカしかいないと決心していくところが、いいです。

チカがどうして誰にでも優しいのかは、ネタばれになるので、明かしませんが・・彼の自覚していない寂しさが、痛々しいです。

チカ視点で柚槻との出会いを読んでみたくなりますよ。

橘さん、どれも当たりですねえ。。奈良さんのイラストが醸し出す淫靡な雰囲気が、またこの作品によく会っているんですよ。

遅筆だとご自分でおっしゃっていましたが。。

遅いのはいっこうにかまいませんから、是非グレードの高い作品を書き続けてくださいませ。(^人^)、オ・ネ・ガ・イ。

「妓楼の戀水」橘紅緒

51xlpuauj0l__ss500_ 「妓楼の戀水」橘紅緒

<あらすじ>

男でありながら遊女顔負けの美しい容姿を持つ節。郭で生まれ育った節にとって、人の情などその日によって変わるもので、戀など現の世迷いごとのようなものであった。そんなある日、東和財閥の御曹司、東和柾臣が浮雲花魁の客として遊廓を訪れた。遊廓をしらず、礼儀正しく振舞う柾臣の優しさに触れ、節は生まれて初めて知る感情に戸惑い、傷つきながらも、どうしようもなく戀に囚われて・・・

<コメント>

ちょい前の橘さんの作品です。

「妓楼の戀水」は「ぎろうのこいみず」と読みます。「妓楼」は「遊郭」ですね。「戀水」は遊女が好きな人を思って流す涙なんですね。。勉強になるなあ・・ happy01

しかも中身もすごくお勉強になる作品です。

見事なくるわ言葉と、花魁言葉、遊女のお仕事や、遊郭の中でお仕事をしている人々の働きっぷりが、細かい描写でしかも丁寧に書き込まれて、なんともいえない儚い遊郭の美しさを描き出しています。

美しいです。緻密で丁寧な描写は、数ある遊郭物の中で一番の出来かも・・

でも・・

お勉強して終わりのBL、切ない純愛だけで満足できません。。。

エロも、ダークも欲しいぞよ。(誰?笑)

身請けをしてくれる東和財閥の御曹司が清廉潔白で、気性のまっすぐなお方なだけに、遊郭に暮らす節こそもっと「汚れ」でもよかったのではないかと、もったいない気がしました。

日ごろ男を手玉にとって、身銭を稼いでいるというのに、その実まだ男に身を売ったことがない設定・・

そんな話、信じませんよ!!

遊郭一の花魁の息子ですよ。男だとわかって寄ってくる男が多いなら、売らないはずないだろう楼主。

あんたそこで売らなくて、誰を売る!!それで女郎屋がつとまるか!!(売る気まんまん!・・笑)

穢れた身だと知ってもなお、東和の御曹司が節への恋心を持ち続けたお話だったらもうもろツボだったんだけどなあ。。

東和の御曹司が、節を選ぶかどうか、ゆれてくれたらもっと良し!←鬼畜~

二人の間をかき回し続け、恋路の邪魔をし続けた葛城の存在が、いい味出してますよ。

葛城の存在は、純愛だけでは満足できなかったはるには、一服の清涼剤だった。

葛城、あんた実は節にほれてたね・・・笑

「つまさきにくちづけを」橘紅緒

51wvif0djrl__ss500_ 「つまさきにくちづけを」橘紅緒

<あらすじ>

かつてスターダンサーだった秋穂律は、いまや新進振付家として活躍している。ある日、彼が代表を務めるプリュームカンパニーの入団試験にひとりの青年が現れた。律を睨みつける不遜な態度、そして卓越した才能。彼、エースの踊りは律の理想そのものだった。ダンサーには二度と恋をしない。かつての経験からそう決めていた律だったが、エースには惹かれずにはいられない。自分はエースに嫌われている、そうわかっていても。ある夜をきっかけにふたりの関係は変化したはずだったのだが!?

<コメント>

橘紅緒さんの最新作です。待ってました!紅緒さま!

足を痛めて踊れない元ダンサーの振り付け師のところに、卓越した才能のダンサーがやってきた・・

振り付け師“リツ”視点で、ドラマは始まります。

トレンディドラマのような展開、プリマドンナと一緒に暮らしているらしいエースにひかれるリツだが、彼からは一番最初にあったオーディションのその日から無視され続けている。

酔った勢いで、珍しく自分に笑いかけるエースと一夜を過ごし・・しかしその後は何もなかったように接するエースに傷つくリツ

独占欲の強いリツは、エースにのめり込んだら泥沼にはまるとわかっているので、エースの誤解を良いことに、奔放な自分を演じながらエースとの距離を置こうとしますが。

振り付け師のリツにみんなが憧れているのに、その当人のリツは、いい年しながら自分の感情をもてあましています。でも、いい年だから、世間体や、みんなの目を意識して、心のもやもやを表に出すことができず、とうとう頭を冷やすといういい訳をしながら、昔の男のところに逃げ帰ってしまいます。

昔の男vsエース

修羅場の場面なのに、下世話な近所のおばさんのように、わくわくしてしまいました。ヘ(゚∀゚ヘ)

さあ、エースとリツはどうなる。

アデレイドを捨てるのか、エース!!

続きは、読んでくださいね。

BLに出てくる女性キャラってイジワルキャラや、わがままなキャラがおおいですが。。

プリマドンナ(?)のアデレイダがいいですねえ。苦しむリツをいたわってくれます。

べたべたしないし、暖かく見守ってくれます。

自分の憧れの人と好きな人がカップルになっちまうのに、本当に寛容だよ、あんた(←まるちゃん風に・・)

背景となっているコンテンポラリーダンスってよくわからないのですが、すごく楽しそうです。

枠に囚われず、躍動的で、美しいんでしょうね。きっと・・

読後は、リツの演出するエースやアデレイドの出演する舞台がとっても、とっても見てみたくなりますよ。ヽ(´Д`;)ノ ランタ タン♪

「私立櫻丘学園高等寮」橘紅緒

Photo_3 「私立櫻丘学園高等寮」橘紅緒

<あらすじ>

「俺と、つきあってくれないかって頼んでるんだ」私立桜丘学園高等寮で暮らす烏丸旭には、その気になった男を弄ぶという悪い噂があった。そんな旭の前に、端正な容姿と雰囲気から王子と呼ばれ、憧憬される寮生・伊達洸貴が現れる。それまで誰とも均等な距離を保っていたはずの伊達だったが、旭には好意を隠すことなく接してくる。初めは伊達を避けていた旭も、少しずつ頑なだった心を溶かされ、やがてつきあうことになるのだが…!?恋するせつなさ、苦しさ、喜びを綴った物語をあなたに―。

<コメント>

買っていたけど未読だったんです・・早く読めばよかった。いいお話でしたよう・・。

ただし、これは三巻を順番に読まないといけませんよ。アマゾンの書評で三巻目を先に読んでよくわからんと文句言っていた人がありますが。。出版順に読もうね・・作者もそんなに器用じゃないから・・^^;

まず一巻目 「私立櫻丘学園高等寮」ですが・・なぜか妙に男心をくすぐる魔性の少年烏丸旭が主人公です。でも本人に自覚がないから、変な噂はたつは、高等部の王子様の愛称をもつ伊達を、ターゲットにして堕とした陰口を言われるし・・

でも王子様伊達は、外野の声を無視して、烏丸に誠実で優しく接してくれます。スマートです、王子!

妙な噂のためずっと高等部でも孤立していた烏丸は、最初は警戒していたけどだんだん心を開いていくようになり・・笑顔が返ってきます。

でもつきあいだして後に、孤立した烏丸を心配した三年生の寮長に頼まれて伊達が烏丸とつきあい始めたと知った旭は、再び心を閉ざして笑わなくなってしまいます。

せつなくて、すれ違ってて、じれじれしました。

そして二巻目は一巻目で旭と同室で友人の三尾と寮長姫城との話「恋」。これは時間的には一巻目より過去の話になります。一巻目でも三尾と姫城は中学部からつきあってたとラストでわかった、そのなれそめです。

でも、この姫城の落ち着いていること。中学生だよ!えーちょっといい男すぎないかい?

三尾のことを好きなんだけど、大人ぶってあわてたそぶりをしない。本当に中学生か?姫城。その素振り、考え方は大学生か、院生だよ・・その分、三尾が子どもっぽくてこっちは逆に中学生におもえない。。ショタ好きにはたまらないかも・・(笑)

そして、三巻目が毒舌家で、悪魔の異名を持つ松嶋のお話「朱い熱」

これは・・なかなか読ませました。松嶋がどうしてこんなに堅いからに閉じこもっているのか、孤独に身をおいているのかわかって、一巻目に烏丸に必要以上に辛く当たる理由がわかります。

執念深いんです・・(笑)

いびられる烏丸本人にもまったく覚えがないでしょう・・かわいそうに。烏丸。

さすが、高等寮の悪魔・・

どれも良い味をだしています。三作とも同じ場所で登場人物もかぶってるのに、切り口が全然違っていて、とても面白かったですねえ。

わかってしているとしたら・・橘さん、なかなかすごい人だとおもいます。

ラブシックのときには、あんまり思わなかったのですが。ごめんなさい、見直しました・・^^;

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