「うそつき」烏城あきら
<あらすじ>
夜逃げした両親に置き去りにされ、叔母に育てられた誠。高校を中退し、高速道路のサービスエリアで天津甘栗の販売員として勤める彼に声をかけてきたのは、若干二十三歳で運送業を営む輝夫だった。休憩時間のトラックキャビンでの短い逢瀬。輝夫はためらいなく誠を求め、誠は戸惑いながらそれに応えようとするが、ある出来事がきっかけで輝夫の態度がよそよそしくなって…。サービスエリアの常連でバイク便を営む修平とその恋人・克美の物語「ひみつ」と、2カップルの書き下ろし後日談「わがまま」を収録した三本立て!
<コメント>
こちらも、冬子さんおすすめで、冬子さんに借りてしまいました。いえいえ、気になっていたので買うつもりだったんですよ\(;゚∇゚)/
烏城先生、毎回とってもオリジナルな設定で、「許可証をください」でも等身大の働く青年でしたが、今回は、等身大の働く高校中退少年でした。
主人公誠は、高速道路のサービスエリアで天津甘栗をうっています。珍しい職業はおおいBL業界ですが、いまだかつてないのでは。初めてなのに、親しみのある職業、そういえばちょっと大きめのサービスエリアには必ずいるいる、天津甘栗売りのお兄さん。
あー、あれはまこっちゃんだったんだぁ。。(≧∇≦)
なんだかすごくこの時点で親近感を感じました。
両親の悪口をいわれ、あてつけのように同じ露天商を選んで働いている誠、しかし根は遊びたい盛りの高校生。勤労少年になるも、この仕事が続くかなと不安になっていたとき、いつも立ち寄ってくれる長距離トラックの運転手と話をするようになります。
たった一人で定岡運送を立ち上げ、借金返済に奔走している輝夫をいつしか心待ちにするようになった誠。そして、輝夫も誠を好きだとホテルにいったのに、その後はひと時の時間さえ惜しむように出発する輝夫の様子に不安になります。
ずっとくるのを待っているのに、さっさといってしまう輝夫のトラックを見送るせつなさ。
寂しいといわないだけに、なんだか胸を打ちます。
すれ違ったまま、どうなるかと気をもみますが、長距離のバイク便の青年木村修平が、話に加わり、展開していきます。
で・・そのまま一冊、輝夫誠かぷの話をよみたかったのですが。。お互いの本音を打ち明けあった誠たちは仲直りしてしまい、後半は、修平視点の修平カップルのお話でした。
修平視点のお話も切なかったのですが・・輝夫誠のその後をそのまま一冊で読みたかったです。
編集部も売れなかったらと弱気だったのか・・作家さんが弱気だったのか・・
続編で修平克美の話を一冊出してほしかったはるでした。
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