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ろ 六青みつみ

輪廻の花~300年の片恋~/六青みつみ

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輪廻の花~300年の片恋~/六青みつみ

【発売日】2015/06/27

【あらすじ】

酷い言葉で傷つけ、死に追いやった俺を赦してくれ―愛する人を死なせた前世の記憶を持つ青年貴族レイランド。その前に、想い人と瓜二つの少年・スウェンが現れた!捜し続けた相手にやっと出会えたのに、なぜか彼の双子の兄・カインから目が離せない。運命の人ではないのに、どうして地味で冴えないカインが気になるんだ!?失われた恋を求め輪廻転生する、一途で切ない300年の純愛!!

【感想】

六青みつみ先生のお得意ww、報われない主人公とすれ違いの痛い恋愛モノです。

でも、そこがいいんですよね。(*≧m≦*)

一途な想いがむくわれないすれちがいエピソードが、これでもか、これでもかと終盤のテトリスのように、ガンガン積みあがっていき、もしやこれは狭心症の発作かとあわてるほど、胸がキリキリいたみますwwww

でも、その痛みエピソードがマックスにつみあがったところを、巨人が壁を壊すがごとく、ガラガラと愛の力で壁を打ちこわし、天上から天使のラッパが鳴り響くんです。

もうこれは『愛の力のカタストロフィや~!!』です。(≧∇≦)

こちらの作品、二部構成になってまして、第一部は雑誌掲載分ですが・・

BL禁じ手と言ってもいい、死にネタです。

いや、わたくし、死にネタ禁じる必要はないと思うのですが、なぜか耽美がボーイズラブと呼ばれるようになったころから、禁じ手になってるんですよねぇ・・

もっと自由でいいと思うのですが・・、まあそこが苦手という方は、第二部で必要だったからと割り切りましょうね。

でもラストまで読んだら、第一部の死にネタは、絶対必要なエピソードだったと納得いきますから。

第一部は絶望と悔恨というなんとも後味の悪いものですが、第二部でモノクロームだった物語が、徐々に色づき、ラストは総天然色のパステルカラーになります。

二人が想いを通じあうのに、肉体関係は無くてもよかったぐらいです。それまでがあまりに過酷だったので、手をつなぎ合ってそっと身を寄せ合うだけでも、十分二人の幸福感が伝わります。がまあ、そこは、最後まで耐え忍んだ読者へのご褒美ということで、おいしくいただきましょうww

あー痛い恋愛よかったですぅ。高温のサウナで我慢して我慢してから、冷水に飛び込むとこんな気持ちなのかな?痛いHバンザイ(v^ー゜)!!

「ruin-緑の日々-」六青みつみ

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「ruin-緑の日々-」六青みつみ

<あらすじ>

親友への報われない恋の辛さ、そして政敵から受けた手酷い暴行により、心身ともに深い傷を負ったカレスは、隻眼の公爵ガルドランに連れられて、森の都ルドワイヤにやってくる。公爵の深い愛情に包まれたカレスは、傷の癒えとともに、自らの中に確かに存在するガルドランへの想いを自覚していた。彼の立場を慮り、想いを告げることをためらうカレスだったが、ガルドランに結婚の話が持ち上がっていることを知らされ…。『光の螺旋』シリーズ第四弾。

<コメント>

「ruin-傷-」の続編です。発売延期になっていたので、無事発売されるかひやひやいたしました。

あんなことや、こんなことの表現に、ストップがかかったのかと、ちょっと期待して読んだのですが・・・

とくに、発売延期になるようなあんなことや、こんなことは、なかったですねぇ・・f^^;)

もしや・・すでに、あんなことや、こんなことは、削除され済?(爆)

いえいえ、今回は、とってもスィートな仕上がりになっています。

「ruin-傷-」があまりに痛すぎで、ラストむくわれねえと読者の感想が多数よせられたのでしょうね。

確かに、続編「緑の日々」は甘さ多め仕様になっていますが・・

はるには、ちょっと、甘過ぎました・・(ーー;)

前作のイタタな事件をすっかり忘れてしまったカレスの回復の物語なのですからしかたないですよね。

回復の物語なので、たたみかけるようなイタタな事件は、さほど起きないので、前作の痛さに耐えられなかった読者には、これでこそBLよと、安心して読めるとおもいます。

今回、カレスの精神を落ち着かせるための「もふもふセラピー」も、ありましたです。もふもふ好きな読者に、大サービスしていましたね。

でも、森の神的な狼が、しんだふりするなんて。。苦笑

もののけ姫の美輪さん的なイメージだったはるなので、死んだふりする狼に、違和感を感じてしまいました。

森の神的存在でなく、ハイジにでてくるヨーゼフ的な存在でよかったのでは・・

まあ、モフモフしてたらなんでもいいよと、言われそうですが、ここ一番に出てこなかった処を見るとやっぱり、モフモフ目的だったんでしょうね。笑

「寄せては返す波のように」六青みつみ

51fc13sacyl__ss500_ 「寄せては返す波のように」六青みつみ

<あらすじ>

“エリィは、おれの好きな人。でもエリィが好きなのは別の人。おれは身代わり”記憶障害を持つルースは、忘れないようにそれを手帳に記した。研究所所長のエリィにとって、一時間程度しか記憶が保てないルースは、都合の良い存在なのだ。だからエリィは、去った養い子に似た容姿のルースを気まぐれに所長室に呼びつけ、身代わりに抱く。一方的で身勝手だけど、あなたが好き―。切なくも愛おしい恋物語。

<コメント>

しばらく仕事が忙しくて更新できませんでした。(´;ω;`)ウウ・・・

読みたい本はあるのに、よめないまま6冊ぐらいもって回っていました。

土日をつかって、とこさまから借りた「三千世界の鴉を殺して」2冊と、「寄せては返す波のように」と一気に読みながらあいまにBLCD「VIP」と「しなやかな熱情」を聞きながら。。

頭の中をいろんなストーリーがぐるぐるしている今日この頃です。。(爆)

2005年4月に発刊された、名作「蒼い海に秘めた恋」の続編です。

六青先生サークル「インカローズ」から発刊された同タイトルの同人誌に、書き下ろしを多量に加えられ、可愛そうなエリィが、立ち直るまでの姿が描かれています。

かわいそうなエリィこと、水腐病の抗体発見者で、アストラム研究所の所長であるエルリンク・クリシュナは、蒼い海では堪え忍ぶ主人公であったショア・ランカームを失った喪失感から立ち直れないまま孤独に日々をすごしていました。

そんなある日、ショアににて、しかも頭部外傷のため、1時間程度しか記憶を保つことのできない少年ルースに出会います。

記憶していられないということから、安心してエルリンクは、ショアに告げることの出来なかった謝罪の言葉や、愛していたという言葉をルースを身代わりにして告げます。

告げられたルースは、身代わりだとわかっていながら、エルリンクを救いたいとショアの身代わりをつとめます。

くー、なんて健気なルース!でも、そうでもしないと正気を保てないまでに追いつめられていたエリィの深く傷ついた姿も、涙を誘います。

失ってからその大切さに気づいた不器用な男。謝罪の言葉さえうまく告げることが出来ず、喪失感にさいなまれ疲弊しているのに、それさえ誰にも告げることが出来ない不器用な奴・・

お前は、高倉健か・・本当に不器用すぎです。

でも、エルエリンクの弟とのエピソードや、休日に海底都市の人々とふれあい、研究所の異常さを感じたりと、だんだん人間らしさが出てきて、何が大切かいままで誰にも教わらなかっただけで、そういう心がなかったわけじゃないんだと、読者をホッとさせます。

ショアとも和解し、ルースという生涯の伴侶を得て、本当に可愛そうなエリィを救うためだけの物語でした。(*Θ_Θ*)/

さて、CD「蒼い海に秘めた恋」では、可愛そうなエルリンクを帝王が演じておられましたが、「寄せては返す波のように」も、帝王主役でCDにしていただくしかないですよね。ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ

「ruin-傷-」六青みつみ

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「ruin-傷-」六青みつみ

<あらすじ>

幼い頃に親友のライオネルに救われ、身も心も尽くしていたカレスは、彼に同性の恋人ができたことで、初めて自分の想いに気づく。遅すぎた恋の自覚に苦しみながら、懸命に彼の片腕としてカレスは政務に励んでいた。だがある夜、胸の痛みに耐えかねて酒場に出向いたカレスは、暴漢に絡まれたところを山賊のような男・ガルドランに助けられる。カレスは酔った勢いで抱かれ、肉体を責められるその行為に奇妙な慰めを見出すが…。『光の螺旋』シリーズ第三弾。

<コメント>

「光の螺旋シリーズ」って何だっけの皆様へ、『騎士と誓いの花』『蟲虫の虜』に続く第3弾です。

精霊使いという祈祷師と神官をあわせたような人物が出現して、病気をなおしたり、相手の気持ちを読み取るなんていう世界観は同じなのですが、前作との共通項はあまりないようなので、前作を読んでいない方でもOKです。

自傷行為と、レイプと、暴力行為が痛くて苦手な方が多いかもしれないですが。。

これがいいんです。これこそ、六青ワールド。これでもか、これでもかといじめられる主人公に最初から最後まで、ずーっと、M心が沸き立ちっぱなしでした。

もちろん、どSの皆さんは、攻め視点で楽しんでください。

いやあ、今回胸がきゅんきゅんしっぱなしで、このところのほのぼの路線でぬるくなっていた頭をガツーンと一発はたかれたような、衝撃的な作品です。

精神的にも、肉体的にかなり痛い作品ですので、好きな人には、そこがこたえられないのですが、苦手な人は、どうにも手のつけようがないかも・・

主人公カレスは、両親の愛を知りません。

はじめて家族として愛してくれた幼馴染みで最愛のライオネル。

しかし、成長してもライオネルには、カレスの恋心さえ気づいてもらえず、他の子と目の前でいちゃつかれるのに、嫌いにならないでほしいからと恋心を隠して、ライオネルのために働きつづけます。

ライオネルに何かと反対派の公爵たちをつぶすために、自分の身体を囮にしてまでライオネルに尽くして・・

ライオネルの恋人を陥れたという過去の罪のために、自分を罰し続けるための自傷行為。

自分を許すことができず、悪癖のループを絶つことができず、孤独なまま自分を破壊し続けます。

廃人のようになってしまったカレスを隣の国の公爵ガルドランが救い出しますが、物語の終焉でも、元気になっていないです。

はーい!まだ続きますよ。

同人誌では、その後を描いた「緑の日々」「手のひらの向こう側」「温かな痛み」がありまして、完売して同人誌としては手に入らなくなっていますが、2009年以降商業誌にて出版予定です。O(≧▽≦)O ワーイ♪

ガルドランとカレスが穏やかな日々をとりもどしてほしいけど、それまで苦難の道も歩んで欲しい。。鬼畜発言!(笑)

Kizu2本編に重要に絡んでくるライオネルとその恋人への、カレスの犯した罪は、同人誌「一枚の絵」で描かれています。

こちらは、まだ比較的手に入りやすいのではないでしょうか?

コミコミスタジオでは、在庫があり通販で手に入ります。

こちらの主人公エリヤも、かなりイタタなことになってますが、これを読むと更に「傷」が楽しめますよ。

どS、どMの皆様、ご購入はお早めに。。(笑)

「君がこころの月にひかれて」六青みつみ

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「君がこころの月にひかれて」六青みつみ

<あらすじ>

町人の葉之助は両親を亡くし、陰間茶屋に売られようとしたところを逃げだし、津藩主藤堂和泉守隆継に拾われる。隆継を一途に慕い、下働きから隆継の側小姓にまでなった葉之助だったが、同僚の罠にかかり、藩邸を追い出されてしまう。生きる気力を無くした葉之助が選んだ道は、人知れず死ぬことだった。腹を切り、瀕死の葉之助を救ったのは、幼なじみの吉弥。一命を取り留めたものの、心に深い傷を負った葉之助は、吉弥と共に人生を歩もうとするが…。

<コメント>

六青みつみさんの処女作の同人誌が加筆修正されたものですが、処女作とはいえ、まさに六青作品です。

不器用な攻めと健気な受け、すれ違いながらも、互いの魂が互いを求める続けると言うなんとも切ない六青色あふれるラブストーリーです。

最初っからそういう設定がお好きだったんですね、先生!(▼∀▼)ニヤリッ

しかし、ページがたりないぐらいのてんこ盛り!

殿様は、幼馴染との仲を疑うは、殿様の寵愛をうけるので稚児仲間からは、ねたまれ、幼馴染は、献身的に世話をし愛していると囁きながらも、振り向いてもらえない。。

盛り込みすぎでしょう!あっちを向いても、こっちをむいても、どのページを開いても「痛せつない」シーンがてんこ盛り。

処女作の出版と力が入ってしまったのか、力入っています。(@Д@; 

不幸の連続にちょっと読者もアップアップしそうになります。逆に少し風通しをよくしたほうが、読者も息継ぎができてよかったかもと感じました。

詰めこめるだけ詰め込んだので、ラスト駆け込みました。もったいない。。

殿様が頭をさげてまで迎えに来た、その後の幸せになった蜜月をのぞいてみたかったですよねえ。

きっと幸せだったのよねと、読者が自ら自分に言い聞かせないと終われない作品というのもちょっとつらいですよねぇ・・ハッピーエンドマニアのみなさまは、ちょっと物足りないでしょうねえ。。

「蠱虫の虜」六青みつみ

31974836 「蠱虫の虜」六青みつみ

<あらすじ>

砂漠に捨てられた奴隷のリーンは死の直前、精悍な容貌のかいるに救われる。カイルの渾身的な看病に、暴力しか与えられなかったリーンは、彼への恋心を意識していく。しかし、体力がなく旅が出来ないリーンは、村で彼と泣く泣く別れることに。いつかカイルとの再会を願うリーンだったが、夜盗の襲撃に遭い、慰み者として連れ攫われてしまう。逃亡を試みるリーンに、首領が『蠱蟲』という恐ろしい異性物を体内に植えつけ…。感動作『光の螺旋』シリーズ第二弾!!

<コメント>

タイトル読めますか?私、手に取るまでよめませんでした。

「こちゅうのとりこ」はい!大きな声で、皆さんごいっしょに「こ・ちゅ・う・の・と・り・こ」

光の螺旋シリーズ?そんなシリーズあったかいなと思っていたら・・「騎士と誓いの花」が光の螺旋シリーズ1でした。(笑)

そうなんですか・・作者の中では、シリーズ化してたのね・・(^_^)b

6年半前に出した同人誌の大幅改稿作品というだけあって、とんでもなく六青色です。

最初からヒートアップしてます。

どのあたりが六青色かといいますと、

1,攻めが受けをひろう

2,どんな過酷な運命が待っていてもひたすら受けは攻めを愛する

3,攻めは受けの気持ちに気づかずへたれ^^;

4,そしてやむを得ない事情や、勘違いによりすれ違い続ける

もうM女としては、ツボ過ぎてじたばたしてしまいました。

6年前とはいえ、作風かわってねえ。。六青さんの萌えポイントが変わってないんですね。でもそこが、期待通りの切ない作品を生み出す原動力なんです。

さて、作品は・・ファンタジーです。中世風のファンタジー。奴隷として売られた物の病気になり砂漠で捨てられていた、リーン。死にかけていた所を、スパイ活動をして諸国をまわる遊兵のカイルに拾われカイルの手厚い介護のもとなんとか一名をとりとめます。

はじめて優しくされ命を救われたリーンはここで絶対的な信頼感と、母親に求めるような深い愛情をカイルに抱きます。

しかし、危険な諜報活動に子どもを連れて行くわけにはいかないと、大人になったらまた逢おうと約束して、気の良い夫婦にリーンを預け別れます。

ここで、既にカイルの元を離れたくないと必死で取りすがるリーンが胸をうちます。それでも、カイルの足手まといになりたくないと、カイルのもらったお守りを握りしめ「大人になったらもう一度会おう」という約束を胸に悲しみをこらえてカイルを見送ります。

しかし、ここから怒濤の悲劇の嵐です。

夜盗の集団の首領がリーンを気に入り、首領の性奴隷として閉じ込められます。カイルにもう一度会いたいという一縷の望みのために、どんなことをしてでも生きて行くことを誓います。

何度も脱獄をはかり、とうとう4日ごとに男(もしくは女)をむさぼらずにはいられなくするという寄生虫、蠱虫を植え付けられ夜盗の共有物として過酷な運命を強いられます。

はあ、はあ、過酷な運命に、息切れしそうですが、ここでやっと折り返し地点です。

みなさん、ついてきてくださいね・・(笑)

さて、元々頭のよかったリーンは、自分の体を使い、夜盗同士が仲間割れするように仕向けます。そして、とうとう首領を倒して、討伐にきていたカイルと再びまみえることに!

ここですんなりハッピーエンドにならないところが、六青みつみ!

自分が夜盗集団のなかでどんな風に生活していたかとか、蠱虫のことも知られたいくないリーンはカイルの優しさにたいして素っ気ない態度をとります。好きなのに、もう一度会いたいとそれだけを胸に生きていたはずなのに、実際にカイルにあってしまったら、どうして良いかわからないリーン。

ここからがすごくいい・・胸が痛くて、切なくて。

リーンを見捨ててしまったというカイルの悔恨は、愛情なのか、リーンの思いはカイルに通じるのか、それはもう、最期の最期まですれ違いで、もだえ死にそうになりました。

はー一気読みしました。

12月には同じくリンクスより「君がこころの月にひかれて」が出版されます。

がんばってますね、六青せんせ!そんなに筆が走る方じゃないのに、今回すごいですねえ。

次回作も、切なさ満開かな?楽しみですね。

「夕陽と君の背中」六青 みつみ

31868159 「夕陽と君の背中」六青 みつみ

<あらすじ>

心が張り裂けそうなほど、同級生の藍田向陽を想い続けている浅倉勇貴。地味な性格の自分とは違い、向陽の明るい性格に惹かれた勇貴だったが、拒絶されることを恐れ、ひたすら恋心を隠していた。しかし、向陽に彼女ができたかもしれないと知った勇貴は、衝撃を受け焦り始める。日に日に自分だけを見て欲しいと、欲求が募る勇貴は、少しでも可能性があればと、文化祭で女装することを思いつくのだが…。

<コメント>

さすが六青みつみさん、期待を裏切らない、いえ予想以上の切なさです!(>_<)

のっけからなんですが。。高校生という設定で、男同士の恋の切なさが描ききれるのかと、ちょっと高をくくっていましたが・・

すっかりやられてしまいました。切なさは、既刊本にくらべ当社比120%増量中って感じです。

本当にページを開くごとに胸がきゅんきゅん。あまりの連続の胸の痛さに、自分が胃潰瘍か胆石になったのかと疑いたくなるほど、ずっとずきずきが、続きます。

同級生をすきになって、その背中が切なくてとうとう告白しちゃったら、拒絶。しかも、無視という拒絶にあい、自暴自棄な気分で、なぐさめてくれた先輩とつきあうようになります。

それでも心の傷は癒えるはずはなく、自分を傷つけては、心の傷を紛らわせようとする所が、もう痛い痛い・・

自分を好きになってくれていた人が、別の誰かのものになってしまうのが寂しかったのか、向陽は、自分の所に帰ってきてくれというけれど、そこでハッピーエンドになるほど、六青みつみは、甘くない!

丸く収まるとみせかけて。。ここで、振り向きざまに、ばさっと袈裟がけにぶった切るのが六青みつみだ!(どんなだ・・f^^;)

勇貴のことを好きだというけれど、男同士でつきあっていることを決して周囲の人間に知られたくない向陽。

勇貴を中傷から守るためだといいながら、結局自分のためじゃないかと気づいていたけれど、やっと向陽と恋人同士になったのだからと我慢し続けます。

校内で無視されたり、ホモはきしょいと言われても、ずっとがまんして。。

爆発だ~!

勇貴の逆鱗にふれ別れを告げられ、はじめて勇貴のつらさをしった向陽は・・

さあ、勇貴をふたたび手に入れられるか・・

もう溢れるほどの切なさに心がふるえる、まじめな青春物語でした。

「リスペクトキス」六青みつみ

Photo_4 「リスペクトキス」六青みつみ

<あらすじ>

高校生の時から同級生の城戸剛志を想い続けている瀬尾洵。臆病で優しすぎる性格の洵は、社会人になったいまも剛志に告白できない毎日を送っていた。そんな折、洵の前に、剛志が昔付き合っていた洵の従兄弟・煌が突然現れる。剛志とまた付き合い始めるのではないかと洵は不安と絶望の中、普段と変わらない態度で剛志に接する。しかし、剛志と煌が付き合い出したと聞き、剛志への想いを断ち切るため、ある決断をするが…。

<コメント>

作者は、自分では珍しくほのぼの系の作品だと言っています。(当社比だそうで)

作品を読み終わって、後書きを読んで、「どこがだ!!」って、つっこみいれそうになりました。n(_ _)n

どこをもってほのぼのだぁ~瀬尾洵、臆病すぎです。

10年も片思い、それも本人に気づかれていまの友人としての立場を喪いたくないというBL独特の思いこみ(;_;)に、読者はいらいらするほどじらされます。

「すれ違いじれった萌え」というジャンルがあれば、もう一二を争うかもしれない・・

私、好きなんですよ、基本的に「すれ違いじれった萌え」って、主人公が精神的においつめられて・・精神的に痛いの、好きです。笑

ただ、その勘違いがあまりにばかばかしいと、全てが判明したときに赤面するでしょう。主人公といっしょに読者も・・あれが、ちょっといやなんですが。^^;

この作品は、まあ主人公の思いも納得するかな。

想い人の剛志(ごうし・・“つよし”と読ませたらいいんでないかい・・苦笑)の過去の彼氏彼女との別れの理由が、わがままだとか、嫉妬深いだったので、洵はそれを知っているから、必死でそんな気持ちはないという振りをして、嫉妬心や寂しさを隠します。

でも、剛志としては、嫉妬して欲しいし、恋人の甘えるようなわがままを聞きたいわけで、素っ気ない素振りは自分のことを好きではないのではないかと、剛志も自信がなくなって、二人の間がぎこちなくなります。

こじれたら余計にかたくなになって、殻に閉じこもるタイプの洵だから、余計に話が進展しない!

誰にも相談できず同僚につい弱音をはくと、他人には弱音を吐けるんだと剛志が、すねる。

もう話はこじれて・・最後数ページでとうとう洵も切れて、今まで言いたかったけど言えなかったことを爆発。

水戸黄門の印籠ぐらい、威力のあるカタルシスです。

六青さんの作品すきなんですが・・お手柔らかにお願いしますよ。。(;_;)

「蒼い海に秘めた恋」六青みつみ

Photo_81「蒼い海に秘めた恋」六青みつみ

<あらすじ>

特効薬開発の生体実験を受けていていたショアは、養父である開発室長のエルリンクに裏切られ研究所を逃げ出す。そして幼い頃から憧れていたグレイに会いたい一心で彼の元にやってきた。男らしく精悍なグレイは、想像以上の優しさでショアを迎えてくれる。しかしある日、ショアは出身を偽ったことでグレイを騙したと誤解され、彼に冷たく突き放されてしまう…。だけど、どんなに嫌われても好きな気持ちは変わらない―。けなげなショアに訪れた最初で最後の恋の行方は…。

<コメント>

六青作品はじめてアップですか??・・何点か読んでいたんですが。またおいおいアップさせてもらいます。六青さんの作品切なくてどれもいいですよねえ。。胸がきりきり痛くて。

さて、これは近未来ファンタジーですね。近未来物って、ついつい設定の説明にページを割いてあって、その分話の展開が緩慢になり、読むのがめんどくさくなるんですが、これはそのあたり基本的な世界観だけおさえて、読者もいっしょに謎解きっぽく真相に近づいていくので、あきさせません。

登場人物もそれほど多くないです。女性は水腐病という病気でかなり少ないので、男性×男性のカップルは、禁忌ではないというおいしくて、ありがたい大前提でお話がすすみます。

登場人物の名前も、腐女子に分かりやすく短い。笑

さて、ここまでお膳だてしてあったら読まないわけにはいかないですよ。

ショアは15年間自分を育ててくれた命の恩人でもあるエルリンクから拒絶されたと思い込み研究施設を逃げ出します。

エルリンクはショアと余生を一緒に過ごしたいという可愛い夢をもってはいるけど、そのためには、手段は選ばないし、いろいろ悪いことにも手を染めています。

まあ因果応報ですが、ショアには、エルリンクのそんな想いは伝わっていません。。養父への思慕という形でしか返してもらえないし。。

グレイっていい人です。縁もゆかりもないのに、自分を頼ってきたショアと一緒に暮らすようになります。

でも、女性がすくないし、そういう出会いもありの世界では、ちょっとかわいい子が自分を頼ってくれたから、ふらふらっとその気になっただけかもしれないですねえ。

グレイをビデオ映像でしか知らなくて、それに一目ぼれしてるショアですが。イメージ先行して好きだとしたってくるのってグルーピーぽいって思わないかい普通?グレイは、わりと単純です。好かれてるってだけで、舞い上がってるし。笑

お約束の、ショアと、ショアと養父エルリンクの中を疑うグレイとの行き違いで、やきもきイライラさせられます。でも、このやきもき感がいいんですよね。

結局ちゃんと落ち着くべきところに落ち着くので、安心してください。

やっぱりこのお話は、「可愛そうなエルリンク」がサブタイトルでしょう・・

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