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た 谷崎泉(たにざきいずみ)

「真音」谷崎泉

511qkuwuojl__sl500_aa300_「真音」谷崎泉

<あらすじ>

母親の借金のせいで、暴力団の事務所に連れてこられた進藤は、粗野で野性的な本部長・富樫に、一目で気に入られてしまう。その気のない進藤は富樫をはねつけるが諦めてもらえず、無理矢理に何度も食事に連れ回されることに。秘密を抱え、静かに生きてきた進藤は、心を騒がせる富樫と距離を置きたかった。だがある日、強引に部屋にやってきた富樫に口説かれ進藤は断るが、突然押さえ込まれ身体を弄ばれてしまい…。

<コメント>

やっとよみおわりました。3巻で完結の作品です。

ずっとタイトルが「まおと」だとおもいこんでいました。_(^^;)ゞ

「しんおん」だったんですね、最終巻にして、やっと気づきました。

「小説リンクス」に連載された小説で連載の時から、この意味ありげなタイトルにびびっとBLアンテナに引っかかるものを感じていたのですが、いかんせん、少しずつ読み進めるってのが嫌いな性分で、雑誌掲載分を、あえて読まないようにしてきました。

それでも、がまんできず1巻、2巻と発刊の度に買って読んでは、続きがきになり・・

なのに、こんなに最終巻到達までこんなに時間がかかってしまいました。

そして感想はですね・・

さすが、谷崎先生。読み進めるごとに、ぐいぐい引き込まれて、3巻は終わってしまうのが残念な気持ちにさせられました。

作家さんには、文庫サイズ(?)に凝縮されてガツーンとインパクトのある文章を書くタイプと、長編になればなるほど、その世界観を緻密に構築して読者を引き込むタイプとありますが、まさに谷崎先生は、後者のタイプ!

谷崎先生の代表作である「君が好きなのさ」も、「しあわせにできる」も、巻を重ねるごとにキャラの息づかいを間近に感じるようになり、その世界観にずっと浸っていたくなる気持ちにさせられます。

そして、この真音もしかり!

富樫にだんだんひきつけられる進藤の戸惑いと、富樫に踏ん切りつけさせる場面ごとの進藤のまっすぐな言葉。

だんだん明かされる二人の生い立ちと、緊張感をもって展開するストーリー。

ヤクザが普通の青年に入れ込む系のBLはそこそこ今までにもあったBL話ですが、谷崎先生はそこに人間ドラマを盛り込んでいくので、読後感に深い味わいがのこります。

終わるのがもったいないという作品に出合えることは、幸せなはずなのに、やっぱりこれで終わりかとおもうと・・・残念です。

「愛するということ」谷崎泉

51qqe0wlsgl__ss500__2 「愛するということ」谷崎泉

<あらすじ>

デザイナーの壱は、仕事先で今は亡き恋人と同じ声を持つ大企業の社長・灰田に出会う。驚く壱だったが、声以外は似ても似つかない不遜な態度の灰田になぜか気に入られてしまう。人の気も知らずに迫る灰田を邪険にしつつも、灰田の声の昔の恋人を思い出し不覚にも泣いてしまった壱は、強引だけれど優しい灰田の温もりに、体をまかせてしまい…!?「すまないが、お前を諦める気はない」美貌のセレブ×勝ち気なデザイナーのアダルト・ラブ。

<感想>

励ましのコメントをいっぱいありがとうございます。ご心配おけしていたんですね。

すみませんでした。n(_ _)n

暖かい励ましのお言葉、とってもうれしかったです。またがんばれそうですよ。

さて、今日久しぶりに感想をアップしたら、いろいろココログの仕様がかわってて、とまどいました。。(^^ゞ

しかも、パソコンの立ち上がりに時間がかかりだしたので、レジストリのお掃除なんてしてみちゃったりしたら・・

PCがとっても不安定。あんまりいじると、感じすぎる受けのようにすぐに昇天。

気を失ってしまって、ネットにつながらなくなり再起動。

うーん、どうしたものか。苦笑

さて、こちらは、2009年5月発刊のものです。

実は、去年の8月末のインテの帰りにまんだらげで谷崎作品だ~と衝動買いした一冊なのでした。

表紙の線の細いイラストから、甘いなよなよ作品かと思いこみ、買ってはみたもののなかなか手が出ず・・・。

最近、リハビリがてらにと、ふと手にとってよみはじめたら・・これが、なかなかいい作品でした。

自分の事務所も持っている新進気鋭の建築デザイナーの壱ですが、春になると具合が悪くなる。

体調の悪さをおしてのコンペで難癖つけてきた灰田であるが、彼が亡き恋人の声にそっくりで。。

急逝した恋人を忘れられず立ち直れない壱のぼろぼろ具合がいいですね。

恋人が去った季節が過ぎ去るのをただ静かに待つ壱。

そんな彼をせめるでも励ますでもなく、見守りつつそっとハンカチを差し出すようなオトナの灰田もいいですね。

忘れろとは決していわず、ただそっと壱を支え、声が似ているからと死んだ恋人を思いながらすがりついてくる壱をそれでもいいと抱きしめる灰田

とっても、アダルティです。

奪いあう肉食なBLに疲れた奥様には、一服の清涼剤です。

続編「好きになるということ」が出ていたんですね。さっそくお取り寄せしました。

読み終わったら、また感想をあげますね。

「ようこそ。」谷崎泉

Youkoso_2 「ようこそ。」谷崎和

<あらすじ>

堅実に人生を生きてきた冴えない独身四十男の大黒谷正広(だいこくやまさひろ)は、ふとした事から、ひとまわりも年下で天然のゲイ・西舘ステラの世話をあれこれ焼くハメに!元モデルで超美形だけど怠け者のステラの汚部屋を片付けたり、将来を考えろと助言したり…見るに見かねてする事一つ一つに感動するステラに振り回されっぱなしの大黒谷。だが、真面目一筋で生きてきた大黒谷は次第にステラの真純さに惹かれるようになっていって…四十年間生きてきて、まさか男を好きになるなんて…。

<コメント>

昨年出版された作品です。谷崎先生なのに、出版の記憶がなくて古書店でふと手に取り購入しました。

不細工でオヤジにばかり恋をして、しかもいつもふられるゲイのステラと、ひょんなことで知り合いになった、ノンケの大黒谷。

この大黒谷がいいんですよ。一級建築家で、収入もそこそこあり、手先が器用で料理も掃除もこなして、まったく結婚の必要性を感じていないという素敵な男性。。

一人できままに生活することが好きで、生活に不自由さを感じていないんですから、ここまできちんと生活できていたら、確かに他人と生活を共にするという結婚に踏み切れないでしょうね。

そんなとき、片づけ能力が異様に低いステラに出会います。ふらふらと生きるステラが放っておけなくて、ついつい口をだす大黒谷。

いっしょにいるのが、心地良いって関係に、男女も、ノンケとゲイも関係ないって感じで、恋愛って何だろうって想いました。

一瞬で恋に落ちると表現されるような、燃え上がるような感覚を感じないからこそ、大黒谷はステラに恋していることに気づきません。

「いっしょにいて心地良い」それだけなのですが、本当はそれこそが重要なんでしょうね。

結婚観や、恋愛観までも、考えさせられるお話でした。ギャグテイストも混じりあい、ほんわか進行するストーリーに、心がほっこりいたしました。

さすが、ベテラン谷崎先生でした。

「真音」谷崎泉

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「真音」谷崎泉

<あらすじ>

母親の借金のせいで、暴力団の事務所に連れてこられた進藤は、粗野で野性的な本部長・富樫に、一目で気に入られてしまう。その気のない進藤は富樫をはねつけるが諦めてもらえず、無理矢理に何度も食事に連れ回されることに。秘密を抱え、静かに生きてきた進藤は、心を騒がせる富樫と距離を置きたかった。だがある日、強引に部屋にやってきた富樫に口説かれ進藤は断るが、突然押さえ込まれ身体を弄ばれてしまい…。

<コメント>

急に蒸し暑くなりましたねぇ・・こないだまで寒い寒いって言ってたのに。

流石に、ファンヒーターをしまいました。f^^;)

さて谷崎先生の真音です。

雑誌リンクスで掲載されはじめた時から注目していた作品だったのですが、なにせ一度に読みたい口なので、雑誌を買っても真音は読まずに我慢していました。←どんだけ(^_^;)

あらすじだけ読んだら、母親の借金の連帯保証人になっていた青年が借金のカタに暴力団につれてこられ愛人にさせられるという、BL界ではよくある「お金がないっ」っぽい話かと思ったら。。

主人公の進藤も、借金の取りたてにきた槙原も、進藤を一目で気に入る金儲けも腕っ節も強いインテリ武闘派ヤクザ富樫も、キャラが濃くて、これはひと味違うなぁと最初から、うなりました。

借金の取り立てにきても、淡々と日々をすごす進藤を慌てさせることもなく、彼の背景には何があるのかと、槙原といっしょに気になります。

何もほしがらない、何も求めない進藤に興味を抱いた富樫は、どうにか堕とせないかとあの手この手と頑張りますが。。あっさり青年新藤と富樫はこれからどうなるのかとっても気になります。

全巻出てから一気に読むんだった。。n(_ _)n予定では全3巻らしいです。

今回、槙原と富樫の出会い編のSSもあり、ヤクザ家業にも魅力を感じられなくなっていたのに、富樫との出会いで再びヤクザ家業に舞い戻る決意をする槙原のお話が書き下ろしで入っていますが、これもまた2巻に続くらしいので、槙原と富樫の結びつきというサブストーリーを楽しみたいとおもいます。

真音1のストーリーを忘れないよう、あまり間をあけずに発刊してほしいものです・・(^_^;)

「ナアレフの恋人」谷崎泉

51jym1lzeql__ss400_ 「ナアレフの恋人3」谷崎泉

「ナアレフの恋人4」谷崎泉

<あらすじ>

喫茶店ナアレフの店長こと清野初音は、わけあって刑務所帰りのヤクザの組長・上総藍良の恋人として一緒に暮らしている。もともと幼馴染みで、再会を果たしてから望まぬ身体の関係を強いられてきた清野がこうして上総の望みを受け入れている理由――それは外交官時代、本人も知らないうちに託されていたある情報が原因だった。各国のエージェントに立て続けに拉致される清野の救出に、危険を顧みず向かう上総。それほどまでに狙われる機密とはいったい!?警察庁の川端、上総組の弁護士・三島カップルを巻き込んで、事態は思わぬ方向へ…。

<コメント>

一気に読んですっきり!

またまたみきさんにかりちゃった。。ありがとうございました。

いやあ、たのしかったです。1巻2巻とどうなるかと、暗澹たる気持ちを抱えておわったのに、3巻に入りラストスパートがかかり、面白さが加速しました。

さすが、谷崎先生です。青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」を彷彿とさせるドタバタ劇に、声をあげて笑ってしまいました。

あらゆる組織からつけ狙われ、拉致されまくる主人公清野ですが、どうにでもなれ的な放埓さがあり、悲壮感とか、緊迫感はありません。

上総もこれまた清野を上回る、曲解人間なので、都合のよいようにしか話をすすめないし。

高橋留美子先生の描くマンガの世界のように、清野の周囲がどたばたと騒ぎまわる楽しさがあります。

しかしながらその楽しげな過去話も終焉し、ナアレフが静かになるとおもったら、怪しいアルバイト店員土屋の正体がここでやっと明かされ・・

ネタばれになるので、まあラストはいいませんが。。

こうなると終わってしまうのがさびしいですねえ。。

どたばた大騒ぎの学園祭が終わってしまうような寂しさがあります。

一気読みってやっぱりいいですねえ・・

同じく谷崎先生がかいておられる「ドロシーの指輪」シリーズは、完結してるんでしたっけ?

完結してるのだったら、読んでみたいなあ。。

小説リンクスに掲載されている「真音」も連載は、終わりですか?

一気によみたいからと雑誌を買わないはるですが・・とってもきになってます。

やっぱ、谷崎先生うまいですねえ。。おもしろうございました。

みきさん、長らくありがとうございました。

「地上に堕ちる間に」谷崎泉

510rtd05gvl__ss500_ 「地上に堕ちる間に」谷崎泉

<あらすじ>

寄り添うように育ち、清水岳雪(しみずたけゆき)が何よりも大切にしてきた幼馴染み・蘇我諒(そがりょう)。幼い頃のまま盲目的な信頼を寄せてくる諒への気持ちを持て余し、重荷に感じた後ろめたさから、諒と離れようとする岳雪。諒は全てだった岳雪を突然失う絶望に傷付きながら、笑って送りだそうとする。すれ違いながらも、お互いへの離れがたさが恋だったことに気付くふたりだったが…。たったひとつの恋が成就する、ピュア・ラブストーリー。

<コメント>

2005年6月発刊の少し前の作品です。気になって買ったのに、なぜか読むのを忘れていた作品で・・くー、もっと早く読んでいたら良かった。すごくいいです。

最初は場面や、時間があちこちに飛ぶので、諒と岳雪の人柄や周囲との人間関係が把握しきれず戸惑ったり、読みすすめるのが面倒だと思えるかも知れないですが。。(^_^;

ぐっと我慢してください、岳雪と諒との関係は、友人達はもとより、諒を愛しているクリストフにも理解できないぐらいで・・

読者も「ええっとこのお二人は想い合ってるんですよねぇ」と首を捻りながら読み進めないといけません。(・ェ・)ゝ”

諒の生い立ちや、岳雪の想いが描き込まれ、やっと終盤になって二人の気持ちに読者もたどり着き、諒がなぜにここまで岳雪に執着するのかその行動に納得できます。

岳雪の全てを許している諒は、岳雪の戸惑いや拒絶という諒が受け入れがたいと思っている感情さえ「岳雪は自分にとって神様」だといって、受け入れます。

岳雪を失うという絶望を優しく受け止めてくれたのは、世界的に有名なデザイナークリストフ。諒の心に誰が住んでいようと、諒が一時幸せであればそれでいいと献身的に愛を捧げるクリストフも悲しいです。

つまりは岳雪が決心すればいいのに、これがまたうんといわない。

岳雪の決めたことには、何であっても従うと決心している諒の気持ちが切ないんですよ。それが訣別であっても、自分が壊れていくとわかっていても、岳雪の言葉に従うんですよ。ラストぎりぎりまでどうなるかわからずはらはらさせられます。

作中の季節は冬ですが、諒の孤独感や、絶望感をハラハラしながら読むのは、冬では寒すぎですので、未読のかたは、納涼作品として今の季節でお楽しみください。ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

「恋をしよう」谷崎泉

30952237 「恋をしよう」谷崎泉

<あらすじ>

五年ぶりに左遷先から日本に戻ってきた夏目は、隣の住人・藤原の男同士の激しい痴話喧嘩に巻き込まれて大困惑。不機嫌なまま新しい職場へ出社すると、部下の中に藤原がいて!?ダメ男ばかり好きになり、泣いて過ごす藤原をなぜか慰める日々が続く。恋を休む提案をすると、どんなに傷付いても恋はやめない!!と健気な藤原に、恋に臆病になっていた夏目は激しく惹かれていって…。

<コメント>

これまた古い作品ですが、全然古くさくないですよ。2002年3月初版です。。

働くリーマンを描かせたら谷崎さんいいですねえ。生き生きとしています。

それが、左遷され出世コースからはずれて働くのを面倒だとおもっているサラリーマンでもとても生き生きと描かれて、まるで一緒の職場で働いているような気分になります。

上司と同僚がつきあい始めたのを覗き見する気分で、わくわくしました。笑

上司の娘との成田離婚という過去のある夏目は生きる意欲も、仕事へのやる気まったくなし。

しかしマンションの隣の藤原が、男と喧嘩して号泣しているところ目撃、そしてその後も何度も男にだまされる藤原を見て。。

何度も破局を迎えぼろぼろになるのに、またしても同じような男に引っかかり、傷つけられている藤原のことが放っておけず夏目は藤原に幸せになって欲しいと願うようになっています。。

そして、そうやって何度も傷つく藤原に、じゃ自分を好きになったらいいのにとつい言ってしまい、お互いを初めて意識し合うようになります。

じれったいほどの二人の関係。お互いがお互いを意識し始めますが、接近は本当に亀の歩みのようで。

じれったいですけど、それでも同じ職場の同僚のように二人を応援したくなる作品で、無事ゴールを迎えた時には 万歳したくなりますよ。 \(^o^)/。

「ダブル/犬も歩けば棒にあたる」谷崎泉

515h26934vl__ss500_ 「ダブル/犬も歩けば棒にあたる」谷崎泉

<あらすじ>

清楚な面立ちの鴻上(コウガミ)と精悍な容貌の村上は、高校の時に恋人同士として付き合っていたが、気まずい別れ方をしていた。あれから会わないまま、十年以上の月日が経った今、二人は刑事として再び巡り会う。未だに村上は鴻上を想っていたが彼にさけられ続け、一方の鴻上も過去への罪悪感からか、自分に素直になれないでいた。そんな折、ある爆破事件を解決する為、急遽村上と鴻上はチームを組むことになる。お互いに相手を意識しながら事件解決を目指すが…。

<コメント>

これ一冊では、まったく面白くないです。

「ダブル/論より証拠」「ダブル/花より団子」の三冊をまとめて読んでください。

警察庁キャリア組のツンデレ受けな鴻上さんと、県警刑事のワンコ攻めな後輩・村上の話です。

鴻上は、何かを探るために村上のいる千葉県警に出向して来ますが、謎のまま三巻まで引っぱります。

ということで、これはBL風味の推理小説です。

本格的推理小説マニアには、勿論物足りないでしょうが、はるのように本屋でも、推理小説置き場をよけて通るタイプの読者には、面白かったです。

しかし、ツンデレ萌えを堪能したい人には、事件が盛り上がって来れば来るほど、BL色が薄くなり、ものたりなくなったでしょうねえ。。

谷崎作品がすきで、少々地味でも、その地味さ具合が好きなのよっていうファンなら大丈夫ですが、はじめて谷崎作品をさわるという方には、ちょっと辛いかも。

はじめて谷崎作品を読むと言う方には、「目眩」をおすすめします。二冊で終わりだし、文庫だし、古本屋で安いと思うので・・(笑)

それで力試しして、「谷崎、行ける」と思ったら「闇夜を歩く」で、スキルアップ。

まだまだ大丈夫と自信をもったら「ダブル」に挑戦してください。(ってそこまでハードル高いか!!(笑))

サブタイトルになっている「犬も歩けば棒に当たる」「論より証拠」「花より団子」が、それぞれの巻の中で、刑事達の会話のなかに、サラリと紛れ込みます。

「ここだっ!」とそのセリフににやっとするという楽しみが、ありますのでがんばって読んでみてください。

「闇夜を歩く」谷崎泉

Photo_4 「闇夜を歩く」谷崎泉

<あらすじ>

与党の大物代議士・猪飼の秘書を務める永島は、総裁選の根回しに奔走していた。闇のフィクサーと呼ばれる宇津井のお墨付きをもらうためには、彼が心酔している政財界のVIP御用達の占い師に未来を見てもらい、猪飼が間違いなく総裁の器であることを証明するのが条件だった。その露払いとして永島は件の占い師・子春のものを訪れるが、彼は永島を占うことはできないと言う。前代未聞の言葉に、宇津井は子春を抱くよう永島に命じるが──。依頼者に抱かせることで未来を読む特異能力を権力者のために使うことを強いられ、自らの意志が存在しない世界を生きる子春と、秘書としての政治的成功を志す永島。二人の運命と愛が絡み合い、流転する──。

<コメント>

有馬かつみさんのしっとりとした表紙に思わず買ってしまったこのシリーズ。

しかし、取っつきにくい設定と伏線の多さに辟易して積ん読になっていましたが。。

読みました。これ1巻の途中で放棄しちゃだめでした。後半から加速するような面白さがでてきました。

作者の目指すのは、ソープドラマだと後書きにありましたが火曜サスペンスです。権力と金と、因習のあらみあう松本清張テイストのソープドラマでした。

細かい突っ込み所はありますが・・^^;、そのあたりはスルーするのが、BLの慣習ですからさくさくとスルーしちゃってください。(笑)

主人公李空(りくう)って、この名前がそもそも取っつきにくいです。占いで使っている子春(ししゅん)は、まあ仕事用だから許すとして。。記号ぐらいにおもって違和感はおいといて読み進んでくださいね。

李空がはじめて興味を抱いた議員秘書永島。しかし永島には、知られたくない過去があるらしい・・李空をいいように使っている従兄弟の菅波。こいつにも知られたくない過去があるらしい・・

それぞれの思いを抱えて、話はどこへ向かっているのやら・・って感じで先が見えないですよ。きっと作者も先が見えずどこに着陸するのって感じだったのではないかとおもいますが・・

うまく着陸してくれました。どうしても知られたくないという過去だったはずなのに、結局あんまりたいしたことが無かったのでちょっとインパクトが薄かったし、ずっと永島を追っかけていた政治記者の沢登の思惑も、まるで芸能記者並みで肩すかしでしたが・・

ソープドラマとして成功しているのではないでしょうか?

2巻、3巻は怒濤のごとく話が進展し2時間ドラマの終盤のように目が離せなくなりました。(笑)

これを読むときには、三巻そろえて読んでくださいね。途中で終わるとイライラしますよ。

ラストも、二時間ドラマでは定番ですが、穏やかな普通の暮らしを手に入れた李空で終わることができます。エンドロール、めでたしめでたし・・

「心を、奪え。」谷崎泉

Photo

「心を、奪え。」谷崎泉

<あらすじ>

平穏を愛する美貌の医師・八重樫は、突然乱入してきた怪し気な男、山下に振り回されっぱなし。男らしい容貌に浮かべる意味ありげな笑顔からは想像もつかない、強引な行動に出る山下に「好みだったから」の一言で強姦されたあげく、周囲には恋人と見なされ借金まで背負うことに!?巻き込まれて巻き込んで、トラブル続きの二人が送る。ジェットコースター・ラブ。
<コメント>

宮本佳野さんの素敵な表紙についふらふらと表紙買いしてしまった作品です。^^;

句読点のはっきりしたタイトルもいいですね・・でも中身は、ぬるいですから、大丈夫です。こわいくないよー(笑)

主人公の八重樫は、大学病院で外科医だったけど、教授の失策から自分の研究していたものまで中止に追い込まれ、大学病院の体質に嫌気を感じて、過疎の診療所に就職したのでした。

ここで八重樫先生のイメージは「Dr.コトー診療所の吉岡秀隆」になってしまったんですね。

で、大学での忙しかった日々が嘘のようにのんびりした毎日を送っていたところ、腹を刺された山下(遊び人っぽいハンサム)が突然やってきます。

もちろん保険証もなく、追い出す訳にもいかない八重樫は、入院施設もない診療所裏の自宅に、その身元もわからない山下を泊めてやることになるのですが。

この山下・・口も人当たりもいいものだから、みるみる近所のおばちゃんたちのアイドルに。。ここで山下のイメージは「オダギリジョー」に・・(笑)

のらりくらりと良いようにあしらわれ、やられちゃいます、吉岡秀隆、いや八重樫先生。

話は借金を作って逃げた山下の友人を探して、二人で北にむかって旅をする話なんですが。。

オダギリジョー(山下)×吉岡(八重樫)のおいしい映像が、もう目の前を言ったり来たり。
オダギリジョーいえいえ、山下の腕のなかで眼をさました八重樫のあわてっぷりとか・・・

八重樫が好きだと告白したけど山下が身を引いていなくなって寂しいのを我慢しながら、やっぱり山下を捜しにいこうって決心するとことか・・

映像になって浮かんでくるんです。すごく楽しく読めました。(笑)

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