「フェイス・オフ」小川いら
<あらすじ>
伊月倖弥、二十四才。線の細い美貌ながら、生来の人間嫌いのため他人をよせつけない。シビアな皮肉屋で、大学院で一生の天職と志す鉱物の研究に打ち込んでいる。人呼んで「地質学教室のアイス・ドール」奥田篤大、十七才。超高校級の才能と体格に恵まれたアイスホッケー選手。倖弥に出会って一目惚れ、持ち前の明るさと体力と打たれ強さで果敢にアタックするが…?すべてが正反対な二人の初恋物語。
<コメント>
才能あふれる攻めが、猛アタックするお話、第二段!笑
今度は高校生が、猛アタックです。天然かとおもうほどの猛アタックに、主人公ともども、引きそうになりますが・・
主人公倖弥(ゆきや)は、人付き合いが苦手でいままで深く人と付き合うことをしないまま成長した専門馬鹿の大学院生です。そんな彼に一目ぼれしたのが、たまたま大学に練習にきていた高校生篤大(あつひろ)
大柄な篤大に、むやみと懐かれ、うっとおしさを感じていたのに、篤大に強引に誘われてアイスホッケーの練習に立ち会うようになり、篤大の雄姿を好ましく感じるようになる倖弥
しかし、人付き合いの経験が浅くそれを恋とは自覚できない倖弥は、セックスフレンドの教授との付き合いも今までどおりずるずる続けてしまっていた。
一生懸命自分を求めていた篤大との付き合いも深まり、自分のなかで篤大がだんだん大きく占めるようになってきたある日、練習中に篤大は膝を痛めてしまう。
篤大が大学にこなくなり、このまま自分との関係がなくなったほうが、彼のためなのかもしれないと悩みながら、助教授を部屋に招きいれたところで、お約束の鉢合わせ。(T_T)
逃げ出した篤大を追いかけられない倖弥。今まで自分から誰かを求めることがなかった倖弥は、逃げていく篤大をどうすることもできないまま、日が過ぎて。。
子供っぽい倖弥が、素直に篤大を求めることができるか、最後まではらはらさせられましたがアイスドールの倖弥がだんだん人間らしくなり、人を愛する心の痛さ、苦しさにあがく様子がいいです。
あなたのために早く大人になると大人発言をかます篤大も、好感がもてました。
読後感が、すがすがしい作品でしたねえ・・
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