「グレイ・ゾーン」久能 千明
<あらすじ>
「欠点がないところが欠点」といわれる敏腕警部補、香坂譲は、憧れ続けてきた幼なじみであり元警視、片岡亜久利と偶然の再会を果たす。酒と「薬」の力を借りて思いを遂げた譲を、「俺のことは忘れろ」と冷たく突き放す亜久利。亜久利が警察を辞めたのはなぜか? 弁護士事務所を手伝っているという彼は、いま何に関わっているのか… 「はぐれ狼」のような亜久利に譲の気持ちはかき乱される。そして、ある事件でふたりの身に大きな危険がふりかかる。
<コメント>
角川ルビーのハードカバーです。一冊まるまるです。長編BL。楽しめました。
ハンサムぞろい、しかも白系ロシアのクォーターの元警視×現役キャリアです。煩悩の向こう側には、うっすらと湾岸署が浮かんで、耳元では聞きなれたテーマが・・いえいえ。笑
警視総監も夢ではなかったばりばりキャリアの敏腕警視が、自分に何も言わず警察をやめてしまって、ある日、雑踏の中で片岡を見つけた譲は、思わず飛び出していきます。
出だしからもう映画のようです。ページも十分あるので、丁寧に書き込まれています。読み応えもあり、あきさせません。
分厚いハードカバーというのに、苦になりません。
ただひとつ難点としては・・
風呂に持って入るには、重すぎる。
風呂には、やっぱり文庫でしょう・・(もって入るなって。だって、じっとしてる時間がもったいないんだもん)
しかし、はるは、重さにもめげず表紙カバーをはずして、毎夜風呂に持って入りましたが。片手で持つには、やはり重かった・・
続編に片岡が警察をやめてしまった原因となる過去の事件を扱った「ボーダー・ライン」、ずっと追っていた幻の麻薬「ブラック・ウィドウ」の製造データを破壊しようとまたまた痛いシーン連続の「ターニング・ポイント」
の三冊で構成されています。
そして、最近、作者によるグレイ・ゾーンの同人誌の総集編「TRUE GRAY」もでていまして、2002年の初版作品なのにまだまだ健在です。古本屋にも、出回りませんしねえ。買った人は大満足で、手放せないということでしょうか・・同人誌のイラストは、本編と同じ蓮川愛さんですので、おいしさ二倍です。
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