「恋する絶対の法則」いおかいつき
<あらすじ>
29歳の新米弁護士・高城優弥は、高校生の宮路曹(みやじつかさ)に痴漢と間違われたことをきっかけに、挨拶を交わす仲に。再び痴漢にあう曹を優弥は助けるが、犯人を見て曹は倒れてしまう。曹の父親から事情を聞いた優弥は、曹の力になりたいと思い、一緒の電車で通勤することに。曹もまた優弥に心を開き始める。一回りも違う曹への気持ちに戸惑う優弥は曹と距離を置こうとし…。
<コメント>
「好きこそ恋の絶対」 「君こそ僕の絶対」の高城幹弥の双子の弟、優弥のお話です。絶対シリーズ三冊目(このタイトル群、ややこしすぎ。。書いてて何がなんだかわかんなくなるので、とりあえず絶対シリーズと勝手にひとくくり^^;)
真二と幹弥の関係をみとめないと言っていたのに・・舌の根も乾かないうちに。。
おいおい、曹(つかさ)は、男だぞ!あんたが反対していた男だぞ!しかも高校生!
一応、弁護士だし相手が未成年で男子だという事実に、一度は身を引こうとしたんだけど、だめでした。
母親の性的虐待で母親にひどいトラウマのある曹。離婚してすでに父親の元に身を寄せている曹。そんな曹に母親が会いたいと母親の実家から抜け出して会いに来るのですが・・恐怖に身をひきつらせ、愕然と立ちすくむ曹をみつけ、抱きしめる優弥。
大人として身を引かないといけないと頭では納得していても、傷つき震えている曹を放って置けない優弥は、曹の庇護という名目で同居することを誓うのでした・・ちゃんちゃん。
都合のいい兄ちゃんだ。笑
優弥は、まあこんな奴だと、おいといて、繊細で傷つきやすい心を持っていながら、優弥をいたわるしっかりものの曹がけなげでいいですよ。だって、優弥が、世間体を気にして曹から距離を置こうとするのを敏感に察知しながらも、受け入れようとするんです。
高校生に気をつかわせてどうする優弥!しっかりしろ!
今回双子の兄、幹弥が、真二のことを愛おしいとおもっていると弟に告白するところがいいですね、真二が直接出てこないから、余計にエリート検事なのにちょっとほほを染めながら告白する幹弥が、ほほえましいです。
そんな素の顔を見せられ、ブラコンの優弥も、もう兄たちのことを許すしかないでしょう。自分たちのことは、当分明かすつもりはないらしいところが、ちょっとこずるいですが。
曹が大学生になったところとか、後輩弁護士になって、同じ職場にやってくるとか続編がでたらおもしろいと思うんですが。。
いおかさんの作品は、ハードボイルドっぽい入り口だけど、中身はサザエさんぽいアットホームだから硬い職業が苦手な方にもさらっと読めていいと思いますよ。笑
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)






最近のコメント