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さ 崎谷はるひ(さきやはるひ)

「心臓がふかく爆ぜている」崎谷はるひ

Sinnzou 「心臓がふかく爆ぜている」崎谷はるひ

<あらすじ>

リラクゼーションサロンなどを経営する会社の開発部員・齋藤弘は、地味でおとなしく、ふられてばかりのゲイ。大手企業から転職してきたイケメンで有能な降矢信仁を苦手に思う齋藤だったが、仕事で落ち込む降矢にアドバイスをしたことから親しくなる。降矢に惹かれていく齋藤は酔った勢いで思わずゲイと告白。そのうえ降矢からつきあおうと言われ…。

<コメント>

ぐるぐるする主人公が好きだと公言していますが、さすがに今回の主人公はイラッとさせられました。ε-( ̄ヘ ̄)┌

地味なのは、まあ許せるけど何から何までネガティブシンキング。人慣れしてないシャイな主人公なら好感もてるのですが・・

30過ぎのいい大人がこんなだと、普通は友人からも見捨てられますよ。いい加減成長しろよっ!って。

めんどくさい主人公でした。。笑

さて、あたらしい冷蔵庫が先日届きました。展示品で、型おちをさらに値切り倒した冷蔵庫です。

野菜室と冷凍室、冷蔵室がわかれているのですが、スタイリッシュなこの頃の冷蔵庫には、外に「ここは、○○」てな表示はないんですよねぇ・・

冷蔵室や、製氷室、急速冷凍室などはわかるんですが。

野菜室と冷凍室の区別がつきません。そりゃ冷えだしたらわかるんでしょうが・・

仕方なく説明書をよみながら、こっちが冷凍室だと出していた冷凍食品をつめこみました。

そして翌朝!みごとに冷凍食品は、溶けていました。Σ(・ω・ノ)ノ!

説明書読んだのに、間違えました。(ノ_-。)

一番下が野菜室、その上が冷凍室でした。実は、もう一台あるメインで使っている冷蔵庫と逆なんですよ。

慣れるまで冷凍室、野菜室ってマグネットはって区別しないと、またしても間違えそうになります。

冷凍食品買うのが怖い・・(入れ間違えなきゃいい話ですが・・笑)

「純愛ポートレイト」崎谷はるひ

Jyunnai 「純愛ポートレイト」崎谷はるひ

<あらすじ>

写真学科に通う美大生・篠原亮祐は、バイト先のコンビニに毎晩訪れる真面目そうな隠れ美形会社員を気に入り、毎日見るのを楽しみにしていた。そんなある日、ひょんなことから彼・小井博巳に貸しが出来た亮祐は、彼をモデルに写真を撮らせてと頼む。レンズ越しに素の博巳と向き合うにつれ、外面とその素直さとのギャップに新鮮さを覚え、彼自身に惹かれる心を止められず―。

<コメント>

とこさんのお宝セットと誠さんのおすすめ両方にはいっていました。

崎谷先生の初期の作品を文庫化しようのシリーズの一つです。

前半の篠原目線の話では、篠原の異常さは、まったく感じず、純真でまっすぐな青年だなぐらいにしかおもわなかったんですが、後半の博巳視点のお話で、はじめて篠原とのジェネレーションギャップや、ものの考え方の違いが浮き彫りになり、思い悩む博巳のジレンマが面白かったですね。

小井博巳を美形会社員にしなくても、問題ない話だし、むしろ普通のサラリーマンのなかに光る物を発見した、篠原の審美眼的なものも、面白いとおもいますが、まあ初期の作品には、むやみと美形キャラがでてくるので、仕方ないでしょうね。

むしろ後半の博巳視点の話こそ、崎谷先生の現在の実力発揮の作品で対比がおもしろいです。

後半キャラの性格がふかまるので、前半と人柄がかわった?という印象すら感じますが、いえいえ、そのあたりは、スルーして差し上げましょう。

だって、大好きだったものが、数日後には、なぜにそこまで熱くなっていたのだろうと、熱が冷めるコトってよくあるじゃないですか・・

と、最近以前あつめたビーズを処分したはるは、つぶやく。。(爆)

むりやりおくりつけてすみません、くみさん、冬子さん、だって穴がよくみえなくなったんだもん・・(ーー;)

作家の先生もいっしょですよ。

主人公たちにあつい思い入れをしながら書き込んでいくけれど、時代時代でツボはかわってぶれてきますよ。それが味わいでもあるし。。

青い崎谷先生と、熟成された崎谷先生が一度に味わえるサンドイッチ作品だと思って読んでいただきたいですね。笑

「キスは大事にさりげなく」崎谷はるひ

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「キスは大事にさりげなく」崎谷はるひ

<あらすじ>

日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で静かに暮らしていた一之宮藍(いちのみやあい)は、突然の祖父の死で降りかかってきた莫大な相続税に、すべてを失うことになってしまう。しかし、途方にくれる藍の前に現れた志沢グループの後継者・志沢知靖(しざわともやす)は、祖父同士が旧知の仲だったと告げ、藍は祖父の作品とともに彼に引き取られることになった。だが与えられた身に余る贅沢に戸惑う藍は、衝動的にその身体を志沢に差し出そうとしてしまうが―。

<コメント>

今回も、BLCD聞いてから原作を探したというポロロッカです。

2005年当時の崎谷先生のHシーンのスタイルが「あ行変格喘ぎ声活用」スタイル(笑)だったし、シリーズがにたようなタイトルで、どこから読んでいいかわかんなくて読んでなかったということもあり、未読でした。

期待もしていなかったのですが、友人からこのシリーズをいただき、2007年発売されたBLCD白鷺シリーズ「キスは大事にさりげなく」を先に聞いてしまいました。

そもそも低音おじさまボイスに弱いはるは、クールな志沢知靖を演じる大川透さんと敵対する美術ブローカ福田を演じる黒田崇矢さんに、ダブルパンチされてしまいました。

そしてストーリーが重くなりすぎないように投入されたサブキャラ弥刀(みとう)が、いい味をだしてるんですが、しかも彼を三木眞一郎さんが好演されてまして・・

贅沢なBLCDでして、CDの影響でぜひとも原作をよんでみたくなり、CDを聞き終えると同時にヤフオクで、即日終了だった4作品「キスは大事にさりげなく」「夢はきれいにしどけなく」「恋は上手にあどけなく」「蜜は夜よりかぎりなく」を落札、早速一気に読みました。

ううーストーリーがわかっているだけに、どきどき感が減退してしまいました。残念。

・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

BLCD聞く前に、これを一気読みしたかったと思いました。

総集編のような、最後の作品「蜜は夜よりかぎりなく」

シリーズのその後の志沢藍編と、その後の弥刀編と、藍の父親衛の過去編の3作品がはいっているのですが、衛と福田の話がすごかったですね。

物語の始まりであるここにたどりつくためにシリーズはあったのではないかと思わせるほど、この衛と福田の若かりし頃の話がよかったです。

愛をしらない福田に踏みにじられても愛したいとおもいつつ、自分の愛が福田を苦しめるからと別れることしかできなかった衛。

苦い想いしかのこさなかった二人の時間だったのに、それでも後悔はしていないといいきる衛の福田への想い。

短編にしておくのは、もったいないほどの秀作です。シリーズ開始した当時より、3年が経過し、崎谷先生の作品作りへの姿勢がかわったのを感じさせられる作品です。

この最後の短編を読むためにも、シリーズ未読の方は、ぜひ読んでみてほしい。

シリーズスピンオフの弥刀×朋樹編である「平行線上のモラトリアム」「垂直線上のストイシズム」も、探して読んでみようと思います。

CDにもなってるシリーズ作品は、あなどれませんね・・(>_<)

今度からは、CDを聞く前に原作のシリーズ作品を読んでみることにします。

「ヒマワリのコトバ~チュウイ」崎谷はるひ

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「ヒマワリのコトバ~チュウイ」崎谷はるひ

<あらすじ>

カフェバー「コントラスト」のマスター・相馬昭生と弁護士の伊勢逸見。高校時代、恋人同士だった二人だが、伊勢が昭生にとって自分は“誰かの身代わり”なのではと疑ったことから徹底的に破局してしまう。以来十年、伊勢を許せずにいるのに体は繋げ、微妙な関係を続ける昭生。そしてそんな昭生のそばにいる伊勢。すれ違ったままの二人は…。

<コメント>

はるの、縛り妄想にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

コメントや、ひっそりとメールでみなさんの妄想感想いただきまして、ありがとでした\(^o^)/

縛りという単語に逆にコメントが書き込めないと泣いていらっしゃった方もありますが、「緊縛」「拘束」は、恥ずかしくないですからね。

堂々と、緊縛スキーはカミングアウトしていきましょう!爆

さて、誠さんからお借りして読んだこのシリーズ!シリーズ最後の主人公は、大人のくせして、ヘタレです。┐(´д`)┌ヤレヤレ

今まで出てきた学生さんたちのほうがよほど、しっかりしてる。笑

ちょっと状況が悪化すると、取り乱して錯乱し、現実逃避して。。

どこまでヘタレだよと、読んでいてなさけなくなってきました。

こんな奴いたよね、とすごく既視感が・・

思い出したヽ(*≧ε≦*)

アニメ「隠の王」で、守って見せますと豪語しておいて、早期に戦線離脱し全然役に立たなかった雲平・帷・デュランダル(くもひら・とばり・でゅらんだる)!

教師のくせして、生徒に助けられまったく役にたたなかったあいつですが。。

「隠の王」見た方、相馬が、似てると思いませんか?笑

相馬のセリフが、ずっと浪川さんに脳内変換されて流れてきましたよ。。(=_=)

しかし、隠の王では、だれにも顧みられなかったが、ヒマワリのコトバでは奇特な愛人逸見が、最後まで相馬を見捨てないです。

この逸見の献身的な愛を、逸見視点で描くと、それは苦しく楽しい物語になりそうだなと・・M心がうずうず。。(≧∇≦)

まあ謎解き総集編的なお話なので、今までのシリーズを裏側からみるようで、あのときこういうことが起こっていたのかと、アオゾラのキモチ、オレンジのココロを読み返したくなりますよ。

崎谷先生の新境地、とても楽しく読ませていただきました。

誠さんも、ありがとね!

「オレンジのココロ-トマレ-」崎谷はるひ

Orange 「オレンジのココロ-トマレ-」崎谷はるひ

<あらすじ>

総合美術専門学校に通う相馬朗(そうまあきら)は、デザイン科イラストレーション専攻の二年生。アイドルのような可愛い顔に小柄な体、しかし気は強い相馬はまだ恋を知らない。そんな相馬が気になるのは、爽やかで学生からも人気の高い担任講師・栢野志宏(かやのゆきひろ)。相馬の就職のことで意見がぶつかりながらも、過去に何かを抱える栢野が気にかかり…。

<コメント>

出張と夜の会議の疲れが出だしたのか、腸炎っぽいはるです。

昨日も家にかえったのが21時。お風呂で寝そうになりました(=_=)

なかなか本がよめないのですが、みきさんからお借りしていた本をやっと読み終わりました。

「アオゾラのキモチ」第二段、美術専門学校のお話です。

よかったです。いじいじしたって、みきさんから聞いてましたが。。青春ですなぁ・・

主人公、朗は、はじめての恋としらず、どうしてこんなにこの人に突っかかちゃうんだろうって。。

お前は、小学生かって。。( ´艸`)プププ

朗は、朗なりに家庭的な問題をかかえ家族のまえでは明るくふるまい、ずっと本当の気持ちを抑え込んで、鬱屈した心を抱えること自体に罪悪感すら感じているんですねぇ・・

でも、暗くない。強い責任感で家族を守ろうとしてます。

人生に目標もなく、将来設計のない子かとおもったら、選択肢を自分つみとり、家族を守る道を選ぼうとしてるんですねぇ、けなげです。

弱いなりに一生懸命な朗を見捨てられるはずありません。(^-^)

才能があるのにどうしてもプロの道にすすもうとしない朗を放っておけない担任の栢野。

自分ひとりで悩みを抱え沈没しそうな朗に、手を差し伸べます。

今回全然役に立たなかった、朗の母親の弟の昭生ですが、シスコンで弱い昭生の秘密が次回の第三段で明らかになるようです。

昭生と弁護士先生との間になにが。。痛そうな展開がたのしみですねぇ・・

しかしながら崎谷先生、どうも体調がよろしくないようです。

第三段いつまでもお待ち申していますので、ご無理のないようにしていただきたいものです。

「ラブスクエア」崎谷はるひ

51adrpbyvrl__ss500_ 「ラブスクエア」崎谷はるひ

<あらすじ>

派手で綺麗な顔をした24歳の征矢は、ある日立ち寄った図書館で、バスケ部の先輩・白倉に偶然再会する。当時、物静かで真面目な白倉と、頑なで斜に構えていた征矢は、相容れなかった。しかし互いに気にせずにはいられない存在でもあり…。再開後も、互いに興味を惹かれあう二人。自分がバイだと自覚していた征矢は、その関係を変えようと、白倉にモーションをかけるが―。

<コメント>

復活しかけに読んだので、ストーリーが頭の中でごちゃごちゃしてますが、ただ面白かったのだけが記憶に残っています。

崎谷先生がこのところ積極的に展開されている「丁寧に描く主人公の心情」と、初期の作品にあったような「怒濤のH」が渾然一体となっていい感じに仕上がっています !

しかも、怒濤のHも、必然のHですのでなんらストーリーを分断することなく、自然でしかも、2人の個性あふれるHシーン。

しんどいといいつつも、結構たのしんでますねぇ、私・・(-ω-)/

回想シーンと、現在の再会のシーンを繰り返すことで、主人公の盛り上がっていく気持ちに読者もシンクロして、俄然応援してしまいます。

いじいじぐるぐるして、じれったいと思ったところで、作者もじれったくなったのでしょう、主人公に突然の告白をさせて、急展開に。

相手の子?気づいてなかったんですか?ここまでモーションかけまくってたのに・・(笑)

誠実な白倉先輩、一歩間違うと天然ボケだから。。ヽ(`▽´)/

ラストのHに踏ん切りがつかなかった白倉の原因がこうくるとは。。

この当たり、初期の崎谷作品を彷彿とさせるギャグテイストですかねぇ・・

崎谷先生も、シリアスとギャグの配合をまだ手探り、実験状態なんだと感じました。

次回は、どんな配合で読者をたのしませてくれるんでしょうか??

風邪でも読める推薦図書でした、|ω・`)プッ♪

「アオゾラのキモチ-ススメ」崎谷はるひ

51jdempiarl__ss500_ 「アオゾラのキモチ-ススメ」崎谷はるひ

<あらすじ>

同じ専門学校ながら、ファッション科とアニメ科はまるで異文化。アニメ科の北史鶴とファッション科の冲村功は、ある事件をきっかけに親しくなる。史鶴は、最初の恋が最悪の結果となり、次の恋も同棲までした恋人に裏切られ、恋愛に消極的になっていた。冲村に惹かれながらも三度目の恋に臆病になった史鶴は、あきらめようとするが…。

<コメント>

みきさんいおねだりして、借りちゃいました。

すごくよかったです。崎谷さんのファンには物足りないかもしれませんが。。

「花がふってくる」以降、あ行五段活用のようなあえぎ声を封印したのか、心理描写が丁寧に描かれ、崎谷先生のこういう方向で行きたいっていう意欲を感じられる作品でした。

手ひどい恋愛経験しかない主人公は、恋愛にひどく臆病で、まっすぐ自分を慕ってくれる年下の同級生冲村功にひかれながらも、自分をなだめ、ごまかし、気持ちがそちらに傾かないように、自分の恋心に目をつむります。

わざと注目されないように、前髪で顔を隠し、パッとしない服装をして。。

でも冲村は、そんなふうに目立ちたくないという隠した史鶴の気持ちを、当たり前のように汲んでくれます。

ぽっかり空いた胸に徐々に温かい気持ちがながれこみ、隙間をふさいでくれる年下の恋人。

やっと思いが通じ合っても、つい後ろ向きになる史鶴は、自分の心をもてあまします。

わかってもらいたいけど、心を開くことに臆病になっているこのあたりの史鶴の想いが丁寧に描かれていますが、それまでの場面でも、友人と深くかかわりたくないとなぜか人を拒絶しているシーンが本当にさりげなくちらほらと挿入されているので、冲村に心をひらくことができない史鶴の気持ちが、痛々しくて、とても迫ってくるものがあります。

いいですねえ。。崎谷先生といえば、BLのエロシーン先駆者的な立ち位置でしたが、それだけではない、たくみな筆力を感じさせられました。

続編の構想もあるそうです。次回は、「チュウイ」か、「トマレ」とか。

ええっと、暴走するのは、冲村クン?笑、

直情的で喜怒哀楽表現がストレートな年下の恋人は、かわいいです。好きなだけ暴走してください。(*^ω^*)ノ彡

「花がふってくる」と「アオゾラのキモチ」の間に発表された「大人は愛を語れない」も探して読んでみたいと、強く思いました。

崎谷先生、注目です!

「花がふってくる」埼谷はるひ

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「花がふってくる」埼谷はるひ

<あらすじ>

大学助手の蓮実秋祐(あきひろ)は、いとこの袴田涼嗣(りょうじ)と同居している。同い年のくせに、際限なく甘やかしてくる涼嗣に、秋祐は密かに恋をしていた。近すぎる距離があたり前になっていた二人だったが、涼嗣が恋人・理名との結婚を決めたことから事態は大きく動き始める。秋祐は涼嗣への想いにピリオドを打ち、離れる決心をするが―。

<コメント>

埼谷作品がちょっと苦手というはるに、冬子さんがわざわざ貸してくださった作品です。ありが㌧♪(・ω・)ノ、借りてよかったよう!

埼谷先生はデビュー10周年だそうですね。おめでとうございます!

初心に帰るという意味で書いたというだけあって、いつもの崎谷作品とは、趣の違う今市子先生の表紙の雰囲気のそのままのしっとりとした話になっています。

後半部の短編小説「夏花の歌」の骨子を考えたのが15年ほど前で、書き上げてみようと思いたったのが、スランプだった頃の4年前、10周年めに書き上げたという思いいれの深い作品だと、文章からひしひしと伝わってきます。

いつもの、エロ切ない崎谷作品を期待していた方には、エロ少なめで肩透かしだったかも知れないですが、はるはこういう雰囲気のある作品が大好きですよ。

登場人物も魅力的です。秋祐は、研究バカで、日常生活能力皆無です。仕事も、家事も人並み以上に器用にこなす、いとこの涼嗣が、みかねて世話をやきますが・・

涼嗣のことが好きな秋祐にとって、そうやって世話をされるのは、くすぐったいような、せつないような、それでもいやじゃないので、ついつい涼嗣が世話をするに任せていますが・・

涼嗣の結婚が決まった段階で、切ないですけど、この作品のいいところは、結婚をきめて本人にいわれるまで結婚したら秋祐の世話をやくことができなくなることに、涼嗣は気付いていなかったというところでしょう。

なんでもそつなくこなしていた涼嗣が、唖然とします。

秋祐にいわれて初めて秋祐を失うことに気付くのです。あまりに近い存在で、あまりにいっしょにいることが自然だったから、自分にとって一番大切なものが誰なのか気付かなかったんですよね。ある意味「にぶちん」です。笑

男同士の関係に引け目を感じる秋祐もかわいいし、秋祐に気を使わせないようにしながらも、ぐいぐい引っ張ってくれる涼嗣の細やかな心配り具合もかっこいいです。

崎谷先生、はじけるエロせつない作品も時にはいいですが、こういう読ませる作品も是非ともじっくり書いていってほしいです!

「絵になる大人になれなくて」崎谷はるひ

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「絵になる大人になれなくて」崎谷はるひ

<あらすじ>

電子機器メーカーの営業・坂上真弓は、新しく入ったバイト井原峻之に驚く。坂上と井原は、高校時代、親友だった。しかし卒業と同時に井原は坂上の前から姿を消したのだ。そのことに傷つき、いまだ引きずっている坂上は八年ぶりの再会に戸惑う。「あのころから俺のこと、好きだっただろ?だから離れたのに」と言う井原に坂上は…。

<コメント>

今月買った埼坂はるひ本第二段、でも新しくないです。本屋で探さないでくださいね。去年発刊ですから・・Amazonの書評には、6年前の作品を改稿されたということでしたが、これは改めて文庫化しない方がよかったのでは?なんていうきつーいことを書かれていますね。

でもはる的には、「あしたのきみはここにいない」より好きかも・・人付き合いの苦手な主人公が唯一頼りにしていた高校の同級生なのに、自分に何も告げずよその大学にいくは、引っ越して所在を誰にも知らせないわなんてことになったら、自分ってなんだったのってことになります。

ただひとり心を許していた相手だっただけに、捨てられたという思い、その痛手は大きく深いです。

それが、職場にアルバイトとしてやってきちゃいます。

8年ぶりに見た同級生は、高校のときよりハンサムだし、仕事はてきぱきこなしちゃうし。。たった3ヶ月だけと期限付きできた井原に、動揺しまくりの真弓。

うじうじぐるぐるしている心理描写が、じれったいといやになる人もいるかもしれないけど、「目を閉じればいつかの海」のようにひとりじれじれする作品がすきなはるは、楽しめました。

井原が何故真弓のまえからすがたを消したかという理由は・・井原の欲情がきっと潔癖だった高校生の真弓には耐えられないだろうという井原の思い込みなのですが。

相談しろよ、実は両思いなんだから。笑

しかし、大人になった2人には、この障害は不要でしょう。真弓も積極的になってますしということで、その後のSSでは、積極的な真弓の一面に、井原がたじたじしてます。笑

いい年をした大人がフリーターかよと思わせといて、実は結構有名な役者さんだったなんていう展開いいですよ。

真弓の職場にきた井原を見て、自分をすてた男がフリーターという社会の落伍者になってやがる、ざまーみろって思っていたのに、実は業界人で、妹がサインをほしがる有名人なのを知ると、井原のいい男っぷりが気になりだすというあたり・・。なかなかテクニック駆使してますよ。

「あしたのきみはここにいない」崎谷 はるひ

Photo_165 「あしたのきみはここにいない」崎谷 はるひ

<あらすじ>

高校三年の三尾朝陽は、教師・北原史誓に恋をしている。ふたりは鍵をかけた社会科準備室で、放課後の一時間、キスをして気持ちいいことだけをする―。やさしいが決して深入りはさせず、「いつかきっと僕を忘れる」そう呟く北原。卒業間近になり、北原は朝陽を避け始めるが、朝陽はこの恋をあきらめることはできず……!? 

<コメント>

またまたコミックとのスピンオフ本かと思っていましたら、同じ内容だったんですね。しかもコミックでの台詞回しとか、あとで崎谷先生が同じようにたどっているので、本当に文章と絵が同時進行です。

今回も・・発刊順と逆にたどって、文庫から読んでしまいました。

最初文庫を読んで、先生に恋しちゃった高校生といういわば王道的な展開で、先生も生徒に心を許しちゃいけないと思ったかどうかわかりませんが、カラダだけの関係。しかも、挿入はダメでしょうという、先生独自の妙な「北原ルール」に乗っ取りf^^;)、快感を覚えさせられながらも、三尾は北原との間にある深い溝を超えられず、もんもんとします。

もんもんと話はすすんで、最後の北原の豹変ぶり(笑)に、すっころんでしまったが・・

これがコミックでみたら、なんだかすとんと納得しちゃって。

三尾のそれでもあきらめないっていう泣き顔も、すごく胸にせまってくるし。

やっぱり文章と絵というダブルパンチは、両方からせまってきて効果絶大でした。

Photo こちらコミック版です。北原先生の目線が三尾に向かっていて、隠している想いがあふれてるって感じがいいですねえ・・。文庫より表情がいい感じなのは、なぜでしょう。文庫の方がせんせの顔が堅いよね。

でもどっちの表紙もしっかり三尾を抱えてるか。やっぱ根っからの拘束男だし、北原。

両方の帯を送って全サの小冊子をもらおう!って何も宣伝しなくてもいいですけど・・(笑)

10月からは郵便局の民営化で、定額小為替の手数料が10円から100円に値上がりします。(100円の為替でも100円の手数料だよ!おいおいむちゃくちゃでんがな・・雑誌編集部の全サ企画は銀行振り込みにしてほしいな・・できたらイーバンクでお願いします・・)全サに応募するのもこれが最後になるかも・・ないない(笑)

ドンキーさん、ブックファースト入り口に並べてあった文庫版「あしたのきみは、ここにいない」の前にたって、「これのコミックさがしてるのよねえ・・」って言ったはるの説明の時、上の空だったのね・・f^^;)舞い上がってたのかなぁ?それとも、ハンターになってたとか。(笑)

コミックは、K-BOOKSで購入したような気がします。んーリブレットだったっけ?

記憶が曖昧ですが・・なんばにありました。(笑)探してみてね!

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