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し 椎崎 夕(しいざきゆう)

「隣に居るひと」椎崎夕

51vnnrl7gl__ss500_ 「隣仁居るひと」椎崎夕

<あらすじ>

室瀬玲一は、姉の形見の喫茶店を経営しながら姪の桃子を育てている。その暮らしを続けられるよう尽力してくれたのが、桃子の叔父にあたる西崎彰也だった。記憶喪失を演じていた彰也は玲一に惹かれ、最初は拒絶していた玲一もやがて彰也を想うようになる。そんなある日、パーティーによばれた玲一と桃子。祖父の家に残るという桃子に玲一は…。

<コメント>

先週の木曜、朝お弁当の準備に冷凍庫をあけてびっくり!冷凍食品が、全部とけていました。(>_<)

結婚のときにかった冷蔵庫がとうとう・・いつのまにかモーターがとまっていたんですよね。コンセントを差し替えるとまた動き出すのですが、いつとまるかわからないって。。

ひやひやしながら週末まですごし、昨日旦那と一緒に冷蔵庫を買いにいきました。家電て、同じ頃に買ってるので、一つ壊れだしたら次々と・・というじゃありませんか。

そういえば、テレビも調子悪いし、ビデオも・・

ちょっと暗くなりました。(ノ_-。)

さて、気を取り直して、「帰る場所」続編の椎崎作品です。

玲一(れいいち)と、彰也(あきや)が、もう少し進展した処からかなと思っていましたが。。

まったく進展しないっす。またもや、桃子がらみの事件で玲一は、ひとりでぐるぐる・・

このパターン帰る場所と一緒じゃんと思いつつ。

まあ、主人公の追いつめられる作品は嫌いじゃないので、楽しくよみました。

今回一番ご活躍なのに、まったく報われなかったかわいそうキャラは。。梶山です。

泣きたくても泣けない玲一を、泣かせてくれた救い処。

こういう場合、カップル成立フラグが立つはずなのに、いざコトに及ぼうとしたら、気持ち悪くて吐くという。。

玲一、それはあんまりなんじゃ。。

しかも、可愛そうな梶山は、その後「三十二番目の初恋」に登場し、救われるのですが・・救われたというか、使い回し感が。

かわいそうな梶山という印象が強く残った作品なのでした・・(-ω-)/

「帰る場所」椎崎夕

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「帰る場所」椎崎 夕

<あらすじ>

室瀬玲一は姉の形見の喫茶店を営みながら、姪・桃子を育てている。ある朝、店の前に男が行き倒れていた。男を家に上げ、介抱する玲一。その男・西崎征一は、七年前に姿を消した桃子の父を思い出させ、玲一はいい感情を抱けない。そんな折、地上げ絡みで嫌がらせを受ける玲一達のもとに、桃子の祖父の使いが現れ、桃子を引き取るといい…。

<コメント>

玄上八絹先生の作品でおなじみ、竹美家らら先生の雰囲気のある美麗イラストにつられて買っちゃいましたが・・

表紙の雰囲気どおり、センシティブで素敵な作品でした。デビュー作の文庫化版ですが、丁寧に作り込まれている感をうけました。

主人公玲一のかたくななまでの一途さが、ヤクザっぽい地上げ業者とのトラブルや、姪を引き取りたいという金持ちの祖父からのいやがらせなど、追いつめられていけばいくほど、自分でなんとかしようと必死であがくその姿が痛々しくて。。とっても美味しかったです。ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ

この頃は、マイルドになってきたような気がしますが、M属性満載主人公で、いたたな作品がおおかった初期の頃の雰囲気があふれています。

自虐的でさえある主人公の行動が、どうにも耐えられないって方もあるかもしれませんが・・はるは、大好物です。

幸せになりそうな予感で終わるラスト・・物足りないかたに朗報です。

続編が同じくルチル文庫からでてますよ「隣に居る人」です。

はるも、知らなかったのですが、誠さんからこの2冊を貸してくださるというお話をきいて始めて「帰る場所」に続編があるのを知りました。

はい!誠さんから「隣に居る人」をお借りするために今回急いで読んだんですね。笑

誠さんから送ったよのメールがあって慌てましたが、心配無用でした。痛さがはるのツボで、一気によめました。

帰る場所をなくした玲一に帰る勇気をあたえた老婆の言葉が重かったですね、あそこで泣きそうになりました。

まだ読んでいない方は是非、読んでみて頂きたいです。

20091008071801_3 さて、こちらはここ数日肩こりになやみながらもとうとう仕上げることができたテーブルクロスです!大きさは約60cm×80cm

2年越し?いや、もっとかかっているかもしれませんが・・

夏場は、汗染みがつきやすいのでやめて秋冬だけ作っていたような気がします。

でも、これだけスケスケなデザインでブルーだと、これからの季節には向いていないですよね。。

夏までお蔵入りかな・・(ーー;)

「三十二番目の初恋」椎崎 夕

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「三十二番目の初恋」椎崎夕

<あらすじ>

美容師の瑞原想は、同棲中の恋人に「結婚するから」と家を追い出され、呆然としていた。失意の中、更にトラブルに巻き込まれ右腕を骨折し、想は家だけでなく仕事も失う事に―。しかしその後、骨折のきっかけとなった勤務医・梶山の家に居候することになり、生活感のない家で二人一緒に暮らすうち、恋人を失った過去に縛られたままの梶山に惹かれ始め…。

<コメント>

とこさんから借りちゃった。。ありがとうございます。

いやあ、久しぶりの椎崎先生の作品でしたが。。面白かったです。

主人公のお人よしなところと、それにつけ込む最低の男たち。

好きな人がいるのに、振り向いてもらえず、最低な男たちにもてあそばれる主人公の精神的にイタタなエピソードがてんこもりで、大変はるのつぼでした。

冬子さんだったか、とこさんが、はるさん好みの作品だとおもうなあ・・と言っていたのを思い出しました。

よーくわかってくださってます。。はい!(*^ω^*)ノ彡

こういうお話大好きです。

主人公想の話言葉のなかの漢字を意図的にカタカナにしたり、語尾をカタカナにすることで、ちょっと勉強が苦手で、お人よしの感じがよく出ています。

勉強が苦手だけど、頭が悪いわけではなく、勤勉で、掃除好きで、心配りができて、すごく気を使ってくれます。

美容院の売れっ子さんで人当たりもよく、店をかわったらお客さんも追いかけてくれるぐらいなので、人柄は抜群。

でも、悪い男を吸い寄せてしまうフェロモンが出ているらしく、出会う男、出会う男、みんなにもてあそばれています。

今までにない誠実な医師梶山は、梶山で、過去の恋人のことがあって贖罪の気持ちから、想の気持ちにこたえることができません。

くーじれったい!

梶山の同僚から脅されて、梶山に迷惑がかからないように身を引く想。

悲惨な状況なのに、じめじめしないのは、主人公がとても前向きで、梶山の気持ちが手に入らなくてもいい、想っているだけでいい、と無償の愛情を捧げているからでしょう。

振り返ってくれたうれしいなぐらいの消極的な気持ちがいじらしくて想にとても好感が持てます。

おまけで付いた梶山視点のSSで、気持ちをあらわすのが苦手な梶山の意外に熱い思いが伝わって、読者もひと安心できますよ。

金ひかる先生のイラストも切なくて・・とてもいい作品でした。

「きみの背中を見ている」椎崎夕

51o491cdiml__ss500__2  「きみの背中を見ている」椎崎夕

<あらすじ>

ずっと好きだった親友の結婚式の日、嶋津一哉は、酔った勢いで見知らぬ男と一夜を共にしてしまう。夢だと思いたい。けれど肌に残る痕がなによりの証拠だった。
数ヵ月後、一哉はある事情から親友の弟・西藤成章と同居することになる。成章はどんなに素っ気ない態度を見せても懐いてきて一哉のペースを乱す。そんな成章にいつしか一哉も心を許すようになっていった。だが、ある日。成章の背中に見覚えのある傷跡を見つけてしまい!?

<コメント>

椎崎さんに、今回はハートを打ち抜かれました・・不器用オヤジ受けですよ。っていっても30前なん だけど言動がオヤジっぽい。

最初の辺がちょっとあざといんですが。

だって、結婚式に遅刻するわ、二次会会場に迷うわ、スーツを汚して、自分では絶対買わないだろうデ ザインの派手なスーツを買わされ、髪形も髪の色も勝手に変えられちゃったというあたり、どうしてそ こまでの前振りがいるのかなって感じで、先の読めない不安におののいたのですが。。

これが中盤必要になってくるんですよ。

主人公嶋津が、背中の傷から、好きだった親友の弟と寝てしま ったことに気が付くのです。

が、その件の弟君は、その時の奇抜な格好の自分が、まさか地味で無口な今の自分と同一人物だとは気 付かないだろうという前提で話が進むのです。

気づかれたら、寝物語で言った、親友が好きだったが結婚したので失恋したということから、親友に自 分の恋愛感情がばれてしまうと思ったんですね。

はーい付いてきてますか?ちょっとややこしいですね。f^^;)まあ作品をよんでください。(笑)

嶋津視点の「君の背中をみている」では、融通が利かなくて人嫌いの嶋津が、親友の頼みから弟の成章(なりあき)と同居することになります。

親戚や友人に裏切られ人間不信になっていた嶋津に対して、成章の細やかな心遣い、優しさでにだんだん心を開いていきます。

人と一緒にいるのが苦手なのに成章といると安らぎを感じるようになります。口下手で硬質、とっつきにくい印象の嶋津がだんだん成章に、心をひらいていくのが良いです。

神経質な野生動物が、人になれていくような感じで。。f^^;)

良い感じになっていたのに、実は成章と成り行きで寝てしまったことに気づいて、関係がぎくしゃくしていきます。そんなぎくしゃくに耐えられなくなったのは、嶋津に一目惚れして下心ありありの成章で、いたたまれ なくなって嶋津の家をでます。

嶋津が素直になって好きだという本音を告げるまで、読者ははらはらさせられますよ。

そうして、成章視点の短編「ずっと一緒に」ハッピーエンド後ですが、成章はまたもややきもきさせら れます。

べたべた甘い関係になりたい成章。しかし嶋津は男同士の関係にはいろいろこえなければ行け ない様々な問題があると二人のずっと先のことを考えています。

欲しいがるばかりでは恋愛は持続できないことに気付き、一つ大人になった成章君でした。チャンチャン。

「水底の月」椎崎夕

512bmilkpyjl__ss500_ 「水底の月」椎崎夕

<あらすじ>

最初から叶うはずのない恋だった・・・老舗遊廓・三浦屋の深月は、ある秘密を守るため男でありながら遊女として育てられてきた。「外」の世界を知らずに従順に日々を過ごしていた深月は、楼主の命で「島」へ渡ることになる。そこで出会ったのは異国船の船長・コンラートだった。深月をからかっては面白がるコンラートにやがて深月は惹かれていく。だが、同時に、それまでなんの疑問も抱いていなかった自分の立場がどうしようもなく苦しくなり・・・・!?

<コメント>

遊郭&異人さんの切ない系の話です。でも、厳密に、いつの時代のどこどこっていうのでがなく、鎖国している江戸時代っぽいファンタジーです。

すごい切ない話だと思うけど、六青みつみさんの衝撃的切なさの前に。。ちょっとへたれて思えた。くすん・・

すごいせつないんですよ。

異人さんの落とし子か、隔世遺伝か、目の色が灰鼠色の少年。異人の届け出を役人にしなかったばかりに、ひと目につかないようひっそりと遊郭の中で育てられます。

理解ある客にだけ売られる遊女となったある日、島(出島みたいなもの)から、出張ヘルスのご指名が・・(笑)

深月(みつき)視点なので、異国船の船長コンラートの意図がよくわかりません。

興味があるのか、ないのか、どうしたいのか・・

身請けの話や、店を変わらなければいけない話が、飛び込み、コンラートの意図が見えずこのまま別れてしまう悲恋ものか、一緒に逃避行するハッピーエンドかと最期まで、はらはらし通しでした。

出入りの厳しい島のはずなのに・・

なぜか一緒に出航できちゃいました。船員の服をきて、断髪した少年として。

島に入った人数と出た人数が違うだろうがと、役人をせめてはいけません。

だってファンタジーなんだもん・・(笑)

「コイビト」椎崎夕

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「コイビト」椎崎夕

<あらすじ>

ひとつのドアベル。それが菅谷僚平の運命を大きく変えた。開いたドアの向こうに立っていたのは、3年前に別れた高階とその妻であり僚平の義姉であるいずみ、そしてふたりの子供の翔太の3人だった。僚平と3人の同居生活が始まる。すでに高階との関係は過去のものになっていたはずなのに、彼は僚平にあれこれと手を出してくる。だが、僚平には既に左右田という相手がいた。はたしてこの行方は…。

<コメント>

なくなったお母さん似の女顔で「美人」のはずだけど、このイラストはなあ・・

こんちは、はるです。古い作品です。椎崎さんデビュー二作目のものです。たぶん。

椎崎さん独特のせつなさは、この頃から健在ですが、登場人物みんな複雑な人間関係で、こじつけっぽいのが気になります。

主人公一筋だったはずのゲイの恋人「高階」が、いつのまにか義理の姉を孕ましてるうえに、生まれた子は、高階の子ではないという真実が・・

ちょっとこじれすぎです。椎崎さ~ん・・ちょっと、ちょっと、ちょっと。とタッチになってしまいました。

まあデビュー二作目だからとおおめににみましょう。この後のすばらしい作品群へのプロローグだとおもって。椎崎エッセンスは、たっぷり含まれてますし。

自分の苦しいときを助けてくれた義姉を助ける為に、今度は自分が身を引く健気な主人公が、いいですね。

今の恋人未満の左右田も、熊っぽいかわいいところもいいです。いざって時には頼りになるし。

でも、イラストがねえ・・左右田と僚平って20センチの身長差があるほどの体格の違いがあるんだけど・・この表紙のイラストでは、どっちが熊かわかんねええ。(手前が熊か・・やっぱり)

もう少し、色っぽいイラストにしてほしかったなあ。

「優しい檻」椎崎夕

Photo_38 「優しい檻」椎崎夕

<あらすじ>

「所有物は所有物らしく、潔く諦めるんだな」
ある寒い日、橋本樹は彫刻家・常盤正嗣の工房を訪ねる。樹が秘書を務める山辺泰之のもとへ常盤をつれていくために。
だが、山辺の愛人として知られる樹への態度は冷たかった。まっすぐな瞳で樹を好きだと言ってくれたのはもう遠い過去のことなのだ。
常盤は病床の山辺が自分を後継者に選んだことを知ると、山辺のものは好きにしていいはずだと無理やり樹の身体を奪い、そのまま閉じ込めるように樹を工房に留める。
まるで意思のない人形のように扱われながらも、常盤への気持ちがあの頃から少しも色褪せていないことに気づいた樹は・・・・!?

<コメント>

珍しく新刊を手にとってるはるです。椎崎作品で、しかも監禁モノだよう。これは買いだなといけないとは思いながらも、みだらな妄想が・・

脳内スクリーンには、団鬼六「花と蛇」のような映像が渦まいていました・・が・・。

ふぅ・・椎崎さんですもの、そんなごむたいなことをするはずありませんでした・・

監禁ものですが、痛くないですねえ。監禁されてる状況なのに、仲良し含有率が高くてまったりとした時間が読者にも心地よいです。

主人公樹(いつき)が、右足首を骨折と左足首を捻挫して、映画「ミザリー」のように家の主人常盤に介護されますが、やさしくお風呂に入れてもらうし、腰までとどくような長い髪も大事に洗ってもらうし・・。

2時間おきの下の世話まで・・ここまでかしづかれちゃ、あなた。監禁といっても気分はお姫様ですよ。ふふ・・

しかしへたれ具合が、許せないのは、彫刻家で樹の主人「山辺泰之」8年間自分の手元において恋愛は禁止、自分の言うことだけを聞いて、すべての行動は山辺の許可のもとにおけと愛人契約?をかわしながら、手をださないなんて、BL界の風上にもおけない奴だ!

樹を愛している常盤の師匠と言う立場をもっと利用して、樹と常盤を邪魔しちゃえ!!

せめて女物の着物でも着せて、彫刻や下絵のために、嫌がる樹をモデルにしちゃえ。髪を切るなと腰まで伸ばさせておいて、毛先に触るだけって、あんた長髪フェチか!

妙に私、興奮してますが、まあ監禁といえども痛くないので、痛いHの嫌いな方にはお勧めです。

しかし二度までも樹に逃げられしかも、9年またされたのにまだ待ってもいいという常盤、あんた結構Mだねえ・・笑

「好きと言えない」椎崎夕

Photo_39 「好きと言えない」椎崎夕

<あらすじ>

十五歳の秋、晴は父親を亡くし、子どものころ別れたきりの母親の再婚先・柚木家で暮らすことになる。誰からも必要とされてこなかった晴は、誰かに甘えることなど知らずに育った。自分を捨てて家を出た母親には反発しか感じない。そんな晴に、柚木家のひとり息子で、大人でもある慶司は保護者のように振る舞う。オレのことなんかほっとけよ!意地になる晴だったが、慶司から冷淡にされると悲しくなる自分に気づいていた…コドモとオトナの甘くて切ない恋物語。

<コメント>

けなげな晴が、いたいけで、なんとも切なくて、心につきつき来る物語でした。

晴(はる)視点でストーリーが描かれるので、自分の力のなさへの苛立ちや、自分の身を自分でどうすることもできず大人の都合に振り回される現状にきりきりしているところが、痛いです。

だって高校一年生なのに、借金を返す為に退学してバイトに明け暮れるんですもん。

生きていくのが不器用で、頑固で、やっと手に入れた暖かい家庭も、自分がいることで壊れるのではないないかと、いつも不安になっていて。ここは仮の住まいだと、いつも孤独を抱えて・・まるで小動物です。

兄ちゃん、未成年への淫行でも何でも、もうやっちゃってよう。かわいそうに、こんなに兄ちゃんが好きなのにねえ。

兄ちゃんをとりまく環境(家庭)をこわしたくなくて、身を引くなんて・・高校生なのによくできたお子です。

紙の上のこととはいえ、兄弟になりたくないと、養子縁組を頑なに拒むし。

この兄弟の肉欲で乱れたBL界には、稀有の存在です。

晴(はる)って人に悪い人なしですよねええ。・・それかい、笑

「名前のない関係」椎崎夕

Photo_34 「名前のない関係」椎崎夕

<あらすじ>

男には抱かれるが妻子持ちはお断りという美貌のバーテンダー・宮下馨は、付き合っていた男が独身だと嘘をついていたと知り、一方的に別れ話を突き付ける。だがその夜、酔いつぶれた馨はなぜか、バーの常連だった笠原省吾という男に抱かれていた。人と深く関わりたくない馨は一夜限りのつもりだったが、笠原はその後もバーに現れる。どこか正体不明の笠原に反発しながらも、その後も関係は続き…。

<コメント>

クー、痛い!切なくて、心がきりきり痛い!

こんにちわ、はるです。椎崎夕の2003年9月の作品です。

関係していたことが男の妻に知られ、泥沼の日々を味わったことのある主人公が、再び妻子ある男にひっかかり、またしても離婚騒動に。

相手の男は、結婚していることを黙っていてつきあっていたわけで、それがどうしたって開きなおれたらいいのに、自分という存在が家庭をこわしてしまったと責任を感じてしまう主人公馨(かおる)

遊んでいる風なのに、実はまじめで、複数の人とは付き合えない不器用な奴で。
ふたことめには、自分のことをろくでなしっていいながら、自分で自分を疵つけて。

馨君・・そんな庇護欲そそるような態度は、犯罪だ!放っておけるわけないですよ。笠原でなくても・・

しかし、大人気ない笠原。あんたの言葉が足りないばっかりに、話はどんどんこじれていったじゃないか。大人ならもっと余裕をかまして、リードしてあげなさいよ!

あたふたしながらも、まめまめしくお世話する笠原が、結構かわいくなったりして。

馨の過去のことを、笠原が、馨にかわって怒るところが、いいですね。

「事実は事実として主張しろ、相手にも非があるのにどうしてあきらめるんだ、怒っていいんだ」って。

バーの志保子ママも

「自分のほしいものを手に入れる努力をしてもいい、モノによっては泣き喚いてでも、人の手からむしってでも手に入れればいい」

って諭されるところもジーンです。なんでも最初からあきらめてる馨君にはそれくらい言っていいんです。

読者は、つい感情移入しちゃうものですが、間違っても、「じゃいただいちゃおうかな、へへへ」なんて欲深いことは想わないようにしましょうね。。読者の皆さん。所有しているBLの蔵書を見渡して、馨君のシンプルライフを見習いましょう。。。笑

「弟の親友」椎崎 夕

Otouto 「弟の親友」椎崎 夕

<あらすじ>

身代わりでもいい、なんて、どうして思ったのだろう?医療機器会社に勤める藤崎航は、営業先の病院で、高校時代の後輩で弟・孝史の親友でもあった伏見尚宏に再会する。かつて伏見が孝史にふられたところに、航は居合わせたことがあった。弟と伏見の関係がそれきりになったことも知っていた…。再会した伏見の逆鱗に触れ、無理やり抱かれるようになる。なし崩しに続く関係。埋め込まれていく悦楽の種。どうしてこんなことに?自問しながらも関係を続ける航だったが…。

<コメント>

椎崎夕第二段、ってこっちが先に出版されてるので、第二段といわれてもですが・・

同じく勘違いに、すれ違いです。あんたら「冬ソナ」かって言いたいぐらい、昼メロです。

引っ越さなければいけない伏見が、突然自宅にやってきて、弟に告白したと思いこんでる兄ちゃん「航」、兄ちゃんへの告白が届いているはずなのに拒絶されたので傷つく弟の親友「伏見」

そして、大人になっての再会。酒の勢いで押し倒してしまった伏見と、身代わりでもいいと体を開く航。

「あー勘違いとすれ違いの宝箱や~」

しかも、航は足がわるい。痛みをこらえて日々仕事に追われているのに、精神的にも追い詰められぼろぼろ具合が、いいですう!(またもや鬼畜っていわれそう・・笑)

身体にハンディキャップがあるのに、負けまいと一生懸命って・・好きです。

でもハンディがあっても航は、そういう自分を認めていて、事故であきらめなくてはいけない色々なことも、すべて心のうちに納めてしまった大きな奴で、伏見ちょっと負けてます。

そういう芯の強い人だと気づいて、さらに惚れ直しますが・・(笑)

弟も事故の原因が自分のせいではないかとずっと悔やんでいて。過保護すぎるぐらい、兄に接して伏見を近づけないようにしていましたが・・良い感じにみんな仲直りです。

青春だなあ・・

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