こ 木原音瀬(このはらなりせ)

「吸血鬼と愉快な仲間たちVol.4」木原音瀬

5122exrijel__ss500_ 「吸血鬼と愉快な仲間たちVol.4」木原音瀬

<あらすじ>

ドラマロケは無事に終了したものの、蝙蝠姿のアルは全身怪我だらけ。さすがに完治するまでは日本に帰ることができなくて、暁と一緒にリチャードの暮らす憧れの街、ロサンゼルスへ寄ることに!怪我は痛いけどワクワクのアルとは対照的に、暁は何故か浮かない様子。そんな中、ロサンゼルスに向かう機内でトラブルが発生。怪我を負った蝙蝠アルは暁を救えるのか!?吸血鬼アルの切ない恋の行方は…?全編書き下ろし第4弾。

<コメント>

4巻でアメリカ編は終わると聞いていたので、密林から届いてすぐに読破・・

n(_ _)n終わってない~

まだアメリカ編続いています。しかも、すごく気になる終わり方。続きが読みたい!すぐに読みたい!(T_T)

途中やめ、放置プレイが嫌いなので、たいてい続き物は終わってから一気読みなのですが・・

唯一参戦してしまった「吸血鬼・・」シリーズ

(≡д≡) ガーン

またもや、放置プレイ開始です。お願いですから・・木原先生早めにだしてね。

アーサーズガーディアン「胡蝶の誘惑」の妙なテンションのスィッチが入ったままのようです木原先生。。

ハイジャックされ緊迫したシーンなのに、大爆笑!

ネタばれになるので、未読の方にこの衝撃は内緒にしておきましょう。

その衝撃シーンはイラストまであり、手をたたいて大爆笑間違いなし!

大爆笑から、最後の切ない涙の別れまで急転直下の展開に、読後放心すること間違いなしです。

吸血鬼シリーズを追いかけているみなさま、Vol.5が出てから一気読みの方が精神衛生にはいいかもしれないですが、問題のシーンは読んでほしいし。。(笑)

じらしプレイ覚悟で、ページを開いて、Vol.5が早く出ることをいっしょに祈りましょう。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

「リバーズエンド」木原音瀬

River

Cab VOL.1創刊号特別付録小冊子

ありぃさまから情報いただき、さっそく密林に注文したCabが届きました。

本編は、まあこんなものかなと、ざっと流して、あまり期待もせず、創刊号の付録でついていきた木原先生の小冊子をてにとって。。

(≡д≡) ガーン

いいですよ、いいです。

これこそ、木原先生!という、痛くて切ないお話でした。

主人公十亀(とがめ)は、高校1年生。姉と、弟との三人暮らし、しかし、父親の借金から毎日バイト付けの日々で、いつも空腹だった。

高校だけは行っておけという姉の願いに、空虚な毎日をすごしていたが、ごく普通の同級生二宮と関わるようになり、自分と遠くかけ離れていた高校生活に、はじめて普通の高校生という空気を感じ、そんな二宮を大切に思うようになったが・・

父親の闇金融からの借金を返すため、爪に火をともすような生活。

心をとざして、何も感じないことで日々のつらさを乗り越えようとしていた十亀に、普通の生活という十亀が欲してやまない空気は、とても貴重で、日々のつらさを忘れさせてくれるもので、それを不器用ながらも大事にしようとしている十亀がいいです。

二宮もそんな彼を放っておけなくて・・

このところ、書き下ろしをつけつつ復刊というパターンが定着していたので、木原先生もしや執筆にお疲れ?とかおもっていましたが。。

薄い小冊子ですが、木原エキスを凝集させてあるので、まるで一本の映画を見たような満足感があります。

これこそが、BL芥川賞作家!

今ならまだAmazonに在庫あるので、手に入れることが可能ですよ!

未読の方は、是非手に入れて読んでみてください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

COLDシリーズいよいよ!

519wrq4sw2l__ss500_ 木原先生のブログでご存じの方もあると思いますが、(旧)ビブロスから出ていて絶版になっていた「COLD SLEEP」「COLD LIGHT」「COLD FEVER」が新装版として復刊します。

■1/19 BBN 「COLD SLEEP」 CUT/祭河ななを
■2/19 BBN 「COLD LIGHT」 CUT/祭河ななを
■3/19 BBN「 COLD FEVER」 CUT/祭河ななを

旧版のまま祭河先生なのですね。「WEED」とおなじく、旧作の雰囲気をそのまま引き継いでという感じなのでしょうか。

しかも、三冊とも新しく書き下ろしがつく予定です。(*≧m≦*)

さすがリブレ出版社、旧版を持っている人の購買意欲もかき立てるこの戦法。。。すっかり出版社の意のままに。。。_| ̄|○

そのうえ、同人誌で書いたCOLDシリーズの番外編「COLD・・・」も、収録されるのです。

しかし、ここで悲しいお知らせも・・

なんと木原先生の同人誌総集編として発刊されていた「COMPLETE C」に、「COLD・・・」がはいっていたため「COMPLETE C」は、今年一杯で販売できなくなります。

「COMPLETE C」には、他にも商業ノベルズ「プレイス」「BLT」の続編が収録されているのですが、これも読めなくなります。

ということで、11月30日まで木原先生のおたくで通販受付されていますので、まだお持ちでない方で今のうちに「COMPLETE C」を手に入れておきたいと思われる方は、ぜひ11月中にお申し込みしてくださいませ。

木原先生のHPはこちら

はるは、もちろん持ってます。それよりも、J庭で3人前で売り切れた「The drop of summer 」こそ、はやく再販してほしい・・(ノω・、)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「吸血鬼と愉快な仲間たち3」木原音瀬

51ywqxdebrl__ss500_ 「吸血鬼と愉快な仲間たち3」木原音瀬

<あらすじ>

ドラマのロケでアメリカに行けることになったアル! 喜んだのもつかの間、夜しか人間の姿に戻れないアルは、みんなと一緒の飛行機には乗れない…。そんな時、ラッキーなことに暁も所用でアメリカへ渡るという。アルは暁に空輸してもらえるよう、お願いするのだが!?

<コメント>

「吸血鬼と愉快な仲間たち」の三巻目です。三巻目とわざわざ記載したということは。。

察しのいい読者は、ピンと来ましたか?(*゚▽゚)ノ

はい!続きます。w(゚o゚)w

これでいよいよ完結で、暁(あきら)とアルの濡れ場が見られるかと期待していたのに。。

はい!まだ濡れ場もありません。「おやすみのキス」までで、色っぽいシーンはないのに。。

だんだん、アルも、暁もかわいく思えてきました。

みきさんに「吸血鬼と愉快な仲間たち」のBLCDをお借りして聞いたので、なんだかいけ好かない奴だった暁が、緑川光声の、ツンデレキャラだと、好感度アップ。

単細胞でトラブルメーカーだとおもっていたアルも、暁の苦手な感情表現を身近で大げさに表現して、暁に真っ正面からぶつかっていく素直なキャラだと、こちらも好感度アップ。

復習もばっちりで、3巻を楽しく読むことができました、、勿論、暁は緑川さんの声に脳内変換されてましたよ。

今回は、アメリカの両親にもう一度だけ会いたいというアルの気持ちを汲んで、暁も一緒に渡米するという話ですが。。

暁の出生の秘密が、少しわかりますし、先輩吸血鬼も登場し、物語は、「承」部分から「転」に向かっているなと感じられます。

次回でアメリカ編が終わると言うことは。。まだ続くのですね。(;^_^A

木原ファンへのじらしプレイ。ええ、どこまでもついて行きます。

いつもの痛くてシリアスな作品とは、ちょっと毛色の違う吸血鬼シリーズですが、木原先生の一捻りしてあるウィットという新たな一面を楽しめる作品です。

いつもの木原作品が苦手な方こそ、楽しんで頂けると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「薔薇色の人生」木原音瀬

514ugcwrgbl__ss500_ 「薔薇色の人生」木原音瀬

<あらすじ>

愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田保男(ももたやすお)。生きていても仕方がないと自棄になりかけた時、偶然通りかかった警官に制止される。生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦論(はまうずろん)に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが、彼はすべてをなげうち、百田を救ってくれた―。彼のために生きることを誓う百田だったが…。ひたむきな恋がすべてを変えていく。大人気のモモ×ロンちゃんシリーズ!書き下ろしショートつき。

<コメント>

木原先生び新作です。小説b-Boy2006年4月号、7月号連載でしたが、出版社の倒産のためそのままになっていた作品です。

雑誌掲載時よりファンが多かったと聞いていたので、期待してよませていただきました。分厚いです、お値段も1155円と厚いだけあってお高いですが・・厚みも気にならず、一気に楽しくよめました。

ロンちゃんにべたぼれのモモちゃん視点の話です。

木原先生のことだから、雑誌掲載分は甘甘であっても、加筆訂正して、不幸のどん底におちる瞬間が登場するかとはらはらしながら読みましたが・・

甘甘でした。。(*ノ∀^)ノ゛))アヒャヒャ

初なロンちゃんもかわいいし、モモがロンちゃんに尽くしまくってあまりの惚れっぷりに、読者もあきれるほどです。。笑

前科三犯のモモが、ロンちゃんのために絶対悪いことをしないと誓ったのに、刑事であるロンちゃんの役に立とうと自分からヤクザと接触するところが、一番はらはらでしたねえ。。

でも、それもロンちゃんへの愛がベースにあるので、冒険活劇のようなはらはら感なのです。いつもの恋愛はどっちに向かっていってるんだって言うはらはら感とは違うので、ご安心ください。

あーどMのコノハラー諸氏には、そのあたり少々ものたりないかもしれませんが。。

このくそ暑い中、このくらいなバカップルのほうが、いいんです!ヽ(´ー`)ノ

何も考えず、べたべたいちゃいちゃ。。(*ノ∀^)ノ゛))

シリアスで胸がきりきり痛い作品は、もう少し涼しくなってからにいたしましょう!

そういえばCOLDシリーズは、未定ですねえ。。今年中には出そうにありません。リブレ出版社も新田氏の事件でそれどころじゃないでしょうが。。はやく落ち着くといいですね。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

「情熱の温度」木原音瀬

Photo_2

「情熱の温度」木原音瀬

<あらすじ>

吉川隆一(よしかわりゅういち)の家に、父の入院をきっかけに同じ高校の教師である泉野が彼の世話をしに来るようになった。自殺をしようとした泉野を助けた父親が、目を離したくなくて頼んだのだ。数日前に泉野と問題を起こしていた吉川は、暗い泉野に嫌気がさしながらも、自殺の要因が自分にもあるかもしれないと、心配で傍を離れられない。そのうち泉野の意外な一面も見えてきて、吉川は彼を好きになるが。

<コメント>

昔の作品を読み返してみようシリーズ第四弾!

1999年8月初版、同人誌よりの加筆訂正作品です。

オヤジ受けと記憶していたので、楽しくよみかえしましたが。。

むちゃくちゃわがままオヤジでした。こんなわがままオヤジにふりまわされ隆一が不憫で不憫で。。。・゚・(ノд`)・゚・。

この男のどこがいいんだ!(←木原作品では、よくある質問ですが・・笑)

惚れちゃったらしかたないのでしょうねえ・・隆一献身的すぎますよ。

吉川が彼女をつくろうが、隆一を嫌いだと言おうが、内緒で実家にかえってしまおうが、吉川を一言も責めません。すべてを許し愛しています。

くーいい子だよう。同級生に人徳者だと言われるはずだ!こんないい青年に愛されて吉川うらやましいぜ!

吉川自身もこんなにひどい男のどこがよくて好きになったんだと首をかしげてます。(自分でいってるし・・ひどい男だと、自覚あるんだ・・(。・ω・)ゞ)

吉川がもし死んだら隆一も追いかけて死ぬと言ってくれますが、逆の立場だったら次の恋人をつくって忘れるだろうなというぐらい薄情な奴です。

「情熱の温度差」ってタイトルに変えてもいいぐらいですヾ(゚д゚)ノ゛

しかし隆一の粘りがち!ヽ(´ー`)ノ、何もかもなくした吉川をやっと手に入れることができました。

隆一の優しさにやっと気付いた吉川・・気付くの遅すぎ!笑

このときのオヤジ吉川は、38歳なんですがかわいいというより、わがままで人を見る目がなくて、大人になりきれていない大人です。

木原先生もこの10年かわいいオヤジについて追求し続けてこられたのでしょう。

そういう意味では「NOW HERE」はオヤジ集大成かもしれません。。って大げさ?(*ノ∀^)ノ

成長し続けるオヤジ受けキャラに乾杯!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「甘い生活」木原音瀬

Photo_3

「甘い生活」木原音瀬

<あらすじ>

家庭教師のバイトを始めた清隆の生徒は、不登校の子供だった。本を読む以外に反応を示さない文和に、とうとう清隆は切れて、欲望のままに押し倒してしまう…。―少年と青年の微妙な心の関係を描いた「甘い生活」。高校生に成長した文和が恋に悩む姿をつづった「口唇エレジー」。そして、二人のその後を描いた書き下ろし「太陽がいっぱい」等3本を収録。木原ファン待望の作品がついにノベルズ化。

<コメント>

昔の作品を読み返してみようシリーズ(シリーズ化したのか・・笑)第三弾!

初出は、1998年3月に小説アイスに掲載されています。

甘い生活というタイトルですが。。どこが甘いんじゃ~と、つっこみますよ。絶対。(苦笑)

大学生の清隆は、ゲイですが男とつきあう勇気もなく一人妄想だけがお友達。。

ちょっと格好いいと思っていた友人の代わりに三宮文和の家庭教師をすることになったのですが。。この子がちょっと自閉症っぽいです。でも彼なりに理由のある行動なので、自閉症とも違うのですが、とても頑固?

誰とも話をせず閉じこもって、愛読書は聖書で、善行を積むと神様がすくってくれると信じて孤独からの救いを待っています。

とにかく自分の世界に閉じこもる文和に、あろうことか何をしても反応がないからと無理矢理関係してしまう清隆。

犯罪です。これはどうみても犯罪なのですよ。。(@Д@;

しかし、誰にも心を開かなかった文和が優しくしてくれる清隆になついてしまって、その関係はずるずる続きます。

家庭教師の時間ずっとセックスしていた不届き者清隆も、大学を卒業し就職を機会に家庭教師をやめます。

でも本当の理由は・・文和が大きくなって自分の好みでなくなったから。。なんじゃ!なんつう男!

さて読者のいらいらが最高潮に達したラスト、清隆よりも成長し、がっしりした身体で、家庭教師を辞めたいといいだした清隆を襲います。

きゃーやれやれ!やっちまえ!(すみません、つい私情を挟んでしまいました~ヘ(゚∀゚ヘ))

優しくキスして好きだと告白したその声は声変わりで掠れているのに、仕草は子供っぽくて。

清隆が一方的にしていたセックスを清隆の好意だと思っていたんですね。文和の待っていた救いなんです。

ここで清隆視点の話はおわります。後半文和視点です。

喜多川のようにまっすぐですよ。バスケと清隆しか生活にありません。

就職した清隆の元に通います。清隆に傷つけられても、同級生からホモだといじめられても(まあ周囲のことに無関心なので、何をいわれてもかわりませんが。。(笑))

ひたすら、まっすぐ清隆のことを愛しています。

親友の忠告に一度は離れようとしますが、心は止めることができず清隆にむかっています。ずるくて弱くて自分勝手な清隆を守りたいという文和のまっすぐな想いに、どこがいいんだこんな男とおもいつつも、文和にはかなわないと読者も白旗を揚げる気持ちになります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「センチメンタル・フレンド」木原音瀬

Photo 「センチメンタル・フレンド」木原音瀬

<あらすじ>

女のヒモだった田所久(たどころひさし)は、かつての同級生・小田和貴(おだかずたか)と偶然再会する。仕事や住むところが見つかるまで自分と暮らせばいいという小田の申し出を受ける久。しかし、不自然に一つのベッドの両端で眠るお互いを強く意識してしまう―。書き下ろし2作も収録。

<コメント>

おだママさま、再版ではありません、昔の作品を読み返してますシリーズです。ご注意ください。笑

コラムを書かせて頂いているちるちるさんより、木原作品を「痛い度」別にランク付けしてほしいと依頼があって(どんな企画なんだろう。。(@Д@)記憶が怪しい作品とか、読み返しておりました。

しかしはるの基準で痛い度を決めていいのでしょうか・・(-"-;A ...

だって、はるは、どMでっせ、奥さん。

どM基準で痛いか、どうかを決めさせるちるちるさん、サイト読者より苦情があってもしりませんから。。(苦笑)

さて、1998年10月の本ですが、雑誌掲載された初出は1996年6月ですから、12年前の作品です。

読んだことがあるはずなのに・・・新鮮に読み返しました。(またかよ・・(ノω`))

女のひもで働きもせず、日々自堕落に過ごしている久ですが、小田にひろわれて、ちゃっかり小田の家に居候してしまいます。

しかし、高校時代に小田と仲が良かったところを友人たちに邪推され小田に酷いことをした自覚があるだけに、このままではいけないと一応思っています。

小田は好きだった人と偶然とはいえ同居することになり、喜んでいます。

久は久なりに、きちんと小田に答える自信がなくて、小田の告白を聞いた後にこっそり出て行ってしまいますが、事故で骨折して再び小田の家に身を寄せることに。

自分から逃げ出そうとしたことが許せない小田・・

身の回りの世話をされてその中に心地よさを感じている自分をやっと認める久・・

ここでじれじれの、すれ違いです。小田に追い出された久は、結局小田のところに帰ってきて自分をつなぎ止めるのは、金でも女でもなく、小田和貴だと告白してハッピーエンドです。

木原先生の作品にしては・・痛くないかな?普通のBL作品(普通ってなんだ、普通って・・・苦笑)として十分よめます。

ただ後半、小田の嫉妬から、久のペニスにリングピアスを無理矢理つけるというくだりがありますが・・

珍しいですよね、木原先生で、そういう方面で痛いって。。(笑)

新鮮な驚きを感じつつ、「普通」にランク付けしたのであった。。(-ω-)/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「B.L.T」木原音瀬

Blt 「B.L.T」木原音瀬

<あらすじ>

地味できまじめなサラリーマンの大宮雄介が、すべてをなげうってもいいと思った恋。それが中学生の北澤眞人への想いだった。わがままな少年に、振り回されながらも強く惹かれるが、ひと夏の恋は呆気なく終わりを迎える。だが五年後、二人は偶然再会し…。商業誌未発表作BBN化! 続編大量書き下ろしで、恋に眠れない夜を知るすべての人へ。

<コメント>

ビビッドな頃の稲荷家先生の表紙です。B.L.T一度読んだような気がしていたのですが、記憶が曖昧で。。読み返してみました。

雑誌掲載分の「ライン」は、中学生男子視点です。

主人公北澤真人(きたざわまさと)は、親が離婚寸前、毎日母親のヒステリックな声を聞き、父親との諍いにうんざりしています。

しかし自分では何も変えることのできないことを知っていて、日々投げやりに過ごしていたある日、電車で痴漢にあいます。

痴漢の落としていった財布から、犯人をみつけだすと、大宮雄介(おおみやゆうすけ)という地味でまじめなサラリーマンだとわかります。

何度か会ううちに大宮は、今でも北澤のことを好きだということを知り、それにつけ込んでたかります。(なんちゅう奴・・笑)

まあ、北澤君は、親が離婚でもめているので、そういう恋愛関係に陥ることをすごくいやがるのですが、愛情に飢えている分、誰かに心から好きだと言われることに心地よさを感じて。

近づいたり触られるのは嫌だけど、側にいてほしいというわがまま!生殺しの大宮さん。(T_T)

振り回されっぱなしなのに、大宮も自分にだけわがままを言う真人のこと嫌いになれず。

離婚がはっきりして両親どちらも真人はいらないと言っているのを聞いてしまい、祖母のいる宮崎まで一緒にいこうと大宮を呼び出します。

仕事もお得意様との接待も途中で放り出して、真人のところに駆けつけ、二人で逃げた夏の思い出。

もちろん中学生とサラリーマンでは続くはずもなく、5年後に再開して再び何かおこりそうなところでおわります。

中学生の北澤君のわがままですが、憎めないです。

寂しくて、誰かにかまって欲しくて、でもどうしていいのかわからない戸惑いに翻弄されています。

そして、書き下ろしの「B.L.T」こちらは、本屋店長へたれ大宮視点です。そう、5年前中学生に振り回され、仕事を首になっているんです。(^_^; アハハ…

すでにわがままな男の恋人がいるものの、彼とうまくいっていない大宮は、再び北澤熱が高まります。

しかし、どうにも前の男と切れることができません、別れられないまま、ずるずる・・前の男に自殺未遂までされて、北澤を好きなのに、別れをつげます。

それでも今度は北澤のほうから、「一年待つからきちんと別れろ」と言ってもらって、B.L.Tは終わります。

B.L.Tでは、北澤君も大人になってきていますが、大宮視点なので、自分の事を利用しているだけではないかと疑って北澤君の想いを素直に汲むことができずじれったいです。

後半の千博との泥沼関係が、これこそ木原先生って痛さでしたねえ。。もがけばもがくほど逃げ道がなくなり、破滅的な選択しかできなくなって。

これは辛かったですね。でも大人になった北澤君が待つといってくれたのですから、大人になったねえと大宮と一緒に感慨にふけりましょう。

さあ、気になるでしょう。このあとどうなったのか!

実は後日談あります!

木原先生の同人誌「DESSRT BOX」にてその後の二人が描かれています。

別れを告げられた時に、バイトもやめた北澤君は、再び大宮の本屋のバイトをしながら大宮がフリーになるのを待っているのです。

そして、約束の半分がおわった4月下旬、なぜかアパートへ送るからと大宮が北澤を車にのせます。

しかし、北澤のアパートを素通りして見知らぬマンションにつれていかれます。

そうなんです、やっと、前の恋人ときちんと別れて、新しい部屋に内緒で引っ越して・・大宮の「待たせてごめん」というセリフに「もう全部俺のもの?」と答える北澤君に泣きそうになったです。

感涙の北澤君、よかったねえ。。

同人誌には、あとコンドームをつけたことのない北澤君(いつも受けだから)が大宮さんにつけてもらって、コンドーム装着初体験をするお話(コンドームをつけてリバにもつれ込むかとあせった・・(;-д- ))と、大宮の元彼の千博と、北澤君が接近遭遇して二人を知る喫茶店のマスター(この人の作るサンドイッチがB.L.Tですが。。)はらはらするお話が入っています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「NOW HERE」木原音瀬

515bs440col__ss500_ 「NOW HERE」木原音瀬

<あらすじ>

朝目覚めると、福山の隣にみすぼらしい中年の男が眠っていた。酒に酔ってお持ち帰りしたらしい。見覚えのある顔、細い綺麗な指。・・・男はなんと、福山が努める会社の経理部の部長・仁賀奈だった。仁賀奈は、五十歳の今まで童貞で、女性は勿論男ともつきあったことがないという。初心で化石のような男が新鮮で、福山は「年下の可愛い恋人」としてつきあい始めるが・・

<コメント>

ユニットヴァニラの同人誌から、杉原理生さん名倉和希さんとの合同誌に渡り歩いて書かれた作品の加筆修正作品です。

同人誌では、46歳だったのに、更に年齢がアップして50歳です!!そして主人公の福山は同人誌で33歳だったのが、若返って30歳に!なんと年の差20歳!一回り違うと表現していたのが、今回親子に見えるだったし。。。笑

木原先生、さすがオヤジスキー。鈴木ツタ先生の表紙も、これ以上ないってぐらいオヤジだし!Σ( ̄□ ̄ || 〒 ||

こんなに素敵なオヤジ話なのに。。すでに同人誌を読んでストーリーをおおむね知っていたので、どきどき感がやや少なくなって・・・残念!

しかし、その分、バードウォッチングのシーンが詳しく書かれていたことに、気づいたし、、同人誌でバードウォッチングの後、つなげなかった手を、本編は山の中だからとつないでくれるし。

きっと、これは木原先生も青空の下、恥らうオヤジと手をつないであるかせたかったんだろうなと・・笑

そして、ラストこっちの方が断然よいですよ。

同人誌と読み比べて、丁寧に加筆修正された推敲のあとを見つけるという、めったにできない楽しさを味わうことができました。

オヤジの仁賀奈の最後のどんでん返しは、このところの木原作品にあるパターンです。

「あなたのことは、好きではなかった」と急に牙をむく恋人相手に、好きだったんとちがうんかい!恥らってたやん~って、読者も突っ込みたくなりますよ。

でもそれはあなたの勘違いですって、主人公ともども宣言された途端、天国から地獄にまっさかさま。胸が痛~い。

でも木原ファンは、どMなので、また突き落としてほしくて新刊を待つんですよねぇ・・

次もオヤジだといいなあ。。今「oyaji renaissance」で連載中の「ラブ&キャッチ」はかつらネタですよ。でも商業誌で、出版させてくれるだろうか。。

いやホーリーノベルズだったら、やりかねない。。笑

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「HOME」木原音瀬

51d10dea4pl__ss500_ 「HOME」木原音瀬

<あらすじ>

青木篤は好きだった男の姉の子供・直己を育ててきた。無口で笑顔の乏しい直己には、死んだ男の明るさも面影もなく、篤を嫌っているようにさえ見えた。直己が大学生になったのを機に、篤は別れて暮らすことを提案。しかし直己はガンとして同意しなかった。そのうえ、篤は無理矢理抱こうとし…。過れちがう二人の心を描いた待望の問題作が、長い月日を経て登場!衝撃の書き下ろし続編あり。

<コメント>

古い作品で、なかなか手に入らない作品をご紹介するのは、心苦しいのですが名作ですので紹介させてくださいね。

人を愛する難しさ、すれ違いの孤独感がこれでもかと描きつらねてある痛い作品です。

好きだった男の姉の子供を、いつか好きだった人の面影をもつ男に成長するかと育てていた篤。

しかし子供は心を開くことがなく無口で、愛想のない無骨な男に育ってしまった。

ずっとしてきた事だからと、直己の食事の世話をして育ててきたが、母から勧められたお見合いをすると直己に話した夜、直己は篤を無理矢理おそってきます。

暴力におそれ、おびえる篤に、一緒にいるのに、ずっと自分をみてくれなかったとなじる直己。そこで初めて直己を傷つけ続けていたことに気がつく篤史。

好きだと言い続ける直己に初めて愛おしいという気持ちが芽生えるが・・

この後もすれ違ってお互いが見えないと何度もお互いを傷つけあいます。

愛に飢えた大人になれない直己と、直己の心に踏み込んでいけない不器用な篤のすれ違いの物語。

人を愛することの難しさをしみじみ噛みしめてください。

一応ハッピーエンドです・・一応・・

↑こわいでしょう。この一応が。。二人とも不器用だからねぇ・・これで果たして幸せになれるんだろうかと読者を不安にするラストです。

自分に言い聞かせるハッピーエンド?(;´∀`)・・イタタ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「眠る兎」木原音瀬

Image1 「眠る兎」木原音瀬

<あらすじ>

ほんの冗談で書いた手紙をきっかけに、高校生の浩一は、十も年上の男と付き合うことになってしまった。男が名乗る名前も職業も偽りだと知っていたし、他に好きな女の子もいたけれど、男があんまり純粋で──。 たくさんの熱いリクエストが寄せられた待望のデビュー作が、ついにBBNに登場! 

<コメント>

木原先生のデビュー作ですよ。しかし、まったく古さを感じません。

未読だったのをふと思い出し、昨夜22時頃から読み始めて・・木原作品ではいつものことですが、途中でやめられなくなってしまいました。n(_ _)n

読み終わったのは1時。すごくよかったです・・

手に入りづらい作品を、感想であげるのは、心苦しいのですが(;^_^A アセアセ・・・

ボーナスが入ったり、宝くじが当たったときに是非大人買いしてください。O(≧▽≦)O

主人公里見浩一は、高校2年生。優柔不断な性格で、クラスメートの女子遠藤にそそのかされてゲイ雑誌の文通募集のページに大学生だといつわって投稿してしまう。

返事が帰ってきてしまい、遠藤が会いに行って見てみようと、またまたそそのかされた浩一は、そこで待つ人が同じ高校の教諭だと気づいてしまう。

遠藤とも別れ再び待ち合わせに帰ってみると、4時間も経っているのにまだ待っている高橋。

罪悪感からつい声をかけてしまい、緊張から振るえる高橋があまりに純粋で、つい断れなくなって再び会う約束を交わしてしまう浩一。優柔不断すぎ!

高橋はゲイである自分を恥じ、臆病で職業も名前も偽って、その臆病さが、タイトル「兎」なんですねえ。兎おやじ!

くー1995年の作品ですよ。13年も前の作品なのに、おじさん(実年齢は26才ですが、高校生視点なので、すごくおじさんぽい。。(T_T))の純情のかわいらしさをすでに作品に書いている木原先生の先見の明に、脱帽です。泣くオヤジバンザイ!

いつしか、高橋のことが好きになった浩一ですが、高橋が臆病であることがよくわかっているだけに、同じ高校の生徒だとは言えなかった浩一。

でも、ばれちゃんですね。。ショックで逃げ出してしまった高橋。高橋に拒否され、無力な高校生であることを突きつけられた浩一は、がたがたに。。

高橋のおどおどしたおやじっぷりにメロメロになってしまいました!あー、やっぱりオヤジっていいですなあ。。.+:。(´ω`*)゚.+:。ポッ

その後を描くショートストーリー「冬日」もいいですよ。ここですでに養子縁組させてますから、堂野と喜多川の先輩とも言える作品ですね。。笑

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「FRAGILE」木原音瀬

32037331 「FRAGILE」木原音瀬

<あらすじ>

大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で―。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えていた…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は―。

<コメント>

キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !怖いと前評判の高いFRAGIEL!

冬子さんをはじめとする、監禁、犬調教、ドッグフードで、ダメだと躊躇してい る方へ、朗報です!

それほどでもないです。(本当か?断言して大丈夫か?・・ヘ(゚∀゚ヘ))

COLDシリーズとの当社比ですが、、COLDシリーズの殴る蹴るとは、暴力の質が違 うからかあんまり痛くなかったです。

COLDの環境の変化や、記憶喪失というストレスのはけ口としての暴力と違って、 こちらは、かわいさ余ってにくさ100倍の恨み節です・・笑

青池は好きだから大河内のために尽くしたいとがんばったのにそれを自分の地位 を揺るがす脅威だと思いこみ青池を握りつぶそうとします。

なので青池が大河内 を犬あつかいしようとも、ドッグフードを食べさせようとも、大河内視点で話は進むのに、つい、いい気味だと一緒にもっといじめたくなるという不思議なお話となっています 。笑

しかも、青池のベースは相手に好きになって欲しいというLOVEですから、大河内 が振り向いてくれないというせつなさすら感じます。

振り向いてくれないことは 、青池も十分承知しているからこそ、鬱憤晴らし程度の意地悪です。(大河内に は大問題だったとして・・笑)

雑誌掲載分の前半、たしかにここで終わったらもうどうしようもなく救われない お話ですが、後半青池視点のお話で救われます。(救ってるか?読んだ方から異 論が来そう・・f^^;)

大河内の容姿にくらっときて一目惚れしてしまった青池の粘 り勝ちなのですが、大河内が青池を重用していたら信頼できる優秀な片腕になっ てくれたのに、人を見る目がないものだから大河内損をしています。

でも、損?手に入らないからこそ求め続ける青池の妄執で縛ってもらえる 幸せな男ともいえます。

大河内の振るまいが計算されたものだったら、鼻につきますが、いたってお馬鹿 なので読者も苦笑するしかありません。

救われなさ具合でいくと、「WELL」の方が上ですので、安心して一読ください。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

「美しいこと」木原音瀬

51hdn8bzull__ss500_ 「美しいこと」木原音瀬

<あらすじ>

松岡洋介には週に一度、美しく女装して街に出かけ、男たちの視線を集めて楽しんでいた。ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に逢い途方にくれていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。同じ会社で働く、不器用、トロイと評判のさえない男、寛末(ひろすえ)だった。女と誤解されたまま、寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。松岡は、女としてもう会わないと決心するが・・。

<コメント>

上下巻の作品です。表紙に二人がならんでいるので、これは並べないといけないだろうとこんなくるしい(笑)配置になりました。

11月21日に「美しいこと」上巻が発売されていましたが、一気読みしたくて下巻の発売まで封印していました。

そして、1月29日発売になり、昨日コミコミスタジオより到着して、一気に読みました。中途半端な時間から読みはじめたもので、昨夜中断するのが後ろ髪をひかれる思いでした。

止まりません、止めたくありません。

それぐらい、切なくて、恋心が苦しくて・・。コミコミスタジオのメルマガでも、スタッフさまが泣きながら読んだとあったとおり、本当にぐすぐす鼻をすすりながらよみました。

切ないです。すれ違いにじたばたしつくします。

日頃の営業のストレスを女装という形で発散していた松岡、ある日難しい取引先の上司をみつけ少しでも営業の足しにしたらと欲を出してついて行ったさきで、男性とばれて殴られぼろぼろになり、雨の中道ばたにうずくまっていたところを、助けてくれたのが違う部署であるが同じ会社の寛末・・

寛末は、靴をなくして裸足だった松岡のために靴をぬいではかしてくれて、自分の財布の全財産を貸してくれる。

声で同じ会社の人間だとばれては困る松岡は、とっさにしゃべれない振りをしてしまい、寛末は、女性と勘違いしたまま一目惚れ・・・

好きだとなんども告白してくる男にとまどいながらも、だんだん惹かれていく松岡。

嘘を言い続ける心苦しさと、本当の自分をみてほしいという気持ちに、とうとう男性の姿で寛末に会いに行くけど気づいてもらえない。

一目惚れの女性と同じ住所に住んでいる松岡に不信感を抱く寛末に問い詰められ、とうとう告白してしまう松岡・・

ここからが、目が離せないんです。(*T^T)ズルズル

それまでとてもいい感じだったのに、松岡が男だとわかった途端ぎくしゃくする二人の関係。

まあそりゃそうでしょうが。。だいたい気付よ、寛末。いっしょに朝までだきしめていてわかんないのか。

華奢で綺麗な顔でも、そこまで大接近したらたいてい男だとわかるだろう。。

鈍すぎ。寛末。そういう機敏さがない男だけに、寛末にほれてしまった松岡は、苦しいです。

自分に振り向いて欲しいと、しつこいほど追いかけ慕ってくれていた寛末なのに、外見が変わっただけで手のひらを返したように素っ気なくなり、寛末に答えたつもりの恋心がまったく相手に伝わらなくなってしまう。。

くーねじれ国会なみにねじれた恋心です。

暫定税率に対する野党、与党のすれ違いと同じぐらいすれ違っています。

後半、寛末視点で、その時点でもまだ、自分の気持ちに踏ん切りついてませんから。。

けなげな松岡がこの時点ですでに、すごいかわいそうですよ。

待ち続けて、待ち続けてそれでも、むくわれない思いを抱える松岡をみる寛末視点。

あんた鬼畜だ、ふんぎれよって、どやしたくなります。

松岡が「気が利かなくて、優柔不断で、気分にむらがあって、不器用な男なのに、あんなのどこがいいのかって何度も自分に聞いたけど、あんなのにしなくたってって・・・」って独白するシーンに、思わす泣けます。松岡の思いがすべて凝集されています。

でも、優しくて卑屈で、ちょっと無神経な奴にほれちまったあんたの負けだわ・・f^^;)

ああ、人を好きになるっていいですねえ。。駆け出したくなるほどの恋心。

読もうかなと迷っている方、上下巻そろって一気読みしないとだめですよ。上巻でおわったらじたばたしてねられなくなりますから。。

やっぱ木原さんていいですねえ。切ないどきどきは、天下一品です。ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)

今回下巻の巻末に全サのお知らせがはいっていますので、そこもチェックしてください。

その後の甘甘バカップルの小冊子と表紙絵のポストカードがもらえますよ。お見逃しなく!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ergo Vol.1~木原音瀬セレクション~

Ergo_vol1 ergo Vol.1~木原音瀬セレクション~

やっと、到着しました。ergo!

「草間さんの、“あ~れ~”もう読みました?最高ですよね」なんていうメールをいただき、やきもきしていたのですが・・

やっと“あ~れ~”の意味がわかりました。ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ

確かにさいこーでした。あんなことする人とは知りませんでした。

えっ?まだ読んでないから、知らない?ええー“あ~れ~”といえば、あれですよ。あなた・・読んでください。(笑)

さて、木原ワールドだとおもっていましたが。。ホーリーノベルズ内の木原ワールドでしたよね。

リブレが著作権をもっている出版物は、予算の都合でやっぱり借りてくることはできないのでしょうか・・

ホーリーノベルズで出ていない物で、かろうじて、「さようなら、と君は手を振った」のコミックがはいっていましたねえ。。

オークラ出版のものは、まとめて蒼竜社が、著作権を買ってるんですよね。。。たぶん。。

リブレさんの持っている「WEED」シリーズも、「COLD」シリーズもコミックで読んでみたいですよね・・どうにかできるんでしょうか?出版社様・・がんばってください。^^;

巻末に小冊子のお知らせがありましたね。vol.5の応募用紙に、応募券を2枚つけて応募したら、小冊子全プレって告知がありました。

しかも、小冊子といえば定額小為替が定番のBL業界ですが、今回は、郵便振替です。編集部は換金する手間も惜しいようですね。。(笑)

とりあえずvol.5までは、確実にでるんですね。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

とりあえずvol.5までかって、小冊子に応募しようと思ったでしょう。しかもvol.5を2冊かったら、それまで買ったergoで2口応募できるなって・・(笑)

巻末にアンケートについて書いてありますね。見ました?

アンケートはがきでなく、編集部にメールでアンケートの回答してくれっていうぶん。

一般的に、アンケートはがきが雑誌についてるし、応募したら何かしらの特典がついていたりしますが・・何もありません。(>_<)

まあ、いいですが・・アンケートは、コミックにしてほしい作品、続編を読んでみたい作品を教えて欲しいというのです。

オークラレーベルだった作品は「HOME」「甘い生活」「恋愛時間」「プレイス」「情熱の温度」「LOOP」あたりかな?

はるは、自殺未遂のだめ教師がでてくる「情熱の温度」のコミックを読んでみたいですね・・

あー一番お願いしたいのは、「すすきのはら」かも!

すすきのはらを草間さかえさんのコミックでお願いしたいです。

幸せな二人の生活も書いて欲しいなあ。で、「箱の中、檻の外」番外編として、「すすきのはら」のコミックと、「すすきのはら」原文、書き下ろしの短編で、本が出版されたらよろこんで買っちゃうね。(^・^)

| | コメント (5) | トラックバック (0)

「さよなら、と 君は手を振った」木原音瀬

Photo 「さよなら、と君は手を振った」木原音瀬

<あらすじ>

従兄弟の氷見啓介が田舎から上京してきた。なし崩しに面倒を見ることになった誠一は、アパート探しを手伝いながらも、実は気まずい思いだった。十年前の夏、啓介に心酔した誠一は、「高校卒業したら迎えにくる」と約束したまま、戻らなかったのだ。相変わらずのダサいメガネ、髪形、服装にうんざりしつつも、誠一は再び欲望のままに啓介を抱くようになる。しかし啓介は優しく受けとめるだけで…。

<コメント>

ちょっと古い作品を・・1999年5月の小説アイスが初出です。

ここまで男として、人間としてサイテーの主人公はないですね、誠一。かわい有美子さん「恋愛透過性装置」の北嶋といい勝負ですよ、あなた。

自分勝手でわがままで、薄っぺらで、人の気持ちを踏みにじって・・

でも、そんな彼にいい様に振り回されている氷見のほうが、だんだん不気味に見えてきます。何をされても、喜んでるんですよ。

女装させられ青姦されても、ふたまたかけられ、他の女と旅行に行く金を貸せと言われても・・

テーマは相手に何ももとめない、与えるだけのの愛だそうですが。。

気持ち悪ぅ・・何をしても怒らず誠一のすべてを受け入れようとする氷見の愛情は、崇高に聞こえるけど、とっても不気味です。

まだ自分の欲望に忠実な誠一のほうが人間らしくおもえました。

しかし、続編の「僕がどんなに君をすきか、君は知らない」で、どうして氷見はそんな風に達観しているのかわかります。

与えるだけっていうのは、期間限定で、誠一からの愛してもらえるはずはないとあきらめていて、そういう自分に自己満足して自分のなかで自己完結しているから出来たのでした。

追っかけてくれることも、自分にむいてくれるはずもないと、最初からあきらめ、自分の気持ちに向き合っていないんですね。

だから逆に誠一からの愛を打ち明けられてはじめて、捨てられるかもしれない不安に駆られるのです。

しかし誠一も氷見に逃げられ大人になりました。散々氷見をおもちゃにした10年間を彼に返したいと、誠実な態度をとります。振り向いてくれるまで、10年かかってもいいとまじめになってます。

追いかける誠一、逃げる氷見・・形勢逆転です。笑

レア本でなかなか手にはいらないかもしれないです。

手に入っても最初の方は誠一の態度に腹が立って読み進めあっれないかもしれません・・笑

お金に余裕のある「大人買い」できる方は、オークションでがんばってみてください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「恋愛時間」木原音瀬

Photo

「恋愛時間」木原音瀬

<あらすじ>

「好きです」―有田は後輩の広瀬から告白された。可愛がってきた年下の後輩が、恋愛の対象として自分に好意を持っているのだと知って有田はショックを受ける。意識しはじめると、言葉も、視線もすべてが熱く痛い。冷たい態度で接しても時おり見せるせつない表情以外は、いつもおだやかな広瀬に、有田は少しずつ心を開きはじめるが―。

<コメント>

不思議となんだか木原作品が無性によみたくなることがないでしょうか・・

こんちわ、はるです。今日のはるが、それです。

日常生活に不満があって仕事に疲れているときはだめです。精神が弱っているときには木原作品のページをくる手がとまってしまいます。

体調がよくって、湿度が低く、楽しい週末イベントが控えているそこそこ忙しい週末てな雰囲気の中で、木原作品を読むのがベストだとはるは、思います。(どんな基準や~笑)

さてさて、甘いタイトルのこのお話。木原作品で甘いタイトルや、甘い表紙に気をつけろってジンクスがありますが(笑)、ちょっとがんばってかまえて読んだから、大丈夫でした。ふふ・・

痛みは、それほどでもないです。

恋愛のベクトルがあちこっちに向いていて、矢の先がそのたびに向いた方角のひとをつんつんつつくような、どうにも思い通りにことの運ばない痛みはありますが。。

恋愛ってそういうもんです・・達観・・笑

後輩から好きだと告白されて戸惑う有田。そんなつもりではなかったので戸惑い、嫌悪しますが根が優しい有田。可愛がっていた後輩のことを憎みきれない。

ちょっと人より不器用なf^^;)広瀬が6年間もあたためていた片思いの気持ちであるけれど、有田は半年もあれば自分の気持ちに気付いてしまって・・

最初は露骨に嫌悪をにじませていた有田のそんな手のひらを返すような態度の変化に、今度はついていかれない広瀬の戸惑い・・。

じれじれ・・じれじれ・・笑

続編恋人時間で、今度は積極的に有田のほうから仕掛けてみたけど広瀬は戸惑うばかりで。ボタンの掛け違いのようにすれ違う心・・

じれじれ・・じれじれ・・笑

読後のすっきり感は、ないけど(笑)、なんだか深く心にのこります。

有田が男同士の恋愛にひどくこだわるいきさつに、弟が男と駆け落ちしたというエピソードがあるんです。。その弟の話が「LOOP」だと初めて知りました。

えーLOOP読んだけどなんだかパッとしなかったんですが。

こんなことなら売らなきゃよかった・・(売ったのかよ~笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「COLD SLEEP」木原音瀬

Coldsleep 「COLD SLEEP」木原音瀬

<あらすじ>

高久透は事故で記憶をなくし、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。しかし藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれない。透は、どこにも居場所がないような寂しさを募らせるが、藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして──。ハート激震、ドラマティックラブ! 過去と現在が複雑に絡み合う話題沸騰シリーズ

<コメント>

WEEDシリーズ新装版記念、木原祭で~す!ひとりで・・(笑)

WEEDシリーズでなんとも谷脇がかわいいと思ったのですが・・きっと少数派の意見(なんでしょうねf^^;)を吐いてるんだろうなとほくそ笑みながら・・勢いにのって痛いCOLDシリーズをひらいてしまいました。

痛かった・・一巻ですでに、くるぞくるぞって痛いだろうなとどきどきしていましたが。

お化け屋敷とか、ホラー映画といっしょです。

恐いのがわかっていて見ずにはいられない・・(笑)、でも蒸し暑いこの夏には、これぐらい痛くて、刺激的な話は、いいですよう・・

Coldlight 一巻は、透視点です。記憶喪失になって、精神的に不安になっているのに、藤島はあいまいで。つかず離れず透のイライラが伝わってきます。透に心を開いてくれないのに、不器用な優しさを示す藤島に、透の方から踏み込んでいきとうとう藤島のかたくなな心を開いてしまいます。

二巻「COLD LIGHT」は、かたくなだった藤島の謎が明かされます。藤島視点の、回想という話の展開に、透への葛藤、透に許されないと思って自分を自制し続ける藤島の心がはっきりわかります。

マザコンというより、これは虐待でしょう。愛情というエサで、一人の人間の自由を奪ってしまう・・かわいそうすぎる藤島と、彼に振り回されてしまった透の悲劇。

しかし、これは、三巻「COLD FEVER」への序章でしかないのです。やっと記憶喪失の自分に折り合いをつけて、これからの人生を歩み始めた透。藤島との過去も藤島の告白という形で知り、それでも藤島のことが好きだと甘えてくる透がかわいいのですが・・次にくる破局の予感に、おびえながら・・

Coldfever

三巻は、記憶喪失になり6年後、ある日突然記憶の戻った透は、戻った記憶との引き替えに消えてしまった6年間に苦しみます。

自分のしらない人から優しい言葉をかけられ、自分の知らない趣味や仕事を目前にして、自分はいったい誰なのかという不安に追い込まれます。

記憶を取り戻した透は、再び藤島を憎みますが、藤島は一生懸命に透に尽くします。

殴られても蹴られても、もう痛くて痛くて・・

顔が腫れ上がるほど平手打ちにされるんですよ。愛していた人に。強姦されるようにカラダをつなげられ・・そこにいるのは、自分の愛した人ではないと突きつけられ・・

藤島が痛いけど、実は透も痛いのです。

透を見ているようで、そのなかに6年間一緒に過ごした透の影を無意識に追っている藤島に気づいてしまいます。

優しくしてくれたのは、自分にではなかったと、再び捨てられたと思いこんだ透は、憎しみと捨てられたくないという気持ちに振り回されます。

そんなすがりつくような透に、再び恋心を抱いてしまった藤島。

そうして6年間一緒に過ごした透をすてて、新しい透を受け入れます。

なんだかあまりの痛さにくらくらしました・・

ちょっと日常生活に立ち戻れないほど、衝撃的な作品でした。

この作品も復刊されるでしょうね。あー痛すぎてもしやダメ?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「牛泥棒」木原音瀬

Photo_151 「牛泥棒」木原音瀬

<あらすじ>

大学で助手をしている亮一郎は、年上の口のきけない使用人・徳馬に、密かに想いを寄せていた。幼い頃に母を亡くした亮一郎にとって、物心ついた頃から傍にいてくれた徳馬は、誰よりも欠け替えのない存在だった。自分の想いで関係を壊したくなくて、亮一郎は想いを告げぬまま、女との結婚を考えるが…。 口のきけない男の秘められた過去と思いとは?互いを想い合う、切ないラブストーリー。

<コメント>

出版日がずれ込み、いつ入手できるかとやきもきしていた日々が遠い昔のような気がします。

なぜか入手すると安心してしまうんですよね・・こんちわ、はるです。

いやいやそれではいかんと、診察を待つ間に読もうと病院に持参しました。

いえ私が診察ではないんです。ご心配なく!笑

付き添いだったもので、気分的にものんびり。(のんびりしてちゃいけないんですけど)

しかも、病院の待合は、がらがらでさらに、周りの目もきにすることなく本に浸れました。ラッキー!

さて、ルチル文庫「篝火の塔・・」のような大店の若旦那と、使用人の身分違いの恋で、切なく、しかも木原さんだから、さらに痛い話だったらどうしようかとこわごわ、覚悟してよみましたが・・

大丈夫でしたよ。どちらかというと、ほのぼの、ラブラブ系でした。

いやあ、このところのシリアスな作品群にしては、珍しいのではないでしょうか、

吸血鬼ものぐらい、ほのぼのでした(続編も出るそうですね・・うれしい蒼竜社のHPでは近日発売とだけ書いてありますねぇ)作品なので、安心してページをひらいてください。

優しいパステル調の表紙にだまされたWELLの記憶もまだ新しい腐女子のみなさん、今回は表紙どおりの優しい作品なので、安心してください。

依田沙江美さんの挿絵がよく雰囲気にあってましたね。特に好きなのは、亮一郎の靴を抱きしめて泣いている徳馬の頭を 亮一郎がよしよししているとこです。

あれはよかったですね。そのままコミックになってもいいぐらい、動き出しそうでした。

今市子さんの「百鬼夜行抄」を彷彿とさせる展開に、逆に新鮮さを感じてしまいました。まさか木原さんが、妖怪ものを使うとは思っても見なかったです。

でも、あれ?吸血鬼とか、天使とかありましたね。。妖怪もありか。笑

てっきり「牛泥棒」なんていう泥臭いタイトルだから、ごつくてむさい男が若旦那をさらって無体で不埒なことをするのかと、ちょっと期待していたのですが。。

そっちで期待していた人は、期待はずれ?(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「秘密」木原音瀬

Photo_87

「秘密」木原音瀬

<あらすじ>

真夏の夜、寝床を捜して深夜の街を彷徨っていた啓太は、杉浦充という男と出会いセックスを条件に部屋に泊めてもらう。男と寝たい訳ではなかったが、啓太は自分のアパートに帰りたくなかった。大きな冷凍庫が唸る部屋で、独り夢を見たくなかったからだ。悪夢を抱えていた啓太にとって、泊めてくれる杉浦は都合のいい相手だった。しかし、杉浦の一途な想いに心が揺れるようになり…。

<コメント>

またやってくれました。木原音瀬。

これはもうBLの範疇で括るのはおしいです。アマゾンでも和書でないと検索に引っかからないし。

秘密を打ち明けられず葛藤するお話でした。

一人は障害で嫌われるのではないかと、また一人は、その症状によって、不安定な精神状態におちいり日常生活に支障がでて誰かにすがらずにおえない。そしてそれをお互いに打ち明けられない、なんとも秘密の多い二人の話でした。(読んだ人だけにわかる、遠まわしな投稿・・笑)

恋愛による葛藤はよくあります。まあそれがBLを描く本質ともいえますが、木原さんはその上を行きます。

グローバルです。人生、生き方、家族との葛藤、そういうものを題材に持ってくる木原さんはすごいです。

「秘密」は障害をあつかったという点で、深みが出たようにおもいます。これが、主人公啓太の、冷凍庫事件のことだけを扱っただけなら、おもしろいお話で終わっていましたが、充の障害があるゆえのひたむきさが、読後の余韻を深めてくれました。

そして「秘密3」これは書き下ろしで付け加えられましたが、これがあってこそ浮かばれますね。家族との確執、家族のつらさ、充へむけられる母親の憐憫・・・救われました。

トム・クルーズもこの障害でこまったという事を言ってましたねえ。小学生の時は鏡文字になってどうにも授業について行けないと。

アメリカ人の15%が、何らかの症状を呈しているらしいです。

しかしイタリア語や、日本語では症状がでにくいとか。アメリカ留学してはじめてこの症状が判明するなんて事があるそうです。

私も、後天的な脳障害で失語症の方と接することがあるんですが、この人はまったく単語がしゃべれません。「あー」とか「うー」とか音を発することはできても単語に出てきません。しかし、字は書けます。しかも、漢字のみ。漢字は書けてもひらがなも、カタカナも書けないし、よめない。

漢字だけでてくるっていうのも、不思議です。

ドクターでさえ、彼女を失語と頭では分かっているのに、聾唖者のように紙に書いて説明したり、筆談しようとついしてしまいました。それほど、字をかけない読めないってことに対して違和感があるんですよね。

脳のメカニズムの不思議です。

こうやってブログの文章を頭のなかで構築して、指でタイピングして、ディスプレイに浮かぶ文字を読んでいる脳の不思議を実感しているところです・・

| | コメント (3) | トラックバック (1)

「WELL」木原音瀬

Well 「WELL」木原音瀬

<あらすじ>

ある日突然すべての建物が崩れ、多くの人間が死に、地上は真っ白な砂漠に変わった。そして生き残った少の人間たちには、過酷な現実が待っていた...。地下にいたせいで助かった亮介と幼馴染みのしのぶは、食料もなく、飢餓状態に陥りながら死を待つように生きていた。「亮ちゃんが一緒ならいい」と言うしのぶに、死にたくない亮介は苛立つが...。

<コメント>

木原音瀬ノベルズ最新作です・・が。

HollyNOVELSさん、まあ雑誌連載である程度手応えはつかんでいると思いますが、雑誌は、木原フリークが対象だし。そのまま、反応を鵜呑みにして、ノベルズ化ですよ。HollyNOVELSさんの懐の深さに感服しました。木原レーベルとしては、当然という事でしょうか。

ってなんのこっちゃと言われそうですが、これはBLかというのが、正直な感想です。

またもや風呂に持って入って読んでいましたが、いくら読んでも、だんだん背筋が寒くなり、いつもより長風呂しましたぜ。まあ没入して読んでいて、上半身が冷えきったということもありますが・・(笑)

よく出しましたねえ。まあ、私は大丈夫でしたが・・どちらかというと「ROSEGARDEN」より好きかも(笑)

「木原作品の新刊だ~」と中身を見ずに買って半分読んで、青ざめて古本屋かオークションに投げ出す人いると思うなあ。

テーマは、「弱肉強食」だったりして。

裏テーマは、「死んだ方がましだ・・」でしょう。たぶん。

人間の生きたいという欲望の前に規範などという生やさしい物は打ち破られ、偽善はその後ろめたさに生きることを放棄させるって感じですかね。

「みんなで生きられるようがんばろうっ」っていう言葉がだんだん白々しく感じられるようになり、読者も気分がささくれ立ってきますよ。

人間の本質というか、深層に迫る作品で、BLというジャンルに納まり切ってないですね。

「咎狗の血」のような世紀末的なエロさはないです。「咎狗」のトシマのように無法地帯で食料や水もなかなか手に入らないのですが、戦い殺し合うことを愉しんでいる輩のあふれる「咎狗」と違い、未来のないせっぱ詰まった危機感に包まれています。

食料がなくなり、どこからも助けがなく、亮介としのぶは、どうするのだろうと言うところで終わりです。サブタイトルは「HOPE」ですよ。誰にとっての「HOPE」かは、読んで各自考えて頂くとして・・^^;

しかし、しのぶは、自分の身体をなげうって(自分を喰わせて)亮介を助けようとするだろうか。それとも二人で死を選ぶのか。はたまたどんなことがあっても、亮介を生かそうと人間や食料を求めてまた旅にでるのか。

木原音瀬サイトの掲示板にこれを読んで夢でうなされたという書き込みが多かったのですが、納得しました。うなされます。これからあの二人はどうなるだろうかと、うなされます。

別の意味でもうなされますが・・まあ、読んでのお楽しみということで。

二人のその後、気になりますね。しのぶはまあ良いとして(笑)、亮介はどうなるのでしょうかねえ・・。

嫌だと拒否する気概もないようですし・・殺してくれと言っても、あのしのぶは聞いてくれるはずもなし・・

あきらめて、しのぶに引きずられて、どこまでも連れて行かれるのでしょうね。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

「片思い」「あのひと」木原音瀬

Photo_51 <片思いあらすじ>

吉本の友人でカミングアウトしていた三笠の、突然の結婚宣言。彼の恋愛問題に振り回されてきた吉本だが、実は彼に結婚してほしくない理由があった。思い余ったすえに吉本がとったとんでもない行動とは!

<あのひとあらすじ>

17歳も年上のあのひとが、どうして俺を好きになったんだろう? 恋愛にうとい大学生の門脇には、数学講師・松下が自分に寄せる一途な想いすら不思議で仕方ない。恋にも、数学みたいに法則があればいいのに…。 三笠、吉本の、よき友人門脇の物語!

<コメント>

恋に溺れ苦しむ吉本の話と、恋を恋と気づかない門脇の話、登場人物がリンクしていることもあり、まとめて読んでみました。

まるで・・クリスマス・イブに

素敵にドレスアップして、はじめてつれていかれた夜景の望める静かなレストラン。

最初から最後まで手の込んだ、それでいておいしい料理。口当たりの良いワイン。

デザートの最期の一さじまで満足したあとに・・

ちいさなプレゼントを渡されて・・

あけてみると、幸福な未来を予感させるような指輪がきらりん!

ってな感じで、お腹も、心も大満足っていう気分にさせられる上質の作品です。

まあ木原作品には、はずれはないでしょうが、その中でも評判のいい、この作品。はずすことなくとても満足させられました。

こういう本を時々ゆっくり堪能できる幸せ・・あー生きててよかった・・(笑)

実をいうと、はるは、まだ未読の木原コレクションがあるんです。結構いっぱい・・

でもまだ読みたくないですね。終わっちゃうのがもったいない。

こういう感動はちょっとづつで味わいたいんですもん。

わたくし、昔から、普段あまり口にはいらない本当においしい物が手にはいると、後にとっておく方でした。しかも、あとから一人でこっそりご賞味するタイプで・・^^;

読後の幸せにひたっているはるの気分が、少しは伝わったでしょうか。。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「嫌な奴」木原音瀬

Iya

「嫌な奴」木原音瀬

<あらすじ>

杉本和也は、大嫌いな「親友」三浦に会うため12年ぶりに故郷を訪れる。再会した三浦は昔と変わらず嫌な奴だったが、和也はどうしても突き放すことができない。三浦に押されるまま、一緒に暮らすことになってしまい―。

<コメント>

三浦ってすごい嫌な奴かと思ったら、世間体のために三浦に思ってもいない言葉をいったり、態度をとる偽善的な杉本和也が嫌な奴だったんですね。

最初この乱暴で子供っぽい三浦でどうなるのかねえ・・って思っていたのに。

いつのまにか、報われない恋なのにひたすら一生懸命和也に好かれようとがんばる三浦の純愛が、胸をうちます。三浦もういいじゃないか、そんな奴やめとけよって同級生の小野寺じゃないけど、そういいたくなるほど、和也の冷たい仕打ちの数々。

せつないけど、この話が一番すきって人が多いらしい。ラストどことなく進展しそうな雰囲気をのこしておわるが・・

三浦もうちょっとましなひと選べよっていいたくなるほど、人間としてどうかと思える和也をどうにかしてほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「リベット」木原音瀬

Rivet

「リベット」木原音瀬

<あらすじ>

初芝公平は、誰にも知られたくない大きな問題を抱えて暮らしていた。しかし、その悩みと明るく向き合いながら、一人で生きていこうとしていた初芝の心を乱すものがあった。それは、いつも温かく抱き締めてくれる恋人の由紀と、常に初芝の我が侭を聞いてくれる職場の後輩の乾の存在だった。二人は初芝の心を弱くも強くもする。自分の悩みを告げるべきか、初芝は葛藤するが…。

<コメント>

社会に容認されないもの続きで・・名作「リベット」です。

この作品が世に出た時代にリアルタイムで存在できた事を神様に感謝するぐらいの作品ですね。

まあこのページを見る人はほとんど「リベット」を読んでおられることでしょうが・・

まだなら、書店に 走れ!ってことで。(´ヘ`;)

初芝が、自分一人でHIVに対して戦おうと必死で立っている様は、いたいたしくて乾でなくても手をさしのべたくなります。

それでも乾が近づけば近づくほど、自分に踏み込んでもらいたくない初芝はかたくなになり、乾を拒否します。

けなげな乾がんばれとエールを送りながら読んでいました。初芝が誰も信じられなくなって自暴自棄になって、本当に心が痛みます。助けてあげたいのに助けられない乾の悲しみもひしひしと伝わってきて。

しかし、よく取材してますね。副作用や、投薬のタイミングや・・

まあインターネットでもかなり疾患や治療法、経過について公開されていて、投薬コントロールでかなり延命できるとあり、初芝が60歳まで長生きしてくれることを祈ります。

きっと乾が最後までまめまめしくお世話してるんだろうなあ・・

カバー裏の三年後は素敵なサプライズでした。粋なことしてくれますよね・・

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「黄色いダイアモンド」木原音瀬

Daia 「黄色いダイアモンド」木原音瀬BBN

<あらすじ>

走るのも泳ぐのも誰より早い勇は、幼い邦彦の憧れだった。成長するにつれ世間からはみ出していく勇を、邦彦はなんとか真っ当な道に戻そうとする。しかしいつしか、その想い、執着は「恋」なのだと気づいてしまい…。誰にも見えないけれど幸せになれる宝物。そんな恋を描いた木原音瀬の大人気作

<コメント>

勇がかわいい。邦彦の愛情を前に勇の知識精一杯の一般常識を振りかざして男同士はおかしいといわれ、傷つく邦彦。でもそんな邦彦をみてなぜか胸が痛むような気がして・・

素敵な作品です。2人が思いを通じ合わせて後のお話が、良かったです。邦彦の愛情&厳しい教育のもと、勇がまっとうで上質な大人になっているのが素敵でした。

友人に「ROSE GARDEN」はどうしても許せなかったから、売ったと言ったら、彼女は木原作品だから好きではないが持っていると言っていた。

そう確かに木原作品はすべて持っていたい。が、しかし「ROSE GARDEN」は好きではない・・って、何がいけないのか風呂で考えていた。

黄色いダイアモンドは最初、頭の黄色い不良のお話かと思っていた・・(笑)

まったくちがう!身体的な発達障害と、知的障害のある男を幼なじみが好きになる話だが、見栄えがわるい男が、だんだんその心根の美しさに、主人公と一緒に読者もほれていくのがいいのだ。

ROSE GARDENは、見栄えがいいが心根のいやしい天使を、とりあえず惚れぬいた半悪魔の一途な話であった。

見栄えがわるいが、心のまっすぐな人間と、美しいが心のないあほとどちらを選ぶかというとそりゃ、心根のいい奴で、ROSE GARDENが、手元にのこらなかった原因でしょう。

最期に改心してもおそい。前後編にわけて引っ張るな!天使!思わず前編で読むのをやめようかとおもったぞ!

いやいや、ここは悪口コーナーではなかったです。

黄色いダイアモンドにもどります。

最初はもうどうしようも無い奴だと思えるのですが、だんだんかわいらしくなるんです。木原音瀬、本領発揮です。

「箱の中」しかり、「檻の外」しかり、「恋について」しかり!!生きていくのに不器用なおとこが、ページをめくるたびに、かわいらしくいとおしくなっていく、木原マジックですよ。

是非復刻版をだして、世に広く普及してほしいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

BLGAME | BLNEWS | UnitVanilla | あ あすか | あ 安芸まくら | あ 暁 由宇(あかつきゆう) | あ 朝丘みなぎ | あ 洸(あきら) | あ 浅見茉莉(あさみまり) | あ 英田サキ(あいださき) | あ 阿仁谷ユイジ | あ 麻生玲子 | い いおかいつき | い いつき 朔夜 | い いとう由貴 | い 一穂ミチ | い 五百香ノエル(いおかのえる) | い 井村仁美(いむらひとみ) | い 伊郷ルウ | い 和泉桂(いずみかつら) | い 池戸裕子(いけどゆうこ) | い 稲荷家房之介(コミック) | う うえだ真由 | う 海野 幸 | う 烏城あきら(うじょうあきら) | う 魚谷しおり(うおたにしおり) | え 榎田尤利(えだゆうり) | お オハル | お 大石 圭 | お 小川いら | お 鬼塚ツヤコ | か かわい有美子(ゆみこ) | か 可南さらさ(かなんさらさ) | か 川原つばさ | か 川唯東子(かわいとうこ)(コミック) | か 狼谷辰之(かみたにたつゆき) | か 神奈木智(かんなぎさとる) | か 神楽日夏(かぐらひなつ) | か 葛城ちか(かつらぎちか) | き 北川とも | き 杏野朝水(きょうのあさみ) | き 綺月陣(きづきじん) | く 久我有加(くがありか) | く 久能千明(くのうちあき) | く 柊平ハルモ(くいびらはるも) | く 栗本薫(くりもとかおる) | げ 玄上八絹(げんじょうやきぬ) | こ 寿たらこ(コミック) | こ 木原音瀬(このはらなりせ) | こ 駒崎 優(こまざきゆう) | ご 剛しいら | さ サイクロゼ | さ サインイェン(同人) | さ 佐伯まお | さ 坂井朱生 (さかいあけお) | さ 崎谷はるひ(さきやはるひ) | さ 桜木ライカ | さ 桜木知沙子(さくらぎちさこ) | さ 榊花月(さかきかづき) | さ 沙野風結子(さのふゆこ) | さ 砂原糖子(さはらとうこ) | さ 西条公威(さいじょうきみたけ) | さ 鷺沼やすな(さぎぬまやすな) | し しいな貴生(しいなたかお) | し 椎名りりん(しいなりりん) | し 椎崎 夕(しいざきゆう) | し 白城るた(しらきるた) | し 秀香穂里(しゅうかおり) | し 篠 稲穂(しのいなほ) | し 篠原 美季(しのはらみき) | し 篠原まこと(しのはらまこと) | す 春原いずみ(すのはらいずみ) | す 杉原理生(すぎはらりお) | す 菅野彰(すがのあきら) | す 鈴木あみ(すずきあみ) | す 鈴鹿ふみ(すずかふみ) | す 須和雪里(すわゆきさと) | せ 芹生はるか(せりょうはるか) | た たけうちりうと | た タニス・リー | た 橘 伊織 | た 橘 紅緒 | た 立花一樹 | た 谷崎泉(たにざきいずみ) | た 高尾ふゆ希(コミック) | た 高岡ミズミ | た 高嶋上総(コミック) | た 高遠琉加(たかとうるか) | た 鷹守諫也(たかもりいさや) | つ 月上ひなこ | つ 月夜野亮(つきよのあきら) | つ 月村 奎(つきむらけい) | と 十掛ありい(とがけありい) | と 鳥人ヒロミ(とりびとひろみ)(コミック) | な ななおあきら | な 七地寧 | な 七宮エリカ | な 中原一也 | な 凪良ゆう | な 夏井遥子 | な 成宮ゆり(なりみやゆり) | は 波奈海月(はなみずき) | は 花郎藤子(はないらつふじこ) | は 萩野シロ(はぎのしろ) | は 鳩村衣杏(はとむらいあん) | ば バーバラ片桐 | ひ ひちわゆか | ひ 日夏塔子(ひなつとうこ) | ひ 樋口美沙緒 | ひ 檜原 まり子 (ひはらまりこ) | ひ 火崎 勇(ひざきゆう) | ひ 菱沢九月(ひしざわくがつ) | ふ ふゆの仁子 | ふ 冬城蒼生(ふゆきたみ) | ふ 椹野道流(ふしのみちる) | ふ 淵井鏑 | ふ 藤代 葎(ふじしろりつ) | ふ 藤森ちひろ(ふじもりちひろ) | ま 丸木文華 | ま 松前侑里(まつまえゆり) | ま 松殿理央(まつどのりお) | ま 松田美優(まつだみゆ) | ま 松野たば子 | ま 真瀬もと(ませもと) | ま 魔鬼砂夜花(まきさやか) | み 三浦しをん | み 宮本佳野(コミック) | み 水原とほる | み 水壬楓子(みなみふうこ) | み 湊川理絵(みなとがわりえ) | も 本仁戻(もとにもどる)(コミック) | も 桃さくら | や 夜光花 | や 山藍紫姫子 | や 矢城米花(やしろよねか) | や 矢萩貴子(やはぎたかこ) | ゆ 雪代鞠絵(ゆきしろまりえ) | よ よしながふみ(コミック) | よ ヨネダコウ(コミック) | よ 吉原理恵子 | よ 吉田珠姫(よしだたまき) | よ 義月粧子(よしづきしょうこ) | ろ 六本木曜 | ろ 六青みつみ | わ 渡海奈穂(わたるみなほ) | オヤジ犬愛玩同盟 | トンデモ本 | 愁堂れな | 日記・コラム・つぶやき | 雑誌