「艶やかな抑情の花」伊郷ルウ
<あらすじ>
紺碧の空を思わせる藍色。優美で繊細なライン。朝永勇豪はふとしたきっかけで美しい陶器と出会う。やがて知り合うことになった作者の桜坂龍遥は、端正な美青年だった。互いに魅かれ合う二人だが、龍遥は謎めいた態度で勇豪を遠ざけようとする。龍遥は祖父である陶芸家・龍迅に行動を管理され、自由に作品を作ることさえできない身の上だった。勇豪は龍遥を守ろうと決意するが…。
<コメント>
研修で岡山に行ったときに古本屋で購入した、2007年2月発刊の作品です。
はじめての伊郷先生の作品です。一度読んで見たいと思っていたのですが、どの作品から読んでいいのかわからなかったので、とりあえず、稲荷家先生の表紙ということで、これを読んでみました。
才能はあるのに、師匠の執着のため外には出させないよという、水原とほる先生の「禽舎の贄」タイプの話を想像して、ちょっと期待したのですが。
微妙に違いました。 雑誌の編集部である勇豪は、一目ぼれした龍遥の作品を雑誌に掲載したいと龍遥に会いに来たところから話がはじまります。
陶芸は好きだが、売るつもりも名前を出すつもりもないという龍遥!その理由が、陶芸家で人間国宝の祖父が許さないからだと!
幼いころから祖父の龍迅の跡継ぎになるためだけに育てられてきた龍遥にとって、祖父の言葉は絶対で、逆らうことなど考えられなかったらしいです。
おいおい、26才にもなろう男子が、おじいさんかい?芸大にもいって教員免許まで持っているということは、他人と接する時間もあったとおもうが。。
芸大ったら、型からはずれてなんぼだと思うけど。。┐(´-`)┌
勇豪という味方を得て、結局家を出ると宣言しておわりますが。。
おじいによる虐待もあります。ここはきちんと病院で診断書をとって警察に被害届けだしたら、よかったのに。
それをネタに人間国宝のおじいをゆすって慰謝料を巻き上げるとか・・・凸(`Д´メ)
人間国宝であるおじいの暴力事件のほうがよほどスキャンダルだと思うよ。
家族であっても、暴力はいけません。
しかも、龍遥の独立をおじいは圧力をかけて、つぶしにかかるといいますが。。
確かな実力のある龍遥の作品、売ろうとおもえばどうやってでも売れると思うけどなあ・・
妻には離婚され、息子は病死、自分の跡継ぎを育てようと心血注いだのに、あっけなくよその男に寝とられたおじいが、ちょっと哀れ(笑)
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