「水に眠る恋」可南さらさ
<あらすじ>
仕事で大学病院を訪れた上原尚哉(うえはらなおや)は、高校時代の同級生で外科医になっていた久住廉(くずみれん)との再会に狼狽する。なぜなら、かつて心を通わせながらも、ある事情で尚哉が裏切り、別れた相手だったからだ。久住は屈託なく接してきたが、二人きりになると態度を豹変させ、脅すように「償い」を求める。身体を差し出せ、と―。別れてからも久住を想い続けていた尚哉は、心を痛ませながら応じるが…。甘苦しいセクシャルラブ、全編書き下ろしで登場。
<コメント>
カテゴリーにはじめての可南先生をつくりました。初カナンですね。
すみません、円陣先生の美麗イラストに心惹かれてはいたのですが、なぜかチャンスがなく読む機会がなかったからと、なっきーさんにお借りしてよみました。
が・・読み進めていくうちに、既読感が。
あっ・・(;^_^A読んだことあったかも。
くーじれったいお話でした。
二人の間だけの行き違いだけでは、ここまでじれないはるですが、肉親に足を引っ張られ、思いを遂げられないというあたりが、ギガじれでした。
一昔の大映ドラマのようなお話ですよ。
家族との確執をかかえて逃げ出した「札幌の休日」と、同じ匂いです。
しかも、こちらは、家族の執着のため、恋人の元を逃げ出すのですから、更にネガティブかもしれません。
世間体をおもんばかる久住の母親の画策と、妹の兄への執着のため、好きだった男との別れを決心する主人公上原。
悔恨を胸にただ忘れようと日々をすごしていたのに、ある日久住と再会してしまいます。
こじれた二人の関係を修復するだけでなく、家族との関係も修復しなくてはいけないので、重いです。
久住の母親はすでに他界しているので、久住の身辺は綺麗で、偏屈の叔父という味方もあるのですが、上原の家族が重たい。
「私たちを捨てるの」と追いすがる妹!
おいおい、捨てるのと良いながら、母親は再婚相手を見つけてるし、妹も結婚相手を見つけるんだろうが!
なら、上原が家族のために久住と別れて、再婚相手や、結婚相手を紹介されたときに、「俺を捨てるのか」と、三人の家族関係を継続するために追いすがったらどうよって、思いました。
ゲイを家族にもつ葛藤かもしれないですが。。
昨今、BLに出てくるのが物わかりの良い家族が多かっただけにショックでイタタの作品でした。
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