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ふ 椹野道流(ふしのみちる)

「作る少年、食う男」椹野道流

Tukuru「作る少年、食う男」椹野道流

<あらすじ>

港町マーキスで検死官を務めるウィルフレッド。耳慣れぬ職業、銀髪に暗青色の瞳、高い身分を持ちながら社交界に出入りせず独り身を貫く彼はいつしか人々の間で「北の死神」と呼ばれるようになっていた。そんなウィルフレッドが出会ったのが、孤児院出身で男娼のハルだった。料理の勉強がしたいと屋敷に出入りするようになったハルは、ウィルフレッドに生きた人間の肌の温もりを感じさせた。それは北の国からこの街に流れ着いて初めて知る感情、<愛しさ>を彼にもたらすようになる。ところが些細な行き違いからハルが街の荒くれ者たちに囚われ、嬲られるという事件が起こり・・・。男前で誠実な旦那様とはねっかえりな使用人兼助手が、近世ヨーロッパ風港町で巻き込まれる事件と恋の嵐!

<コメント>

とこさんが貸してくださった椹野先生のファンタジーです。

ここでも、作中で解剖してます。(-ω-)/

本当にそこからはなれられません。(笑)

まあ、殺人事件に首をつっこむためと、人間嫌いの検死官というキャラのために、解剖は必要だったのでしょうが。。( ̄Д ̄;;

人物像を書き込む力は十分あるんだから、そろそろ解剖から離れてもいいのでは・・ファンタジーだし(笑)

メス花では、主人公の吐瀉強姦というショッキングなエピソードが最初の方で登場しますが。。

「作る少年・・」でも、少年が男娼あがりで、借金の返済のために狭くて汚い部屋で身体を売っていたというエピソードが最初の方で出てきます。

さすがにこのエピソードは、所々で少年に影をおとしますが、椹野先生ですから、まったく尾をひきません。

( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪です。引いてください。もっと卑屈になれぇ。。(笑)

このあたり、明るい椹野作品の特徴なのでしょうね。

どろどろしてません。明るい料理教室のように、料理作りをしたかった少年は、生き生きと料理を披露してとっても美味しそう。。(笑)

質実剛健な検死官のウィルフレッドも、恥ずかしげもなくハルをくどき倒すし。。連続殺人事件を究明していくわりに、話は柔らかいです。

続編の「執事の受難と旦那様の秘密」では、ハンサムな執事が、脚光をあび、執事本となっています。

神官の殺人事件が思わぬ展開となり、ハルの秘密も暴露されます。まあ、最初の神官のセリフでだいたい読めますので、推理小説マニアの方には、物足りないかもしれません。

その分を補うつもりでしょうか・・「帯の儀」という結婚式が書き下ろしでついてきますので結婚式と披露宴のダンスシーンをお楽しみください。

まるでメス花なみのハッピーエンドです。

あっ・・お楽しみの初夜シーンですが、ダンスに疲れて眠りこけました。(爆)

「その手に夢、この胸に光」椹野道流

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「その手に夢、この胸に光」椹野道流

<あらすじ>

シアトルでの留学生活に別れを告げ、日本に戻って元の職場に復帰した江南&篤臣。お互い仕事が忙しく、江南にいたっては家に帰ることも稀で、一緒にすごせる時間が格段に少なくなっていた。その上、江南の所属する消化器外科では教授選が始まり、大学内で様々な噂が飛び交う。江南が支持しているのは、圧倒的不利と見られている小田講師。小田が負ければ江南は医者としての未来を棒に振ることになる…。一方、篤臣は偶然小田に会う機会があり、江南の将来のために自分を支持するのをやめるよう説得を頼まれる。相棒の信念を応援する篤臣は逆に江南を後押ししてしまうが、事態は思わぬ方向へ…。

<コメント>

留学編から、日本編に帰ってきました。二人で過ごす時間が少なくなる分、二人の間に起こる出来事から、二人を取り巻く事件に変わるのは、必然で、白い巨塔ばりの、教授選挙に巻き込まれる二人です。

日本にかえってすれ違い寂しい日々ですが、内科の同級生の楢崎先生が登場しますねえ、「茨木さんと京橋君」で登場した楢崎先生です。

これはこれで、楽しい伏線です。

相変わらず篤臣にちょっかいを出そうとする大西ですが、、今回は、汚れ役で頑張っています。

医療事故がらみと、教授選、医療サスペンスを、ちょこっと味わえますが、そこは椹野先生ですので、さらっとやり過ごし、ほのぼの色はそのままです。

書き下ろしは、世津子の誘いで里帰りした篤臣と江南の夏祭りです。マンションの夏祭りに担ぎ出された篤臣と、江南。大変だったけど、楽しい夏の思い出となりました。

6

「頬にそよ風、髪に木漏れ日」

<あらすじ>

学位を取得した江南は、助手になることが内定し、ますます忙しい日々を送っていた。中でも腹膜炎で入院中の少年・松川孝志をめぐっては、事件の被害にあった可能性があるとして警察が捜査に乗り出してくる。江南を労りつつサポートする篤臣は、法医学者として鑑定を依頼され一つの仮説を提示するが…。以前より感じていた腹痛が悪化し、職場であり、江南の待つK医大附属病院へとうとう緊急入院することに。そこで待ち受けていたのは、ドS楢崎の内科診察&元気ハツラツ小田教授の執刀フルコースで――!?

<コメント>

腹痛を時々訴えていたから、これは胃ガンかと期待してしまったはるは、鬼畜です。(爆)

いやあ、木原音瀬先生の「POLLINATION」のように、癌で手遅れで、小田教授にしかられながら江南がふるえながら執刀し、大がかりな手術にもかかわらず、手遅れでこの巻で最終回という結末を期待しつつ・・・

単なる、盲腸でした。しかも、破裂もしません。

さすが、ほのぼの椹野先生。(ノω`)プププ

ギャグ続きで、江南が看護師に下の毛を剃毛されるぐらいなら、俺が剃ってやるってトチ狂って、剃毛事件を起こしてくれるかとおもったが、そんな下品なエピソードもなかった。。(笑)

ファンのみなさん、大丈夫です。このシリーズはまだ続くようですね。

茨木さんと京橋君とのスピンオフも楽しみです。

とこさん、楽しい本を貸してくださってありがとうございました。

「耳にメロディー、唇にキス」椹野道流

3「耳にメロディー、唇にキス」椹野道流

<あらすじ>

シアトルに移り住み、現地で結婚式を挙げた江南耕介と永福篤臣。穏やかな日々が続くかに見えたが、篤臣の父の突然の訃報が。急きょ実家に戻った篤臣に遅れて江南も帰国するが、永福家を訪れた江南はなんと篤臣の母に二人の関係をカミングアウト!結婚後の二人にとって最大の難関ともいえるこの告白、旦那の度量と妻の器量が試される?書き下ろしは篤臣のバースデイ小旅行ストーリー。ロマンチストの江南ならではの演出の数々に篤臣たじたじ。

<コメント>

楽しくシリーズ読みすすめています。イタタなところがなくて、読みやすいです。

とこさん、ありがとう!

さて、3冊目に突入の、メス花シリーズ。

2巻の終わりで結婚式を挙行した。蜜月かと思いきや、父親が急死したと母親から電話があり、急展開に。

帰国を切っ掛けに、カミングアウトして、一波乱あります。

しかし、これが切っ掛けで双方との両親にはっきり二人の決意をつげることができたから、よかったですねえ。。

篤臣と江南の絆もふかまって、二人が新しい家族をつくったとお互いで認識し合って。

結婚最初の二人トラブルがカミングアウトというのも。。( ̄Д ̄;;

御苦労様でした。。ラスト、書き下ろしで、カナダへの新婚旅行がよかったですねえ。。

お城のようなB&B(ベッドアンドブレイクファースト)がいいですねえ、美しい風景に囲まれて読者も新婚気分に浸れます、、、(ノω`)プププ

4

「夜空に月、我等にツキ」椹野道流

<あらすじ>

シアトルに移り住んで一年が過ぎようとする年末。江南の実家に帰省することとなり、篤臣は勘当されたままの江南と家族を仲直りさせようと心を砕く。ところが、江南の母がギックリ腰でうごけなくなってしまい、二人は家業のちゃんこ鍋屋を手伝うことに。手際よく接客をこなし、客にも大人気の篤臣に対し、江南は無愛想で役立たず。篤臣に馴れ馴れしくした客にキレた江南は、父親に怒鳴られて店を飛び出し行方不明に!その行き先はナント!書き下ろしは、クリスマスイブに「初めての共同作業」をする二人の様子が垣間見られるラブラブ短編。

<コメント>

メス花シリーズ4冊目!

カミングアウトしたときに、売り言葉に買い言葉で、父親に勘当を言い渡されていた江南。

父親が急逝し、心残りを抱える篤臣は、江南と、父親の中を取り持とうと頑張ります。

正月の帰省を切っ掛けに二人を仲直りさせようとおもったのに。。

江南が客とトラブルをおこし、出て行ってしまいます。

篤臣相変わらず、江南のフォローに奔走してますが、世界一の嫁さんとしては、ここはがんばらないといけませんね。

江南の両親から信頼を得る篤臣。

この辺りに、嫁が旦那に実家になじむための攻略方法的な匂いを感じました。(爆)

いやあ、ためになりますなあ。。メス花シリーズ。

実家のちゃんこ屋を手伝い、正月料理をつくる篤臣、ほんとあんたは、良い嫁だ。

(〃^∇^)o彡☆あははははっ

書き下ろしは、アメリカでのクリスマス風景です。ブライトンロックでは、イギリスのクリスマス風景でしたよね。

旅行気分を味わえるたのしいおまけでした。二人の初めての共同作業もよかったしね。

ほんと江南先生、イベントすきだねぇ・・ヽ(`▽´)/

「右手にメス、左手に花束」椹野道流

30744196 「右手にメス、左手に花束」椹野道流

<あらすじ>

法医学教室助手の篤臣(あつおみ)と、外科医の江南(えなみ)―そんな二人の出会いは9年前に遡る。K医科大学の入学式で、たまたま出席番号が隣り合わせだった二人は、その後の実験や実習もいつでも一緒で、なんとなく気も合って…。誰もが認めるイイ男で頼りがいのある江南に、篤臣は何かとじゃれつくのだったが、江南の心に秘めた思いにはまるで気づかず…それがとんでもない事態を引き起こすことに…。

<コメント>

とこさんにお借りした、メス花シリーズの1冊目です。ありがとうございます。

面白いですねえ。読み出したところですが、とこさんがだんだん痛くなるというので、期待して読んでいます。(爆)

しかし、冒頭の回想してはじまる書き出しはちょっと。。ハッピーでまったりとした最後に着地するってことを、最初にばらすのはどうかと。。

イタタを求めるはるには、ちょっと肩すかしでした。

ハッピーエンドマニアの方は安心して、読めて良いのでしょうが。。(;^_^A

はる一押しは、江南の秘めた思いが爆発して、露天風呂で強姦シーン。

あれは、よかったです。←鬼畜!(爆)

あまりの恐怖と、心理的ショック、そして腹部を押し上げられる不快感に嘔吐しまくる篤臣がグーです。ψ(`∇´)ψ

あとあと、これが心の傷になっていますが、それもつかの間です。江南と心を通わせ、彼を許したら・・治ってしまいますので、安心してください。

触られることに不安を覚えて吐きそうになるほどの心の傷。もう少し引っ張って欲しいと願ったはるは、鬼です。(≧m≦)

51q2t8f3vkl__ss500__3 「君の体温、僕の心音」

<あらすじ>江南は仕事柄、まともに家に帰れることなど稀、そのうえ、若い看護婦から猛烈アプローチをかけられてる模様で、当然、面白くないのは篤臣だ…。日々、不満をつのらせるなか、篤臣は江南と看護婦の密会現場を目にすることに…。それがライバル・大西の罠とも知らず…。大評判シリーズ第2弾!

無事カップルになると、今度はお約束のように障害が現れます。

しかし、ステレオタイプな障害です。 巨乳で舌足らずな、看護師です。( ̄Д ̄;;

江南に横恋慕な看護師が、江南の上にのしかかっているところを、ライバル大西が篤臣をつれて見せつけます。

勘違いした篤臣は、泣きながら病棟を後に。。

あまりな嫌がらせの方法に、逆に笑えてきました。そんな看護師いないだろうって、、(笑)

誤解を解いて仲直りした二人、しかし大西に襲われそうになった篤臣は、江南以外の男に触られたくない事実に気づきます。

よかったねえ、、事件が更に二人を強く結びつけて。。

案外図太いと思える江南が、神経質で、篤臣もぐるぐる考えが回るタイプで、二人してぐるぐるしてますが、男二人、それでもなんとか試練に立ち向かっていきます。

そして、江南の仕事のために二人でアメリカに~

これが、谷崎先生なら、遠距離恋愛だよなあ。。

江南だけアメリカに行かせて、大西の脅威と、寂しさにまたもや揺れる篤臣だよなあと、想像しましたが。。椹野先生は、二人でいっしょにアメリカへ行かせてくれます。

2巻のラスト、読者サービスの結婚式シーンを含む書き下ろし短編がついていますので、甘い話スキーの皆様には、うれしいシーンなんでしょう。

・・・つづく

「ブライトン・ロック!1,2」椹野道流

51wmjbkdevl__ss500_ 「ブライトン・ロック!」椹野道流

<あらすじ>

本当に自分のやりたいことを見つけるために、親の反対を押しきって医学部を退学、イギリスの港町、ブライトンにひとり留学した航洋—。英語もうまくしゃべれず、心細い思いを抱えるそんな航洋がスーパーマーケットの店先で出会ったのは、ブルーグレーの優しい瞳と人懐こい笑顔がステキな青年、ジェレミーだった…。ひょんなことからすっかり仲良しになった二人は、航洋が暴漢に襲われた事件をきっかけにフラットメイトとして一緒に暮らすことになったのだが…。ただの「家族ごっこ」?…それとも…?

<コメント>

ほのぼの病院BL「茨木さんと京橋君」が面白くて、冬子さんにお借りした椹野道流「ブライトン・ロック!」です。

医学部の学生だったけれど、目的意識もなく医者になるのは患者に対して失礼だと妙な頑固さで大学を退学してしまった、津田航洋(つだこうよう通称コヨ)。

逃げ出すようにイギリスに語学留学し、ブライトンロックにやってきた津田だったが、言葉も通じず、慣習の違いから孤独感と寂しさにつぶれそうになっていた時、美術品の修復を勉強しているアイルランド人学生、ジェレミーの人当たりの良さに救われる。

ジェレミーは近所のスーパーでアルバイトをしていて、彼に会えて少し話をすることだけが唯一の楽しみだという航洋。人なつっこいとおもっていたジェレミーだけれど、人と深く付き合うことをおそれる何かがあると感じ始め、なぜか彼のことが気に掛かり。。

孤独な旅先で、優しくされると、普通の時に優しくされるのとはまたひと味違ってぐっときますよね、旅先で弱っていたら特に。。ヽ(´▽`)/

日本で優しくされた孤独な吸血鬼しかり・・(▼∀▼)

自分の将来をどうしたらいいのかわからないので、とりあえず親元から飛び出したコヨは、遅い自我の目覚めといいましょうか、親離れの時期をやっと迎えたといいましょうか。。

でも、この留学費用って、親がだしたのでは?一年の留学と簡単にいうけど、お高いですよね、それを、勉強もそこそこで現地人といちゃつくなんてと、ついつい親視点でみちゃいました。(>▽<;;

おいおい、文句いうなら経済的に独立してから言おうねって、そこがコヨの子供っぽいところなんですが。

医学部もお高いですよ、普通の大学の倍以上学費がかかるでしょう。

それなのに、「親に言われたから医学部に来てしまったから、やめます」って言われて、コヨの父親でないですが、納得いきませんぜ。(^_^; アハハ…

親の心子知らずで着々と関係が深まるお二人。( ̄Д ̄;;

嵐の夜に取り乱したジェレミーに庇護欲を抱くコヨ君。あんたも男だったのねって。笑

全て知った上でその孤独を埋めてみせると、これまた後先考えずに告白するコヨ。

おばさんはそんな簡単に言っていいのかと心配しましたが・・

2巻目でやっと気づくよ、このお坊ちゃん。おそ!

経済的に自立してなくて、就労ビザももっていないコヨがジェレミーを守れるわけもなく。

身を引くジェレミーを追いかけてやっと自分の将来について考えだしたコヨ君。成長したのではなく、やっと歳相応になったといいましょうか。。(-"-;A ...

今後の精進を楽しみにしています。コヨくん・・

日本の大学に復学したコヨと、今度は日本に遊びにきたジェレミーなんて話もよんでみたいですねえ。

作者様は未定と後書きにありましたが、つまりは編集部への感想次第と言うところでしょう。

コヨとジェレミー日本編の読みたい皆様、是非編集部にお願いのメールがお手紙を書きましょう。

「茨木さんと京橋君」椹野道流

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「茨木さんと京橋君」椹野道流

<あらすじ>

医科大学附属病院の耳鼻咽喉科医・京橋は、病院の売店で働く茨木と親しくなる。誰にも話したことのない自分の生い立ちや医者になった理由、そんなプライベートを初めて話した夜、茨木は優しく頭を撫でてくれた。いつしか茨木の笑顔に癒され、彼の手の感触を思い出し、会いたいと思う自分に戸惑うが…。消灯時間も過ぎた病院でひどく落ち込んでいる様子の茨木に、このまま泣かせて欲しいと抱きしめられて――。隠れS系売店員×純情耳鼻咽喉科医の院内ラブ! 書き下ろしは京橋の頼れる先輩・内科医楢崎にお見合い疑惑!?「いつか似たもの同士……?」

<コメント>

冬子さんからお借りしてしまいました。しかも冬子さんがいいよ~というのを聞いて・・(ーー;)

他の方がいいよ~といった作品を読むのは「とても安心してよめました。(^O^)

冬子さんいつもありがとう!

さて、初めて椹野先生の作品を拝見しました。なんて読む作家さんだろうと気になってはいたのですが・・フシノ先生でした。

なかなかよめませんよ。難易度高いですねえ。。

ふしのみちる先生。大事なことなので2度いいました。(*゚▽゚)ノ

主人公、京橋先生は、一年間の留学をおえた耳鼻咽喉科の新米医師です。

医者もののなまなましさが、苦手な方もあるかと思いますが、椹野先生の描く医者ライフは、専門用語はすくないので鼻につきません、だけど、等身大の耳鼻咽喉科のお医者様の感じがすごくつたわってきました。

たとえば、耳鼻咽喉科は薬剤を患部に噴霧することが多いので、白衣に薬液の匂いが染みついているだとか、手術は細かな作業がおおくて、手術を終えたら目がいたいだとか・・なるほどと、関心いたしました。

草間先生のイラストもいいですね。さらっとした感じが、日常のなか何か事が起こりそうって感じでいいです。

京極先生は、新米なので自分の勉強と医局の仕事と診察におわれ、毎日テンパっています。

それを癒やしてくれるのは、売店の茨木さん。ひょんなことから話をするようになり、毎日茨木さんにあって話をすることが楽しみになります。

病院の売店の描写も、店構えは小さいのに、ケーシーからナースシューズ、新聞に雑誌に、お弁当までまで何から何まで、いろいろとりそろえて物があふれているという細かな設定が、リアルですねえ。。民間の大病院は、花屋さんや、コンビニまで入ってますが・・そうそう、大学病院の売店って、こういう感じよねえって。(^_^; アハハ…

謎をひめた茨木さんに興味をもつ京橋先生ですが、実は、これも京橋先生に惚れた茨木さんの作戦なのでした。人当たりが良くて癒し系のような顔をして実は、あなどれない茨木さん。。笑

茨木さんと京橋先生とのすれ違いも、こういうことってあるだろうなあと納得できるし、大事件はないけれど、日常の細かな出来事が、主人公の心理状態に結びついていた、なかなか読ませる作品でした。

既刊の「右手にメス、左手に花束」のシリーズもよんでみたくなりました。誰か貸してくれないかな。。(*≧m≦*)

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