「明日も愛してる」安芸まくら
<あらすじ>
朝、櫂は、知らない部屋のベッドで目が覚めた。眠りにつくまで櫂は18歳だったが、枕元に置かれたファイルには「現在のおまえの年齢は35歳」と書かれていた。戸惑っているとツダと名乗る男に、自分は櫂の「ハウスキーパー」だと告げられる。しかし櫂はツダを知らない。ましてや世話になった覚えもなく…。 永遠に繰り返されるせつなく甘い愛の物語
<コメント>
昨日は、夏休みをもらいました。7月から9月末までの間に5日間、夏休みがもらえるのです。もちろん、まとめては無理なので、希望日を言ってちょっとずつ休むのですが。
初めての休みです・・と言っても、午後から半日。しかも、仕事が押して帰ったのが結局、午後2時すぎ。。
仕事帰りにスーパーによって、眠気にかなわずスーパーの駐車場で、長距離トラックの運ちゃんのように車の中で仮眠。16時前に眠りから覚め、夕飯の材料をかってかえって夕食を作っただけ。。
どこが夏休みじゃ~(T_T)
夏休みを、10月以降に繰り越してほしいと切に願うはるでした。。ヽ(;´Д`)ノ
9月は二日も祝日があるので、やすめないっすよ・・10月以降じゃ、すでに夏休みじゃないですけど。。(・ェ・)、せっかくの夏休み、使い切れないまま、終わりそうです。(ノд`)
さて、そんな中読んだのが、安芸まくら先生の作品!
なんと木原作品しか出版してこなかった木原レーベルのホーリーノベルズから、はじめての他の先生の出版です。
アイスノベルズで書かれていた作家さんなので、アイスの関係で版権が蒼竜社に移っているのでしょうか。そのあたり推察でしかないですけど。。。
でも木原レーベルだけあって、編集さんも目が肥えてます。この作品を出版したのも、納得させられますよ。
たった一日の出来ごとがつづられています。しかし、長い一日でした。新書一冊分の一日です。(((;-д- )=3ハァハァ
主人公の櫂(かい)は、交通事故による怪我がもとで、記憶が13分しか持ちません。しかも、記憶喪失によって18歳以降の記憶がありません。
腕時計で時間を計り、13分がくるまえに記憶を整理して覚え直す必要があるのに、それすら、一晩眠ると忘れてしまいます。
主人公視点なので、その不安感は、読者も不安にさせますが、彼に安堵を与えるのが、年下の自称ハウスキーパーツダ、しかし彼の存在がおもしろい。
愛する人に忘れられ、あなた「誰でしたっけ」と言われる悲哀で、せめて来られるかと、期待に胸を膨らませていましたが・・
そういう心の動きも13分です。記憶が途切れた瞬間、またツダへの新たな印象を抱くので、なんだかやさしそうと感じたり、この人しか頼れないと感じたり。
忙しいですよ。それにあわせてツダも、適当にうそを交えながら、櫂の気持ちに寄り添おうとするので、ツダのニュートラル具合に、深刻さが少し薄れて、読者も息継ぎできますので、ご安心ください。
朝一番では、まったく見知らぬ人だったツダが、記憶が続かないけれど、何度も覚えなおしていくことで、だんだん頼れる人と認めていく心の動きが、いいですねえ。。
いつでも新鮮で、飽きられることがないから、一生付き合えるというツダの言葉にも救われますが・・
忘れてしまうことを悲しむのではなく、何度でも出会える喜びがあるというツダも、そこまで到達するには、やはり6年の月日が必要だったんだろうなとおもわせて、なかなか深いものを感じます。
作中、本人の手書き文字が出てきますが、切羽詰った思いがそこに現れていて、いい効果を挙げています。
今までにないBLですし、この夏一番のお勧めかもしれません!
是非ご一読くださいませ!
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