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しゃあないヤクザと毘沙門天/馳崎ル子

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しゃあないヤクザと毘沙門天/馳崎ル子

【発売日】2015/12/07

【あらすじ】

山一組光堂会若頭・東道庵が出所することを知った彫師・朝比奈杏は四年ぶりの再会に心中、穏やかではいられない。 庵が刑に服すと伝えにきたとき、一度だけキスをしたからだ。 魔がさしたのか、突き動かされたのか──。 杏が初めて男を知ったのは、労い彫りという技で刺青を彫られたときだ。 彫師を目指し彫誓仁に弟子入りしたときから爛れた生活を余儀なくされた。 だが、そんな関係もある日を境にあっさりと終わった。愛ではなかった。情かと聞かれたら、そうかもしれない。 だからこそ庵の想いに応えることはできない。 でも庵に見つめられるだけで心はざわつき……

【感想】

稲荷家先生のイラストが目を引きます。主人公の肌色と刺青と背景の牡丹がむちゃ美しいです。

眼福、眼福・・((w´ω`w))

さて、中身は。。。

商業誌初めての作家様ですが、もったいないことこの上ない。

一冊に詰め込むには、エピソードがありすぎで、それぞれのエピソードを描ききれないままストーリーが進んで、もったいないです。

庵と杏との、本筋の恋愛エピソード、彫師の師匠仁と杏の師弟関係のエピソード、弟子をとれと急に居候したアズとのエピソード、組長の姉さんになり、敵に命を狙われエピソード、杏に横恋慕矢野エピソード、庵の愛人葵の逆恨みエピソード・・

ここに列挙しても、それぞれがおいしそうな素材で一本かけそうなエピソードなので、一冊に納めなくても序章的に今回は、庵とくっつくまでを描かれてたらよかったのになぁと残念におもいました。

そして、わたくしが一番気になったのが・・・

作者のこだわりなのか、編集さんが気にしなかったのか・・

漢字一文字の名前の登場人物が多すぎるように思うのですが。

主人公杏(きょう)、組長庵(いおり)、彼のふたつ名匠蓮(たくみれん)、杏の師匠が仁(じん)、庵の父親会長が翼(たすく)、庵の杏に似た愛人が葵(あおい)、庵の側近湊(みなと)、デリバリーダッチワイフの名前が、これまた学(まなぶ)、充(みつる)、猛(たける)・・

これはもう、願掛け?呪詛?ww

だんだん、名前が気になってストーリーが頭にはいってこなくなりました。

西尾維新先生のようなこった名前をつけろといっているんじゃないんですけど、それでも一番メインキャストの名前がひきたつように、サブキャラの名前ってつけるとおもうのですが。。漢字一文字の名前が、こうつづくとどうも違和感に包まれます。

編集さんは、これについて何もいわれなかったのか、それとも作者に強い思い入れがあり、編集さんを説き伏せたのか。。

ドラマCDならいざ知れず、この作品が文字情報である限り、やはり文章として並んだ時の心地よさも、大切にしてもらいたいところだと思った次第です。

こういうヤクザの話をよむと、やはり、藤郎花子先生の名作『禽獣の系譜』が読みたくなってしまいます。黒羽周次のかっこよさ、烈の周次へのまっすぐな恋心。そして鮮烈なラスト。。

昨夜はついつい、夜中に「禽獣の系譜」を開いてしまい、気付くと最後まで一気読みをしていました。

そして、胸を締め付けられるラストに号泣。私の中のヤクザBLの最高峰は、やはり「禽獣の系譜」なんですよね・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

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