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2016年1月

聖夜の理由/クリッシー・マンダー

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聖夜の理由/クリッシー・マンダー

【発売日】2015/12/17

【あらすじ】

クリスマスに実家に帰ろうとしていたアダムを置いて、友人は車で彼女と出かけてしまった。「10年に一度の嵐」の中、途方に暮れるアダムは寮の掲示板でドライブシェアの相手を見つけた。だがやってきたのは目つきが鋭い男で――。

【感想】

モノクローム・ロマンス文庫の短編電子書籍版で、こちらも雑誌掲載されたものです。

初めての作家さまでしたが・・

これが、意外と素敵なお話でした。(*≧m≦*)

こないだ書いたように海外の作品なので、クリスマス休暇に、学生寮がしまってしまって残る学生は、専用のアパート建屋に移らないといけないとか、休暇中に移動するのに、ドライブシェアの掲示板で、ガソリン代にて同乗者を探すとか・・・文化の違いが面白かったですね

そして、主人公アダムはそんなクリスマス休暇に、車をだしてくれるはずの男友達にすっぽかされたかわいそうの大学生。

このまま大学に残ることもできず、かといって車がなければ移動できない。

日本ならタクシーで最寄駅まで行けばとか思いますけど。だだっ広くて、そういうわけにはいかないんでしょうね。

ということで、ドライブシェアリングの掲示板で、最後の最後にかけた擦り切れたメッセージ

の番号の彼マイケルが、雪の中迎えにきて、長いドライブがはじまります。

読者は、これは間違い電話してるけど、雪の中迎えにきてくれるなんて、ドライブシェアの彼マイケルも下心ありじゃないかとニヤニヤしながら、読み進めますけど、主人公は、掲示板に出ていたメッセージは、大学が許可したきちんとした相手だと思い込んでますので。

そのあたりのアダムとマイケルの駆け引きが絶妙で、面白かったですね

ドライブ途中の恋が始まりそうなわくわく感と、読後のすがすがしさが、とてもよくできた短編小説でした。

この作家さんの長編も読んでみたくなる作品でした。

翻訳BLおもしろいですよ。よかったら読んでみてくださいね(*^ω^*)ノ彡

雪の天使 Icecapade/ジョシュ・ラニヨン

Photo 雪の天使 Icecapade/ジョシュ・ラニヨン

【発売日】2015/12/17

【あらすじ】

宝石泥棒のノエルを追い続けるFBI捜査官、カフェ。ふたりは10年前、ベッドを共にした夜があった。その後毎年大晦日にノエルはカフェに電話をかける。けして相手が出る事はない事を知りながら――。

【感想】

ジョシュ・ラニヨン先生は、アメリカのゲイ・ミステリ作家さまです。

複数の受賞歴を持ち、十年以上もジャンルの先端を走り続けていらっしゃるそうで、ゲイ小説ジャンルからスタートし、M/Mジャンルを牽引して流れを作ってきた作家の一人。ミステリからアクションまで幅広く執筆・・そう、アメリカの榎田尤利先生のような方ですww

海外翻訳BLで注目を浴びているモノクローム・ロマンス文庫で雑誌掲載の短編が電子書籍版ででました。

翻訳は安心の冬斗亜紀さん。

モノクローム・ロマンス文庫のシリーズ、ほとんどが冬斗亜紀さんの翻訳で、原書読みなど滅相もない根っからの日本人の私には、強い味方です。

ジョシュ・ラニヨン先生と冬斗亜紀さんで、面白くないはずがない!!

短編とはいえ、きっちりと読ませます。

翻訳ものってちょっと苦手っておっしゃるかたにも、入門編としてこちらはとてもおすすめです。

クリスマスの料理のこと、モミの木をどうやって部屋に入れるとか、飾り付けのことなど、クリスマス情景、孤独に過ごす寂しさなど、海外作品でこその空気感に触れることができます。

そんな背景のなか、元宝石泥棒ノエルとFBI捜査官カフェの再開!

赤いジャケットサル顔の某泥棒のようなコミカルな作品かと思いきや・・

ノエルを追い続けてその出自を調べるにつけノエルの悲しみや、孤独を知ってしまったカフェが、いつの間にか彼に憐憫とも、愛情とも取れる想いを抱いていてしまう顛末

犯罪者と、捜査官という決して交わることはできないとお互い認識してるけど、惹かれあい。。

短編小説なのに、このもどかしさがたっぷりつまっていて読後の満足感といったら。

お試しで手に取るにはちょうどいいお値段だし、是非ジョシュ・ラニヨン先生に触れてみて下さい。はまることを保障します。

[同人誌]エロス/井上ハルヲ

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[同人誌]エロス/堕落天使(井上ハルヲ)

【発売日】2016/1/10

【あらすじ】

「おまえは最高のおもちゃだよ――」

上司との倒錯的なセックスに溺れていく部下。 肛虐趣味のある客に調教され堕ちていく売り専の大学生。 電車の中で男の淫猥な行為を受け入れてしまう若い会社員。

倒錯的な性行為に溺れていく者たちの短編オムニバス。

『秘密』『アノレクタル』『朝の儀式』収録

【部下×上司】【社会人×大学生】【オヤジ受け】

※成人向のため未成年者の方はご購入できませんよ。ゲイ的要素が強い本ですのでご購入の際はご注意ください・・との作家さまより注意喚起!ww

【感想】

井上ハルヲ先生の、1月10日に開催されたコミックシティ大阪104の新刊本で、オリジナルオムニバス作品です。

タイトル通りエロい短編がつまっていました。それぞれみじかいお話ですが、中身は濃いです。濃厚エロスで、おなか一杯になりました。ありがとうございました。

私的には、上司の秘密な部分に翻弄される部下のお話、「秘密」がよかったです。

エロ短編をよむと、その前後のもっとふくらんだストーリーがよみたくなるんですよね、欲張りさんですけどしかたない。(≧m≦)

妄想しちゃうじゃないですか、この後の出張イベントや、部長に思うように翻弄されていることに気づく部下君が今後、どう揺らぐのか。

今後のイニシアチブの行方がどうにも気になる作品でした。長編で読んでみたいです。ww

今年はお忙しいようで、2月には電子書籍にて出版、春にはB-Prince文庫より、デンパ男とオトエ野郎2が刊行される予定です。

同人誌で連載されている「無限荒野」の続きも気になります。

今年も、井上先生に注目して、追いかけていきたいと思います。

公式ブログはこちら→堕落天使

通販ページはこちら→自家通販ページ

しゃあないヤクザと毘沙門天/馳崎ル子

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しゃあないヤクザと毘沙門天/馳崎ル子

【発売日】2015/12/07

【あらすじ】

山一組光堂会若頭・東道庵が出所することを知った彫師・朝比奈杏は四年ぶりの再会に心中、穏やかではいられない。 庵が刑に服すと伝えにきたとき、一度だけキスをしたからだ。 魔がさしたのか、突き動かされたのか──。 杏が初めて男を知ったのは、労い彫りという技で刺青を彫られたときだ。 彫師を目指し彫誓仁に弟子入りしたときから爛れた生活を余儀なくされた。 だが、そんな関係もある日を境にあっさりと終わった。愛ではなかった。情かと聞かれたら、そうかもしれない。 だからこそ庵の想いに応えることはできない。 でも庵に見つめられるだけで心はざわつき……

【感想】

稲荷家先生のイラストが目を引きます。主人公の肌色と刺青と背景の牡丹がむちゃ美しいです。

眼福、眼福・・((w´ω`w))

さて、中身は。。。

商業誌初めての作家様ですが、もったいないことこの上ない。

一冊に詰め込むには、エピソードがありすぎで、それぞれのエピソードを描ききれないままストーリーが進んで、もったいないです。

庵と杏との、本筋の恋愛エピソード、彫師の師匠仁と杏の師弟関係のエピソード、弟子をとれと急に居候したアズとのエピソード、組長の姉さんになり、敵に命を狙われエピソード、杏に横恋慕矢野エピソード、庵の愛人葵の逆恨みエピソード・・

ここに列挙しても、それぞれがおいしそうな素材で一本かけそうなエピソードなので、一冊に納めなくても序章的に今回は、庵とくっつくまでを描かれてたらよかったのになぁと残念におもいました。

そして、わたくしが一番気になったのが・・・

作者のこだわりなのか、編集さんが気にしなかったのか・・

漢字一文字の名前の登場人物が多すぎるように思うのですが。

主人公杏(きょう)、組長庵(いおり)、彼のふたつ名匠蓮(たくみれん)、杏の師匠が仁(じん)、庵の父親会長が翼(たすく)、庵の杏に似た愛人が葵(あおい)、庵の側近湊(みなと)、デリバリーダッチワイフの名前が、これまた学(まなぶ)、充(みつる)、猛(たける)・・

これはもう、願掛け?呪詛?ww

だんだん、名前が気になってストーリーが頭にはいってこなくなりました。

西尾維新先生のようなこった名前をつけろといっているんじゃないんですけど、それでも一番メインキャストの名前がひきたつように、サブキャラの名前ってつけるとおもうのですが。。漢字一文字の名前が、こうつづくとどうも違和感に包まれます。

編集さんは、これについて何もいわれなかったのか、それとも作者に強い思い入れがあり、編集さんを説き伏せたのか。。

ドラマCDならいざ知れず、この作品が文字情報である限り、やはり文章として並んだ時の心地よさも、大切にしてもらいたいところだと思った次第です。

こういうヤクザの話をよむと、やはり、藤郎花子先生の名作『禽獣の系譜』が読みたくなってしまいます。黒羽周次のかっこよさ、烈の周次へのまっすぐな恋心。そして鮮烈なラスト。。

昨夜はついつい、夜中に「禽獣の系譜」を開いてしまい、気付くと最後まで一気読みをしていました。

そして、胸を締め付けられるラストに号泣。私の中のヤクザBLの最高峰は、やはり「禽獣の系譜」なんですよね・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

俺が買われたあの夜に。/ナツ之えだまめ

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俺が買われたあの夜に。/ナツ之えだまめ

【発売日】2015/12/16

【あらすじ】

深井諒太は、十万円で一晩買われたことがある―。二年前、信頼していた社長に裏切られ人生ドン底だった時。仕事で顔見知りだった五十嵐翔平に「どうなってもいい」と零すと、十万円を差し出され深井は流されるまま身体を重ねてしまう。壊れ物のように抱いてくれた五十嵐との衝撃的な体験。それが思い出になりかけた時、二人は偶然再会し…!

【感想】

タイトルもちょっとげすいし、表紙のはだけた感じがエロいし・・ナツ之先生なのに、辛いお話だったらいやだなと思いながら読みましたが、中身はいつもの優しいナツ之先生でした。

初のルチル文庫で、編集担当さんから「ナツ之先生らしい、エロティックな話を」と言われたそうですけど、ナツ之先生らしいぐるぐる回りつづけ、反目しあってるのに、どちらもお互いを想ってます。読んでいてキリキリいたくはならず、読めば読むほどほっこりするお話でした。

現在人の日常って、どうしてもささくれだっていて、些細なことでイラッとさせられたり、こいつ殺してやろうかって思うじゃないですか、いや、思うだけですけど(^-^;

主人公深井諒太も、そうなってもおかしくない境遇なのに、とってもいい人です。

自分を救ってくれた五十嵐に冷たくされるのに、今度は自分が彼をたすける番だと一生懸命五十嵐をサポートします。その思いやりの優しい心根に、五十嵐だけでなく読んでいるこちらまで癒されます。

優しかった五十嵐の想いのカケラだけがあったら、生きていけるという諒太のけなげなこと。

愛されなくても五十嵐が幸せになってくれたらそれでいいからと、鶴の恩返しレベルにけなげです。

欲しい欲しいばかりじゃだめですね!人を愛するってことは、見返りをもとめずただその人の幸せを願い、行動することなんでしょうね。ナツ之先生の人生観があふれている作品でした。

つがいの掟~オメガバース~/佐倉井シオ

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つがいの掟 ~オメガバース~/佐倉井シオ

【発売日】2015/12/18

【あらすじ】

財界を牛耳る一族の跡取りを父に、花街の女を母に持つ邦彦は、一族の広大なお屋敷の片隅でひっそりと生きてきた。 だが、両親が急逝し、それまで写真でしか知らなかった義理の兄、康晴に保護されることに。 ところが、康晴に会った瞬間、邦彦の体には異変が…熱くて太い男のそれで後孔を突かれたい、激しくぐちゃぐちゃにされたい…! 交わった経験などないのに、心を無視して体が男を―康彦を狂おしいほどに求めはじめ…!?

【感想】

オメガバースプロジェクトで、コミックのオメガバースは大注目なのですが、いよいよ小説のオメガバースも商業誌で取り上げられるようになったかと感無量ということで、応援する気分で購入させていただきました。

時代背景は、昭和初期?なので、オメガバース設定ではありますが、オメガという単語は使わず仏教用語で、迷いをあらわす『無明』という言葉がつかわれて、アルファは優劣種と書いてあり、そのあたりも丁寧な説明もいれつつ、時代感を崩さないよう工夫がありました。

オメガである主人公が、お妾さんの子供でひっそりと暮らしていたという背景も、しっくり、すんなり入ってきます。

しかしながら・・・

逆にオメガバースの生態がよく知られていない世界であることが、ストーリーを膨らませるのに、物足りなさを感じました。

作家さんのオメガバース愛は、ひしひし伝わってくるのに、しっくりこなくて。。オメガバースをつかって話を膨らませるのって、条件が多くなり、その分バリエーションの展開が難しいのでしょうか・・

六青みつみ先生で、狼男モフモフオメガバースを読んでみたいというのは、ドリームすぎますかねぇ・・(≧∇≦)

娼館のアリス/妃川螢

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娼館のアリス/妃川螢

【発売日】2015/06/30

【あらすじ】

数年前に父を亡くしたうえ母も植物状態で寝たきりになってしまい、有栖川琉璃は呆然と公園で佇んでいたところを娼館を営む老人に拾われた。大人になったら働いて返すという約束で、入院費と生活費を援助してもらっていたが自分によくしてくれていた老人が亡くなり、孫である檜室敞之が娼館を相続することになる。オーナーが変わることによって最初は戸惑っていた琉璃。しかし、忙しい彼を癒そうと頑張るうち、自分の前でだけ無防備な彼に徐々に惹かれていく。そんな中、そろそろ18歳の誕生日を迎える琉璃は借金を清算するため、身請けをされる決意をするが…。

【感想】

DQNネームかとつっこみたくなる主人公の名前の琉璃(るり)とか、いつの時代のことなんだ娼館設定とか、霊感商法のような“有栖川”とか、眉唾的に怪しいことこの上ない設定と、このあらすじを読んでちょっと引いていたんですけど・・高峰 顕先生の柔らかい表紙と、Amazonの高評価で、期待して読んでみました。

ところで主腐の皆様

最近旦那や家族に優しい言葉かけてますか?優しい言葉をかけられましたか?

どことなく空々しい毎日を抱える、マンネリな日常生活で愛が枯渇してしまった大人の皆様、そういう時こそこの「娼館のアリス」が、夢の世界を約束いたします((w´ω`w))

書けば書くほど、怪しさ満載ですけどwww

天涯孤独な主人公琉璃(るり)は、娼館で生活しますが、娼館のキャストに大切にされています。

高校でも、好成績、生活は保障され、そのままオーナーに身請けされる夢のようなサクセスストーリーです。ww

痛いBLで心がすさんだときの、懐中しるこ的な甘味処としてこれはこれでいいお話でした。

前々からおもってたんですけど、こういう甘い作品を書かれる先生は、パティシエ作家として甘味のさじ加減がとても心地いいですよね。

甘味に飢えたときに、リアル懐中しるこに手を出したら肥えるので、ここは甘い作品で我慢いたしましょうww

淫猥なランプ/中原一也

_ 淫猥なランプ/中原一也

【発売日】2013/6/24

【あらすじ】

占い師に無理やりランプを売りつけられた猪瀬匡。 しかし、ランプを擦ると野生美溢れるエロオヤジ、もといランプの精が出現し…。 平凡なサラリーマンの猪瀬匡は、怪しい占い師から無理やりランプを売りつけられる。 家に帰って半信半疑で擦ってみると、野生美溢れるランプの精・キファーフが出現。 なんと匡が擦ったのは彼の股間だったらしく、千年ぶりに火がついた男に組み敷かれ、 あれよあれよと言う間にお初を美味しくいただかれてしまうのだが…。 セクハラ魔人のランプの精×昼行灯リーマンの千夜一夜ラブ!

【感想】

中原先生のアラブですぅ。こんなにアラビアンを前面に押しだしているのに、全然アラブっぽくないところは、さすが中原先生ww

先生ご自身もおっしゃってました、シリアスな作品が続いたので、お笑い作品にしたいということで、この設定だそうです。

大成功です、野性味あふれるランプの精のオヤジっぷりといったら。

そこに斑目がいるのかと思うぐらい、場末のオヤジでしたww

いえいえ、ほんと、ほめてます(≧m≦)

でも、そのままお笑いだけで終わらないのが中原先生。主人公匡が中東に誘拐されたところから、ストーリーが大展開していきます。

敵の手に渡ったランプは・・猪瀬匡の命は・・

匡が命をかけてキファーフを助けようとした前世の記憶には、泣かされました。

ほんと、笑いあり、涙ありの素敵な作品でした。

さらにお馬鹿な笑い要素を濃くした第二段がこちらです。淫猥なランプ2 破廉恥なランプ

新たな登場人物である、色欲の権化のイシュタルがいい味をだしてくれています。

キファーフの毎回違う、自分の逸物自慢も注目ですし、イシュタルの最終兵器も見ものです。

ほんとこんなに楽しいBL作品ないですね、中原先生爆笑させていただきました。

続編でてほしいなぁ・・( ´艸`)プププ

鬼人の契り/成瀬かの

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鬼人の契り/成瀬かの

【発売日】2015/12/26

【あらすじ】

呪術師の家系に生まれた橙弥(とうや)は、目覚めると妖だらけの異世界にいた。記憶にあるのは橙弥をこの世界に送った親戚の清夏(せな)の「鬼を探せ」という言葉と、握りしめていた懐刀だけ。当てもなく彷徨う橙弥の前に現れたのは、正親(まさちか)という美しい鬼だった。自分を見て驚く彼を不思議に思いつつ、行き場もなく正親の屋敷に居させてほしいと頼む橙弥。寡黙な鬼との不思議な同居が始まるが、不意に見せる正親の熱を帯びた視線や、夢に出てくる誰かに抱かれた記憶が、橙弥を混乱させ…!?

【感想】

白虎の契り」、「黒豹の契り」の東家シリーズ第三段です。時系列から言っても、黒豹の後です主人公の橙弥が、記憶喪失から始まるので、前作を知らなくてもまったくストーリーには問題ないですが。。。ちょっと不思議な異世界、しかも東家という独特の世界観なので、前作と合わせて読まれるとよりこの不思議世界や、主人公と使役との関係も理解できて楽しめると思います。

呪術師である主人公橙弥は、気づくとなぜか大けがをして失明してしまってます。それなのに、その原因になった事件の記憶がまったくありません。

そして、なぜか東家を放逐されることが決まっているのでした。

それを歯がゆく思う清夏(せな)が何かをして、異世界に飛ばされます。

ここまでがなんと4ページ、展開早いっすww

どうして穢れた存在になってしまったか、記憶をうしなった原因は?

そのカギを握っているはずの鬼の正親が、煮え切らない。橙弥を守りきれなかったという後悔から、再び契りを結ぶことに踏み切れず・・┐(´-`)┌

それも主人を想う故ですから、みなさん落ち着いてくださいねww

主人公の前向きなところも、鬼の優しいところも、とても好感のもてる作品でした。

穢れた神が深くお話にかかわってきますが、その原因は自然を破壊し、信心を忘れた人にあるのではという所は、なんだか身につまされますね。

昔は、どんなときも神様が見ているから、神様に恥じない生き方をしましょうなんてことを、大人からいわれたものですが。。。

腐っててすみませんていいたくなりました。。(^_^;)

ヘル オア ハイウォーター1 幽霊狩り /S・E・ジェイクス

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【発売日】2015/12/9

【あらすじ】

FBI、地元の保安官補を経て民間傭兵派遣会社EE社に入ったトム・ブードロウは一月前にある動画を受け取っていた。その中で尋問を受けていた男こそが、トムの新たなパートナー、プロフェットだった。もと海軍特殊部隊でCIAの工作員をしていたプロフェットは、研ぎすまされた武器のような最強のエージェント。だが性格に難あり。そんな彼らに殺人事件の調査が指示された。被害者はプロフェットの幼なじみの弟。情報を探るため地下ファイトに潜入したトムは自らの闇に引きずり込まれる。そしてプロフェットもまた過去の亡霊に掴まっていく―。注目の新シリーズ開始。

【感想】

皆様、お正月はいかがでしたでしょうか。

忌中だったので、こちらはいたって静かな正月でした。でもおせちつくらなかったので、逆に毎食の献立に頭を悩ませてしまいました。。(;^ω^)

そんな中年末から、年始にかけて読んだのがこちら。

翻訳BLです。外国で人気の作品を翻訳されるので、面白くないはずがない!

そして期待通りでした。

空気感が日本の作品とまったく違うんですよね。でもゲイ小説ってわけでなく、ちゃんと愛のあるBL作品です。

英田先生のエスシリーズや、あすか先生の同人誌版唯我独尊シリーズや、井上ハルヲ先生の哂う月の夜シリーズがお好きなら、もうストライクゾーンだとおもいます。

日本のBL作品に出てくるなんちゃってFBIやら、あやしいCIA(^-^;に比べて、やはり生活に近いのでしょうか、FBI、CIAが組織としてリアルです。

背景や、小物が海外ですので、これを読んだだけでアメリカ気分ですww

ただ。。。

主人公二人、しゃべり口調が似ているので、冒頭どちらのセリフなのかこんがらがります。加えて、視点も右往左往していますので、とっちらかった感じがします。

でもそれもストーリーが進むにつれ、二人の関係が近づき謎がちょい明かされると、シリアス度合と、恋愛度が上がって、ヒートアップすること間違いなしです。

シリーズ作品なので、今後の展開が楽しみです。

モノクロームロマンス文庫さま、新書館の公式サイトの更新もとまってまして、なんだか危ういですが・・

応援してまっせ、ぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー

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