「翼の帰る処」妹尾ゆふ子
<あらすじ>
「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく…。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる―。
<コメント>
月末に加えて、県への報告もの、来年度の予算と、なにかと落ち着きません。
なのに、シリーズ既刊四冊を読み終わりました。ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
紀伊国屋のレジ横に『売れてます』のアオリをつけて積み上げられていたので、ついお試しのような気持ちで手にとって、そのまま衝動買いしてしまった「翼の帰る処 上」
病弱な主人公を縛り付ける鎖になにかしら匂うものがありまして。。苦笑
妹尾ゆふ子先生、お初だったのですが、ファンタジーなイラストを描かれるめるへんめいかー先生の妹さんでした。
もともとはるは、ファンタジーすきですから非BLであっても、まったく抵抗なく読み始めることができたのですが・・
期待以上によかったです。
もう、主人公がサイコー!三十路を半ばすぎた、虚弱な事務職です。(爆)
つぼ!つぼ!オヤジだよ~
北の果てに左遷された隠居だけを望む事務屋の公務員。
もちろん虚弱で30歳まで生きられないだろうと医者にもいわれていたので、結婚するつもりもなく、赴任してきた王女にも、まったくときめきを感じないところがいいですね。
枯れた三十路、く~、いいです。
が、本人の望むようにはいかず、どんどん陰謀の渦にまきこまれ、彼の隠された才能は王女のもつ王家の力(竜気)に刺激され、ここぞというときに凄い能力が発揮されるのですが。。
発揮したあとが、虚弱です。(≧m≦)
しばらく頭痛と吐き気で起きあがれない。生死の境をさまよいながら、こんなにしんどいなら死んだ方がましだと、弱音をはく主人公がいいです!
帯にあるとおり、本当に「こんなに気絶するヒーローは見たことない!」ですよ。
「翼の帰る処上下」、「翼の帰る処2上下」と現在4冊が発刊されていて、とりあえず落ち着いたところで終わっていますが・・
大きなストーリー自体は、終わっていません。世界の破滅させる地獄(?)の裂け目問題と、陰謀うずまく皇帝の跡継ぎ問題。
主人公もいいのですが、彼をとりまくサブキャラもいいですよ。
皇帝の妹との不倫になやむ騎士や、王女にほのかな恋心を抱く北国のぼくとつとした青年や、亡国の王子など、女子好きなキャラも要所、要所に散りばめられています。美麗イラストも、ページをめくるのを楽しませてくれます。
書店で品切れ続出らしいですので、見かけられたら、まずは「翼の帰る処上下」をお買い求めください。
はるは、まず上だけ買ったので、下巻を探し書店をあちこちまわりましたよ・・(ーー;)
非BLですが、かすかにBL臭(笑)がしておすすめです。
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