カテゴリー

無料ブログはココログ

« 「きみがいるなら世界の果てでも」榎田尤利 | トップページ | いいなあ・・ »

「デコイ~囮鳥、~迷鳥」英田サキ

Dekoi

「デコイ 囮鳥」 「デコイ 迷鳥」英田サキ

<あらすじ>

「あんたにとって、俺はなんなんだ?」銃を手に意識を取り戻したとき、安見亨はそれまでの記憶をすべて失っていた。俺は誰だ?この銃は・・・? 自分に怯える安見に名前を教え、優しく、けれど得たいの知れない闇を感じさせる男、火野。一方で高仁会元会長の殺人事件をめぐり、ある男たちが呼び出されていた。関東侠和会に属する那岐と加賀谷だ。交錯する過去と現在。そして、因縁。男たちの闘いが始まる!! デコイシリーズ上下巻発売!! 上巻→デコイ囮鳥下巻→デコイ迷鳥

<コメント>

とこさん、読みましたぜ!

英田先生、ハードボイルドを完璧に物にしましたね。

緊迫感と、隠微さ、怨念や執着がほどよく交じり合った「英田イロ」で見事に描かれています。

二組のカップルが、同時進行で絡み合っていく物語ですが、それぞれの抱える物が違っていて、そりゃこれだけのものを書き上げるのは、二冊分の分量が必要だわなと、納得させられる密度があります。

主人公は・・火野と那岐かな、やっぱり。

出だしが、記憶喪失の殺人犯だけど、事件の切っ掛けでしかなくて、その背景には、昔の爆破事件や、人身売買、殺人を請け負う暗殺者と、複雑に過去が絡み合っていて、しかし、単なる謎解きではなく、苦悩する主人公達たちのあがきから、それらがあぶり出され、いつのまにか読者は、大きな終焉にむかって、引きずりこまれてしまっていて、すっかり英田ワールドにはまってしまうのです。

エスのスピンオフといえなくもないけど、まったく別の作品として楽しめました。読者サービスで宗近と、宗近のマンションに来た椎葉が、友情出演しますが、本当にすれ違う程度で、本作品の緊迫感になんら影響を与えません。

孤独のなか深くつながり合っていた火野と那岐が、袂を分かち決別し、今ではそれぞれが大切な人を得たはずなのに、心奥深くに、それぞれの思い出を住まわせている二人の孤独感が、切ないですね。

奈良千春先生の緊迫感のあるイラストも、英田先生の文章をさらにひきたてて、二人の職人芸に、感服するしかないですねえ。。

最後のページに小冊子応募用紙がついてますよ!「デコイ」と「交渉人シリーズ」連動小冊子企画です。

な、なんと、英田先生と、榎田先生の両方の書き下ろし作品をおさめた小冊子ですよ。

応募期間も2008年11月10日~2009年1月9日とまだ先なので、応募し忘れないようにみなさんカレンダーに貼っておきましょうね!

あー読み応えある本を読むのって、本当に楽しいですね。活字スキーには堪らないデコイでした。満足いたしました!(*^ω^*)ノ彡

« 「きみがいるなら世界の果てでも」榎田尤利 | トップページ | いいなあ・・ »

あ 英田サキ(あいださき)」カテゴリの記事

コメント

【内容重い!そこを上手くまとめてさすがです!】

さすがですねぇ~。英田さん。
デッドに続き重いなぁ~過去が重すぎる(ギアスか?・笑)。重いの書かせたらピカイチですね!
火野X安見は、いやぁ~。精神が病的な感じで怖いんだけど好き♪
こんなに愛されたら安見幸せですね~~!
火野の強さもたまらなくいいっっ(>_<)かわいそうな男が好きって。。。壊れてる火野が安見と一緒にいる事によって、
人間っぽくなっていきそうで良かったですvv
足舐め舐めして強制自慰させるなんて(>_<)萌えましたわ~♪
英田さん「エス」でも椎葉に強制自慰させてたよね。好きねぇ~(笑・私もだけど)。

加賀屋X那岐の方はビジュアル的にこのCP好き♪
思いが通じた時「頭の中で俺を犯す時は、こんなもんじゃないんだろ?」って!!!!
「一晩じゃ足りない!」って~~~
英田さん。ぜひ小冊子ではそこんところ書いてください(笑)。ってみんなで感想送りましょう~(爆)。

【杏子さま】
ルルショックから少し立ち直れましたか?
はるは、今週はずっと引きずりそうです。

さて、アップしてすぐに食いついてくださってありがとうございました。
はるとしては、加賀谷のくさいセリフには、笑わせて頂きました。シリアスな中、やはり重すぎる感を自重されたのでしょうか。
でもギアスなみに重い過去に、あのCPちょっと違和感を感じてしまいましたが・・
あまり重いとBLじゃなくなるもんね。
しかし、指ちゅぱ自慰が大好きだと言い切る漢っぷり、さすが杏子さま。
そこが好き!ヽ(*≧ε≦*)φ

はるさん こんにちわ
すっごくお久しぶりです。
毎日「履き忘れ~」は、チェクしてました。

デコイよかったです!
途中で止めれず、1日で2冊読んでしまいました。
英田ワールドどっぷりでした。
長い間寝かせておいた「エス」を1ヵ月ほど前にやっと読んで(今更でお恥ずかしいです)、今5分ほどの通勤時間にチマチマとCDを聞き進めてる私は、ちょっとだけ垣間見れた宗近と椎葉の上手く行ってそうな様子も、と~っても嬉しかったです。

火野と那岐の関係は私にはちょっと痛すぎたけど、今はお互い大切な人ができてるんで、なんとか痛み半減というところです。
でも、この後の火野と安見が少し気がかりです。
小冊子ではこの2人のもう少し甘いところが見たいな。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「デコイ~囮鳥、~迷鳥」英田サキ:

« 「きみがいるなら世界の果てでも」榎田尤利 | トップページ | いいなあ・・ »

フォト
2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31