「真夜中のクロニクル」凪良ゆう
<あらすじ>
太陽の下に出られない病気を持つニーナは、気難しくて偏屈だ。そんなニーナが、夜の公園で7つも年下の陽光と出会う。どんなに邪険にしても無邪気に寄ってくる陽光を煩わしく感じるが、ニーナは次第に心を詳していく。そんな二人がすべてから逃れるため、星降る夜に飛び出した―。温かな恋心でニーナを包み込む陽光と、寄せられる想いに戸惑って踏み出すことができないニーナ。時を経て変化に呑まれながらも、成長していく二人が辿り着いた先とは。
<感想>
はるの好物の「持病ものBL」ということで、ままんにお借りしてしまいました。
人間何かしらハンディキャップをもっていて、コンプレックスをかかえて、そんな暗い自分にいかに折り合いをつけて生きていくかというところに無性にひかれるはるとしましては、「持病ものBL」みのがせません。wwww
ただ・・・光線過敏症で、太陽の下にでられないニーナがひかれるのが、陽光って・・(-_-;)
新名でニーナと読ませる主人公の名前にも、ちょいひきましたが。
デリケートな内容だかこそ、重くなりがちなストーリーを、軽めに表現するためかもしれませんが。。もっと普通でいいとおもうよ。苦笑
でも、年の差カプも、年下わんこ攻めも、わざとらしさはなく、むしろ陽光の年の差への焦りや、成長していく過程で見せる頼もしさも、魅力的でしたよ。。(^-^;
大誠社さんといえば七地寧先生の作品を多く再版されている出版社ですよね。
凪良先生もこの作品は、BL作家人生のターニングポイントになるかもしれないとあとがきにかかれたほど思い入れのある作品で、今後のリリ文庫さんがどっちに向かって行かれるのか楽しみです。
BLではないですが、深く暗いコンプレックスを抱える作品ではまったものがあるので、ご紹介します。
杉本亜未先生の「ファンタジウム」です。手塚治虫文化賞マンガ大賞でノミネートされたことで話題になった作品です。
現在6巻まで出版されていますが、大人買いしちゃいましたよ。
主人公は知的にはまったく問題がないのに文字を読んだり書いたりが難しい難読症という学習障害をかかえています。
字が読めないのは努力がたりないからだとなまけもの扱いされ大人や社会への不信感を抱えている主人公が、ずば抜けたマジックの能力を発揮する話です。
友人にめぐまれ、有名になっていくけど、結局自分の悔しさや努力だけではどうにもできない、最後にはあきらめるということで折り合いをつけていかないといけないものについて、親や親友にも理解してはもらえないという深い孤独をかかえながらも、飄々と生きていきます。
ハンディキャップをかかえながらもがんばる姿は美しい・・耽美で美しいもの好きなはるには、ささるはずですな。wwww



明日は、いよいよ初「マグダラなマリア」参戦です。


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